これも知人に薦められた本である。前のエネルギーの本よりこちらの方が迫力がある。一つはジュニア向けと言う制限がないからであろう。更に想像だが、分野がより狭く著者の研究テーマにより近いのではないかと思われる。
燃料電池は良く知られているように電気分解の逆過程である。水素と酸素とをゆっくり反応させて電気を取り出す装置である。
どうしてそれが可能になりつつあるか、どのようなブレイクスルーがあったのか、などなどが迫力充分に記述されている。水素をどこからどう取り出すか、どのような方法があるか、水素スタンドをどうするか、などなども充分記述されている。そして、それらがそう簡単でないことも説明されていて、その間自動車で言えばハイブリッドカーが充分有効であることも説得力を持って書かれている。こうした中で日本の自動車会社が優れた独創力を発揮して活躍していることも適切に評価されている。
読んで楽しい本である。
燃料電池は良く知られているように電気分解の逆過程である。水素と酸素とをゆっくり反応させて電気を取り出す装置である。
どうしてそれが可能になりつつあるか、どのようなブレイクスルーがあったのか、などなどが迫力充分に記述されている。水素をどこからどう取り出すか、どのような方法があるか、水素スタンドをどうするか、などなども充分記述されている。そして、それらがそう簡単でないことも説明されていて、その間自動車で言えばハイブリッドカーが充分有効であることも説得力を持って書かれている。こうした中で日本の自動車会社が優れた独創力を発揮して活躍していることも適切に評価されている。
読んで楽しい本である。