なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

今週の学生さん 高知大、京都府立医大、久留米大

2008-08-28 12:18:04 | Weblog
今週も3名の学生さんが研修においでになっています。
夏休みもそろそろおしまいですが、最後まで熱心なみなさんです。

高知大の学生さんは沖縄ご出身ですが、日焼け具合からからわかりますよね。
久留米の学生さんは当院の現在の1年次研修医のご兄弟です。兄弟で同じ病院で研修医というのも話題になりますね。
府立医大からは初めての研修者です。偶然にも私と同じ高校の同窓生でした。この業界は狭いですね。ブラッドリー先生の英会話に誘ったら、われわれよりも先に部屋に行っていて、二人で会話が弾んでいました。ESSの部長もやっていたそうです。話せるはずですね。徳洲会からはブルガリアソフィア病院だけでなく、ハワイ大学病院やケンブリッジ大学病院への研修のルートがありますので、英語に強い人はぜひおいでください。

みなさん、隅々まで目を凝らして見ていってください。そしてひとつでもいいところを見つけていただければうれしいですね。

                                  研修委員会 今西康次

ドドンパ

2008-08-21 23:07:54 | Weblog
夏休みに富士急ハイランドに来ています。
高校1年の娘のリクエストで、今年の夏は、ドドンパ、fujiyama、ええじゃなかいかといった絶叫マシン三昧となりました。今日は朝早くから絶叫しまくりです。沖縄にも絶叫マシンがあればいいのですが....

昨日はフォレストアドベンチャーという本格的フィールドアスレチックに行ってきました。日本には4つのコースがあり、fujiが最初で、4つ目はなんと沖縄の恩納村です。ハーネスという器具を使って安全を確保した上で、樹上のアトラクションを回ります。沖縄に帰ったら恩納コースもぜひ回ってみたいですね。涼しくなったら。

もうひとつ驚いたことが。遊園地からホテルへ戻り、駐車場から歩いていると、何と昔サラリーマンをしていたときの同僚にばったり出会いました。彼はこのリゾートの会員になっているそうで、家族と遊びに来ていました。2年前、聖路加にいたときに、彼の家でご馳走になったのが最後です。いやあ、偶然とは恐ろしいものですね。
                 休暇中の小児科I

ピロリ菌の感染経路

2008-08-16 11:29:41 | Weblog
胃潰瘍の原因のひとつであるヘリコバクターピロリ菌の感染経路は、未だにはっきりとは証明されていない。水系感染といって、飲料水を経路として感染するのだろうと言われている。

私が医学生のとき、人間ドックで胃潰瘍を指摘された人にアンケート調査して、井戸水を利用している人を探し、井戸水からピロリ菌を調べまくった。検査はPCR法といって、遺伝子を調べる方法である。

公衆衛生の実習で取り組んだのが始まりで、その後も微生物学教室に通いつめて、井戸水のPCRを行った。約15%からピロリ菌の遺伝子が見つかった。これは当時海外で報告されていた数字と似たようなものだった。

この井戸水を飲んでいる人の胃粘膜を採取して、ピロリ菌の遺伝子を調べ、同一かどうかを判断すれば、水系感染の証明につながる。研究はそこまでターゲットにしていたのだが、卒業して沖縄に来てしまったので、研究半ばで頓挫している。

井戸水のPCRの結果は日本感染症学会の感染症学雑誌に投稿して、きちんと原著論文となっている。学会のHPからも見ることができる。卒業試験や国家試験が目前に迫っていて、まとめるのが精一杯だった。
http://journal.kansensho.or.jp/PastContent?year=2003&vol=77&number=1&mag=0
http://journal.kansensho.or.jp/Disp?style=abst&vol=77&mag=0&number=1&start=18

先日たまたま胃潰瘍に関する記事を見ていたら、私の論文が引用されていた。懐かしくて、とてもうれしかった。
http://www.pariet.jp/alimentary/vol54/no556/sp02-01.html

なにか、臨床研究のネタを探したいなあと思っている今日この頃です。

小児科 今西康次
(ピロリ菌画像は大塚製薬のホームページからの引用です)

今週の学生さん 8月14日 奈良医大、鳥取大

2008-08-14 14:56:28 | Weblog

このところ沖縄地方は雨が多いです。
日中の夕立や、夜中にも降ってくれるので、すこし涼しくてすごしやすいです。
日中の最高気温も本州のほうが高いことが多いですよね。

先週から今週にかけては、奈良医大の6年生と、鳥取大学の5年生が研修に来てくれました。
奈良医大の学生さんは昨年に続いて2回目です。2回以上見学する学生さんが増えていますね。
複数回見学してちゃんと納得して研修先を選ぶ習慣が根付いてきたのでしょうね。とても良いことだと思います。

沖縄はお盆のエイサーで、脱水患者が増えていますのでご注意ください。アルコールは控えて水分をしっかりね。
研修委員会 今西康次

ビーチパーティー

2008-08-13 20:40:19 | Weblog
 はじめました。研修医1stのTAMAです。
先週、研修医1年目主催のビーチパーティーが行われました。

研修医主催のビーチパーリー。
呼んで字のごとく、研修医がビーチーパーリーを主催し、ひごろのお礼を兼ねて、チュートクのみなさんと一緒にビーチを楽しむ会です。
 
肉を焼いたり、なぜか魚を焼いたり、ビール飲んだり、わいわいぎゃーぎゃー騒ぐのです。開催時間は午前11時~深夜まで……
 
久しぶりに直接日差しにあたり、よい気分転換になりました。

個人的には、飲みすぎてつぶれていまい、気づいたら車の中で、2時過ぎごろ起こされました。仕事しなくてすいません。でも、楽しかったのでよしとします。

たくさんのご参加ありがとうございました。
 

世界一

2008-08-12 21:11:55 | Weblog
今まさにオリンピック! 
金メダルは誰ですか?
世界記録はどうですか?

