なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

徳洲会グループ 1年次中間研修 

2011-11-21 16:30:47 | Weblog
お疲れ様です。
先週の土曜日、日曜日に1年次の中間研修が東京で行われました。
着いた時は大雨で移動が大変でしたが、翌日は晴れました 
 沖縄からは中部徳洲会病院と南部徳洲会病院が参加致しました
徳洲会グループは毎年100名以上の初期研修医の方々が入職して、グループワーク等もあり交流もあるので病院は違えど「同期」として話ができるのでとてもいい機会だと思います
 でも、こういった集まりがあると沖縄は必ず飛行機に乗らなければいけなく、旅行気分でもありますが院長やスタッフ、職員の皆様が病院に残って、患者さんの為に外に出ている分ご迷惑おかけしている事を考えると気分転換していただきたいのが半分、何かを得ていただきたい気持ちが半分です。参加された中徳研修医の皆様も寝ることも少なく講義を受けたり、ディスカッションをしていました。

内容においては、徳洲会グループ以外の先生などお招きして「医師としての基礎作りの視点から」や「プロフェッショナリズムを涵養する意義深い事象の分析」や海外からの講師をお招きしたりともりだくさんでした。

翌日も朝のラジオ体操に始まり「虐待について」やCVライン挿入のハンズオンセミナーがあり最後は当院講師の具志堅放射線科部長、今西副研修委員長による「読影コンテスト&CTカンファレンス」を病院関係なく10グループに分け、グループ対抗戦で順位をつけて行い盛況のうちに終わりました。
 


その後は、毎年恒例の徳田虎雄理事長のいる湘南鎌倉病院に行き面談、自己紹介、写真撮影をしていただきとても充実した2日間でした

でも、飛行機が最終便で那覇空港に到着したのが11:30ぐらいでした
その後、ジャンボタクシーに乗り忘年会や来年の話をして病院についたのは… 研修医の皆様本当にお疲れさまでした

第39回救急医学会総会・学術集会に参加してきました。

2011-11-11 17:30:37 | Weblog
お疲れさまです一年次研修医Oです。
先日救急医学会総会に参加してきました。
なんと中徳研修医は、年に1回好きな学会に病院負担で行かせてもらえるのです
もし自分で発表もするならば、別に2回まで病院負担してくれるとか。つまり、最大で1年に3回は学会に行くことができるということを、なんと9月になって知りました。
こんなありがたい情報を知らなかった自分にあきれながら、知ってしまった以上動かずにはいられません。
早速今年の権利を使おうと調べてみたところ、ありました!救急医学会が!
 
 中徳研修の一番の醍醐味はなんといっても救急です。5月から救急外来のFirst touchを任せられてきた1年次研修医としては、救急学会の響きに興味がそそられないわけがありません。そんなわけで、これ幸いと救急医学会に参加してきました。
 さてその感想ですが、救急医学という「どんな疾患でも来い」という学問分野だけあって、ありとあらゆる分野の発表があって、とても刺激的でした。いろいろな病院の救急部でバリバリやってきた先生方の発表を聞きながら、「なるほどこの疾患を疑ったならここまできちんと調べておいた方がいいのだな」とか「その後はこんなフォローをしてあげる必要があるのだな」など、たくさんのインスピレーションをもらえました。
 その一方で、経験できる症例数では他院にもまったくひけをとらない中徳で働いているので、リサーチマインドさえ持っていれば、研修医であろうとこのような学会で発表できるような症例にあたるだろうし、その気になれば統計学的研究もできるのだろうなーと痛感しました。あとは本気になってやるかどうかだけですね。ぜひ頑張りたいところです。
 それから、今回は東日本大震災関連のシンポジウムや発表が多数ありました。現地ではDMATやJMAT、日赤の救護斑が活躍し、実際にそうした部隊を編成、指揮した救急医や現場に赴いた医師からの報告が多数あり、戦後最大ともいうべき国難に直面して、多数の医師が被災地に飛び込み活躍した様子が伝わってきました。
 実は徳洲会もTMATという形で数百人に及ぶスタッフや救急車、物資を派遣し、大活躍しています。中徳からもたくさんの先輩ドクターが応援に飛び込んでいいきました。しかし、残念なことに今回は徳洲会からの発表がありませんでした。そんな暇があったら、自分の病院で患者さんを診たいというのが、超現場主義の徳洲会ドクターの本音だと思います。それはある意味正しいことだし、患者さんのために最善を尽くす医師の姿勢として全く正しいと思います。
 しかし、こうした機会に自分たちをアピールしておかなければ、きちんと社会からも評価もしてもらえず、得られるであろう協力も得られにくくなるわけで、もったいないなーと思いました。もし自分が将来TMATの一員として派遣される機会があれば、ぜひこうした学会でも自分たちの活動を報告できたらないいなー、などとも思いながら沖縄に帰ってきました。

 



研修プログラム検討会議

2011-11-06 00:36:05 | Weblog

徳洲会の研修はどうあるべきか?
より魅力的なプログラムにするにはどうすればよいのか?


屋根瓦方式、スーパーローテーションが一般化して、
徳洲会の研修の特徴が薄れつつあるのが現状です。


検討会議は主に卒後10年程度のバリバリの若手に集まっていただき、
徳洲会の研修をより魅力的なものに変えていこうという趣旨で招集されました。
今回はその第2回目の会議で、湘南鎌倉病院で行われました。
議長はグループ研修委員会副研修委員長の八戸先生(札幌東)。


私もグループ副研修委員長として、小児科部会のメンバーとして参加しました。
会議の後で理事長訪問。その時の写真です。


1年次 消防実習(一週間)

2011-11-04 16:58:11 | Weblog

お疲れさまです。一年目研修医Nです。

 

 先週、救急車同乗実習として沖縄消防署に実習してきました。

主たる実習内容としては救急車同乗、ならびに日々の訓練の見学や体験をさせていただきました。

 

 救急指令が入るとすぐに用意をして出動し現場へ直行。到着と同時に患者さんの評価、情報収集を迅速に行います。現場に行くことでその患者さんの背景を知ることができました。

搬送先の病院としては、わが中徳をはじめ、県立中部、中頭、中部協同、浦添総合に患者さんを運んだのですが、それぞれの救急初療室の雰囲気を知ることができました。

また救急だけでなく、消防の訓練を見学したり、はしご車に乗せていただいたりと、なかなか出来ない経験をさせていただきました。

何よりも救急隊員の皆さんと顔の見える関係になれたことが大きいと思います。24時間勤務はなんだか合宿のような雰囲気で、皆さん温かく迎え入れてくださいました。

このような機会を作ってくださった皆様に感謝します。ありがとうございました。

 

沖縄は全国でも救急隊からの第一報を断らない率が全国でもトップで、中部徳洲会病院、南部徳洲会病院は県内でもトップで、断らずすべての患者さんの受け入れを行っております。

 先日厚労省からいただきました  「平成23年度救急医療功労者厚生労働大臣表彰」もこういった実習をやらせていただいているからでもあります。

消防署はじめ関係者の皆様、ありがとうございました。