~其の八~
『Review』
今年ももう少しで終わりですね。
今年1年、様々な患者さんに出会ってきたと思います。
どんな患者さんとかかわったのか、思い出せますか?
年末に私は、その年のReviewをしています。
サマリーなどの色々な記録を見直します。
あぁ、こんな患者さん居たな。今、元気かな?
→カルテを開き、元気に通院していることを確認、一安心。
この症例はこんな失敗したな。
→同じ失敗しないように再確認。
医師として、Reviewはとても大切です。
午前の病棟業務を昼食食べながらReviewし、反省・改善。
寝る前に、今日一日をReview。頑張ったと自分を褒める。
当直で創処置。翌日外来フォローしたスタッフDrに直接Reviewしてもらう。
救急車で来た患者さんが、1週間たちどうなっているのか、カルテでReview。
月1回の給料日、給料に見合う仕事ができたか1ヶ月をReview。
こんなふうに、日々・毎週・毎月、患者さんを思い出しながら、反省し、より良い医療が提供できるように、Reviewしましょう。
そうすることが、一つ一つの症例を無駄にせず、力となっていくのです。
私は、PDAとよく使う電子カルテにID-Listを作っています。
いつでもReviewできるように。
IDさえあれば、電子カルテでいつでも情報が引き出せるので、便利になりました。
(私が研修医のころは、フロントの裏のカルテ棚をあさり、Reviewしてました。大量の紙カルテとの戦いで大変でした・・・さらに、スタッフDrの“達筆”が読めない)
さぁ、一年を振り返りましょう。
間違いなく、君たちは良く頑張った!
自信を持ってよいですよ。
Dr.Σ