そんな暇はありません!

今まさに救急車到着!
酔っ払いを診るのは誰ですか?
カルテ記録は進みません!

今年の中徳は元気です。
我ら一年が一番元気です!
ナースの前ではカラ元気!

そんな中徳を皆さんいかがでしょう!

僕らは常に世界一を目指しています。
誰にも真似できないそんな世界一を!

こんな中徳は皆さんどうでしょう?

日々精進あるのみ!
今日よりできる明日を夢見て!

中徳で過ごせることに感謝感激!


☆中徳=中部徳洲会

この頃。

2008-08-10 00:17:11 | Weblog
あー久々。Kです。

医者ってのは毎日毎日が発見で一喜一憂で
一寸先は闇で、七難八苦で、喜怒哀楽の激しい。。かな。

トニカク日々患者さんと向き合って色々やって。
でも色々やってみて最近は問診と身体所見が一番かなって思ってきたこの頃です。

もっともっと↑を目指して、実力をつけて、信頼される医者になるために。
この病院にもたくさんの先生が来てくれててセンター長:宮城先生、感染症:喜舎場先生、元舞鶴市民:城所先生などなど。また新しく中部病院GIM:本村先生と中部GIMの会を立ち上げて広げていこうと。カンファは充実してきたな~(最近あまり出席できていないのですが)。

でも患者さんにとってやっぱり一番なのは信頼できる医者なのかどうか。
もちろん実力も、もちろん大切。医者として信頼できるかどうかも大切。
患者さんに一番ベストなこと考えていくのがGIM否、医者ではないかな。
研修医・専門医・指導医・担当医・主治医関係ないよね。みんな医者なんだから。
自分のできる範囲を把握することも大事。セカンドオピニオンを受けさせることも大事。
行き場のなくなった患者さんが自分で最大限の努力ができるならベストを尽くしていかないとね。
頼れない医者には命も預けられないと思うし。
頼る人がいなくなったら患者さんは本当に最悪だと思うし。
患者さん(家族と同様に考えて)にとって一番ベストな状況・治療を示してあげられるようになりたいこの頃です。

さて話は変わるけど。宮古・伊良部も大分充実(僕が研修医の時より)してきたと思います。
また帰ったら皆に言おうと思いますが、
今度は徳之島が大変みたいなので今度は徳之島・屋久島など奄美離島群に応援を送っていこうかと。
徳之島で後輩の仲間先生が一人で内科をしているのを考えると中徳は恵まれているかな。
来月からは関口先生が屋久島に行って。
伊良部は湘南鎌倉の太田凡先生がずっとフォローしてくれているし。
少しでも離島の人達の力になれたらいいさ~ね。


最後に、中徳Dr.を影で支えてくれているコメディカルとその家族に感謝感謝♪


                                   K

今週の学生さん 7月下旬~

2008-08-04 17:10:47 | Weblog
7月下旬~8月にかけて、多くの学生さんが実習においでになっています。
都度ご紹介すればよかったのですが、多忙にかまけて遅くなってしまいました。
漏れがないと思うのですが...

そろそろマッチングに向けての見学も終盤になります。
当院へマッチング参加するとの声も聞こえてきますが、このペースだとちょうどいい?感じです。

厚生労働省は募集定員の削減に躍起になっています。
過去2年間採用のない病院からは臨床研修指定を取り消そうとしています。
幸いにして沖縄県下の病院は、順調に採用数を増やしていますので大丈夫でしょうが、
全国的には、今年の採用数が死活問題の病院も少ないと思います。
日本中の研修病院が生き残りをかけて研修医を集めています。

研修医にとって魅力があり、かつ実力がつく病院を目指して、スタッフ一同努力していかねばなりません。
副研修委員長 今西康次

卒後臨床研修評価機構(JCEP) サーベイヤーの資格を取りました

2008-08-03 10:29:50 | Weblog
週末に卒後臨床研修評価機構(JCEP)のサーベイヤー養成講習会がありました。
医療機関に対する第3者評価機関としては従来より病院機能評価機構がありますが、
臨床研修病院に対する第3者評価機関として発足したのがJCEPです。

日本には1300あまりの研修指定病院がありますが、JCEPの機能評価を受けたのは
まだ40あまりと少ないのが現状です。サーベイヤーは全国にまだ300人です。

今回サーベイヤーの資格を得たことで、他の研修病院が受審する際には
訪問調査者の一人として参加することができます。
他の病院を客観的に評価することで当院の研修内容の向上にもつながれば良いと考えています。

副研修委員長 今西康次