■御池Pの雪壁の手前から登ります。右の奥から入っても同じところに出ます。
ここで、とてもいやなことがありました。さぁ登りということで板を履こうとしたら、
カミさんと私のビンディングのリューシュ(流れ止め)が一本づつ無いのです。
ワイヤー製で簡単には切れませんし、外そうと思わなければ取れるものでもないです。
板を履く時には必ずセットしますので、前日の行動中になくなっていればその時に気づきます。
長いことテレマークスキーをしていますが、リューシュが無くなったことはありません。
ましてや、カミさんと同時に一本づつなくなるなんてことは....
結論から言うと、考えたくなかったですが、御池ロッジの乾燥室で盗まれたのです。
カミさんが前日、乾燥室で板をさわっている人がいたって言ったのを思い出しました。
今回のツアーに使用した道具は、板もビンディングも一般的にはあまり使われていない
ものなので、テレマーカーで興味があれば触ってもおかしくないぐらいに考えていたのです。
早速、宿にもどって探しましたがもういませんでした。
もちろんその人が盗んだとは断定できないですが、テレマークをする人じゃないと、
ほとんど意味が無いので、一般の人がというのはあまり考えられない。
しかも丁寧に一本づつ取ってありますので。
■一応前日の御池ロッジ手前の写真。リューシュは左右とも付いている。
このあと数百メートル歩いて御池ロッジですので、その間になくすことは考えられない。
しかし、リューシュを盗む人がいるとは思いませんでした。
道具の欠落は、ツアーを中止にするかもしれない非常事態なのです。
なのに盗むなんて!ゲレンデならさもありなんと思いますが。
自転車旅の間に、ポンプを盗まれたみたいなものです。
予備はお互い一本づつ持っていましたので、この後のツアーを続けられますが、
まったくいやな出来事でした。
宿に戻ったり、ザックの底にしまってある予備パーツを出したためのリ・パッキングなどで、
小一時間ほど出発が遅れました。
■気を取り直して広沢田代 5/4 08:41
■熊沢田代へは直登せずに左から巻いていきました 5/4 09:11
■右手が熊沢田代 ここまでくると燧ケ岳が見えてきます 5/4 09:39
■山頂方面のズーム
雪がつながっているので、右手から右手から少しづつ高度を上げていくルートが楽です
■俎グラ北面、山頂直下 5/4 10:59
山頂を左から巻いて、南面に回り込んで、そこにスキーをデポして山頂へ。
■俎グラ山頂 5/4 11:27 心配だった天気ももってくれて一安心
御池ロッジで作ってもらったおにぎり弁当はおいしかったです。
■俎グラ南面、山頂からの滑降するカミさん 5/4 12:23
■俎グラ南面、山頂からの滑降 5/4 12:27
高度感があり緊張します
■俎グラ滑降後、ミノブチ岳に移動し荷物を置いて何本か滑りました 5/4 12:44
■同じミノブチ岳 後は尾瀬沼。
■山頂部を満喫して、帰途につきます。 5/4 13:19
■長英新道上部の滑りやすいダケカンバ疎林 5/4 13:22
■オオシラビソの森 5/4 13:52
傾斜がゆるくなり、歩きを交えながら高度を下げていきます。
■残雪期だけの楽しみ。登山道を外れて行きたいところにいけます 5/4 14:22
このあたりは鬱蒼としたオオシラビソの森で、歩いているだけでも気持ちがいい。
■平野家の墓所 5/4 14:51
手を合わせてから通り過ぎます。
■墓所に行くための大江川に架かる橋 5/4 14:56
■見えてきた長蔵小屋 5/4 15:03
午後は雨が降るかもしれないと思っていたので、本当に良かった。
■長蔵小屋着 5/4 15:10
■宿泊客が少なめだったので、広い部屋を個室で使えました。
出窓に物が干せるので便利です。
■長蔵小屋の談話室
込んでいるときが多いですが、今日は静かでした。
■長蔵小屋の中央階段
この後は、お風呂で汗を流し、連泊扱いの違うメニューの夕食を食べて 寝るだけです。