なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

実習生の一日

2011-06-24 20:17:59 | Weblog

今週は2人の学生さんが来てくださいました。

全くタイプの違う2人ですが、学生さんと研修医がお互い良い刺激をうけあい楽しい実習が送れた事を感謝します。

昨日は夕方から那覇の方で小児科学会があったため、指導医、研修医、学生、薬剤師、事務担当も参加させていただき、懇親会では美味しいご飯を食べながら、病院に帰るまで楽しい雰囲気でした。夜遅くまで本当にお疲れさまでした

さて、本日は学生さんは朝の救急カンファレンスから参加していただき、研修医に付いて忙しい一日を過ごされました

CPAの患者さんも運ばれてきましたが、学生さんもひるむことなくしっかりみていただき中徳の研修医が対応している姿をしっかり見て、肌で感じていただいたことと思います。

また、昼からは教育回診にも参加していただき、夕方は大掃除まで参加して研修医と一緒に頑張って下しました。

12:00~ 静岡徳洲会病院 相澤院長の教育回診。

意識障害(不穏)、発熱患者の鑑別。

今回の症例はLi中毒の患者さまであり、非常にレアな症例でした。

慢性Li中毒(炭酸リチウム)の臨床症状について今回の担当者の泉にレクチャーしてもらい、最後に相澤先生と一緒に患者様にお会いしてきました。

貴重な症例ということで、みなでシェアさせていただきました。

 静岡徳洲会病院ではIpadを配布するそうですよ。いいなあ~。

うちも、まずは無線LANから、導入キボンヌ♡♡  

                                      研修医一年目 U

 

 

 

 

 

 

 

 14:00~ 喜舎場先生 感染 

 17:30~ 全職員による大掃除

                                       

 19:30~ 整形外科 当真先生 「股関節」勉強会

 

 

 今も勉強会が続いています

なかなかハードな一日だったと思いますが、勉強になった一日でもあったと思います。

伊波院長は3日に1回当直など日頃から厳しい研修を送っていただいており、「忙しい中だからこそ患者さんに優しくなれるんです」といわれております。

実際2年目研修医は忙しい中でも頼りがいがとてもあり、一年で人間的にもかなり成長されています。

日々頑張っている研修医を見るとスタッフはじめ、看護師やコメディカルも刺激され頑張ってきます

外来件数も日々右肩上がりです。新病院建設も現実的なものとなってきました。

学生のみなさん、卒業生のみなさんお時間あるときに是非一度見に来てください!

また、8月20日には恒例の研修医主催のビーチパーティーも開催されます是非多くの参加、見学お待ちしております。

 

 

 

                                                                        臨床研修事務 木村

 

 

 

 


OBOGレクチャー by Akira Naomi

2011-06-22 19:20:24 | Weblog
先月の上門先生のレクチャーに続いて、OBOGシリーズ第2弾!
今回は、県立中部病院産婦人科で後期研修中の直海玲先生の登場です。
中徳から紹介した「産婦人科救急患者のその後」を中心に産婦人科救急の話をしてくれました。
自分たちが見た症例の話だったので、総合診療部の先生たちや研修医たちは興味津々だったそうです。
僕も聞きたかったのですが、小児科夕診が混んでいて間に合いませんでした。残念。
出席した先生方、コメントよろしくね。

これからも、中徳で育ったOBOGのレクチャーを定期的に開催していきます。
國永先生や轟先生はじめ県外にいる卒業生にもお願いしますので、よろしく。
                   研修委員長 今西康次

ビーパの季節です♪♪

2011-06-22 19:20:24 | Weblog
お疲れ様です、先輩の皆さん、はじめまして!
中徳第8期生、沖縄出身、広大出身の“ピカピカの一年生”a.k.a友利隆一郎です。
諸先輩の皆々様方、今年もいよいよ、やって参りました、夏です、summerです、ビーパです!!

というわけで、今年も毎年恒例(?!)、伝統(?!)の一年次研修医主催のビーチパーティーを、開催させていただきたいと思います!!
日時は、今年は変更があります、申し訳ありません!
日時:8月第3週の土曜日、8/20の15:00~sunrize
場所:いつものあのビーチ(毎年恒例、トグチビーチ at 読谷です)

以上のようになっております。今年も例年以上に盛大で実り多き会になるといいなあと、一年次研修医一同、心から楽しみにしております!先輩の皆様、ご多忙の折とは存じますが、ぜひとも多数のご参加、お待ちしております♪♪
アツいお話、たくさん聞かせてください♪うまい酒、ぜひご一緒しましょう!

以上、『ビーパ開催のお誘い投稿』、from中徳8期生一同、でした!!
多数のご参加、心よりお待ちしております♪♪



昨年のビーチパーティーより

Good bye!

2011-06-20 02:47:33 | Weblog
とうとうこの日がやってきました。明日に、NYに旅立ちます。


思い起こせば、高校時代に南米に留学した時から、やっぱり国際人として世界で働きたいというのが、夢でした。
大学時代も何回かUSMLE(米国医師国家試験)を試してきましたが(本を買って、1ページで挫折)、この中部徳洲会に私の理想となる3人の先生(堀川先生、宮城先生、喜舎場先生)にお会いした時から、本気で米国留学をしたいと考えるようになりました。

みなさんも思っているように、中部徳洲会のような忙しい病院で、そんな勉強なんて無理でしょ?という人がいるでしょう。
ちょっと緩めの病院で、時間を作ったほうが、いいんじゃない?と。

私の持論は、周りが頑張っているからこそ、自分も一緒になって頑張れたし、みんなのバックアップしてくれる体制があったからここまで出来たんだと思います。(私が、学生時代に失敗した原因はここにあるんじゃないかと思っています。時間がありすぎて集中できなかったこと。周囲に一緒に頑張ろうという環境がなかったこと。具体的な目標がなかったこと。これは致命的だと思います。)

実は、3年目にすごく悩んでいる時期がありました。入院・外来の患者さんだけで目いっぱいで、その他の事が何にもできない状態になっていました。他の病院に行くか、アルバイトなどをした方が、いいんじゃないかと思いました。今思えば、うつ状態というものだと思いますが、後輩からの一緒に頑張りましょうの応援のお手紙、院長を含めてのみんなからのサポートがあったおかげで、仕事を続けながら、試験も無事合格しました。(生きた臨床的知識もすごく試験に役立ちました。)

というわけで、学生さんに向けての勧誘ブログですが、中部徳洲会は良いところだということを旅立つ日に書きたかったんです。
最後になりましたが、今後私と同じように、米国臨床留学を希望する方がいるなら、応援したいと思いますので、もし良ければ、下記にメールをいただければ幸いです。

okumurayoshito@hotmail.co.jp

沖縄梅雨明け。

2011-06-10 23:24:18 | Weblog
久しぶりに登場。國永です。
ついにO先生も沖縄から出向ですね。

どんなに他でがんばっても、医者を始めて5年間がんばった地なので
その思いを越えることはなかなか難しいのかと、ここ最近も思いました。
自分が沖縄を発つ時の那覇空港は、生涯忘れることはないだろうと思います。
飛行機に乗ってからは、とにかく高ぶる気持ちを抑えるのに必死だったのを覚えています。

さて皆さんいかがお過ごしでしょうか。
1年は日々ついていくことに必死で、忙しいとは聞いていたが、こんなにも忙しいとは思わなかったんじゃないんでしょうか?(笑)
2年は、1年より暇になると思いきや、当直の回数はさらに増え、責任も負わされ、さらに忙しさを感じているやつと、外病院でぬくぬくやってるやつと両方かな。

僕はプライマリケア連合学会の認定医を提出しようかと思い準備中です。
中徳で経験した患者さんのサマリーを見直して、思い出しては涙している毎日です。
亡くなった患者さんは、ほぼ頭に残っています。
外来で継続してみた患者さんも元気にしてるのかなぁなんて考えたりしています。

総診の皆は元気かな?
徳洲会にいるときに、いつも気をつけていたことは、周りにも気をかけることです。
確かに徳の理念は大好きだし、救急搬送を拒否するなんて病院なんかじゃないと思い続けてきました。
しかし、徳にいて、徳だけを学ぶのではなく、他の病院も眺めて、他の病院のいいところを
どんどん盗んでいくことで、中徳は徳洲会の中でも、どんどん上を目指していけると思います。
僕らに下を向いている時間はありません。
常に上をみて上へ進むことです。
よく中徳での仕事帰りの3時頃に、空の星を眺めたのを思い出しました☆
駐車場でorangerangeが聞こえた時、何かわからなかったけど、
翌日紅白のために空港通りで歌っていたことを後から聞きました。
1週間毎日1時間睡眠でがんばった時もありました。
帯状疱疹ができたこともありました。
当直明けに声が出なくなり、扁桃周囲膿瘍で18Gを喉に刺された時もありました。
比嘉先生を越えようと思って、月曜から土曜日まで毎日外来をした時もありました。
世界は広いと感じます。上には上がいると思います。
上を目指そうや。そのために中徳入ったんやし。

どうもありがとうございました。

2011-06-02 23:06:02 | Weblog
5月いっぱいで、沖縄を去り、京都に戻ってきました。
最後の日は、ビザや引っ越しで本当にぐったりしてしまって、さびしいと思ったりする余裕もなかったのですが、いざ京都に戻って、犬と一緒に散歩していると、いろんな感情がこみあげてきました。また面白いことに、実家には、なぜか御菓子御殿のちんすこうがあり、帰ってすぐに懐かしい味だなとおもって食べてしまいました。

卒後7年が経ってしまい、自分たちの頃と比べるのは、どうかと思うのですがやっぱり初期研修医のレベルは上がっているとしか言いようがないですね。前から中徳の研修医は、正規分布で言う±2SDを超えた人しか来ないと思っていましたが、最近は上の2SDが増えていますね。私は、もちろん下の2SDでしたから(大学の授業・実習をほぼ受けなかった。)、最初の一年間は、本当に着いて行くだけで精一杯でした。今思うとよく頑張ったなと自分で自分をほめてあげたいです。

去年から2年目研修医のための勉強会を行ってきましたが、合計29回しました。なかなか大変でしたが、やりがいのある会でもありました。僕が勉強会で大切にしてきたことは、3点あります。
#1.用意に十分時間をかける。(1時間話すためには、最低10時間の用意が必要であるということ。)
#2.聴衆の立場を考えること。(僕のスタンスは、80%は知っている内容を話し、20%程度の新しいことを伝えることです。これが一番理に適っているのではと思います。難しすぎれば眠たくなるし、簡単すぎれば飽きてくる。あとテーマは、身近にあるものがいいと思います。)
#3.出来る限り短く・コンパクトにすること。(だらだらするとお互いにとって良くない。)

中徳の屋根瓦式研修文化は本当に良いと思います。
先輩から学び、それを+αにて後輩に伝える。また後輩が出来るようになって、先輩の仕事を引き継いでくれるからこそ、先輩が次のステップにいくことができる。またステップアップすればするほど、また後輩に伝え、みんなでもっと上の高みに進んでいけるということ。
だからスーパーローテーション方式が始まったこの8年間で改善してきているんだと思います。

本当にありがとう。