忘れもしないミニベロの鬼門があります。
段差を埋めるために置かれる樹脂製のスロープです。
以前、ミニベロを組み上げて、さぁ初乗りってことで近所をぐるっとした時のことです。
車道から歩道に上がろうとしている時、写真と同じブランドのスロープがあったので、
何も考えずに、普通に(700Cと同じように)ハンドルを切りました。
スロープにタイヤが乗ろうとしたその瞬間、「ズリッ」って音がしたなと思ったら、
歩道に転がっていました。最初は何が起こったか分かりませんでしたが、
自転車は車道(スロープの上)に横倒しでした。
タイヤがスロープの淵を越えられなかったのです。
小さいタイヤは段差が苦手(700Cや26インチに比べて)という事を、頭ではなく、
体で実感した最初の出来事でした。滑るかもという予想を全くしていなかったので、
これには本当にビックリしました。
それからは、段差にとても神経を使うようになりました。
今では随分慣れて、451のタイヤが越えられる段差が感覚で分かるようになってきましたが、
それでも、この手のスロープに、斜めに進入することだけはいまでも出来ません。
■その時のキズ
新品のハニーも眩しいピッカピカのチームプロでしたのに
しかし、乗るたびに目に入るこの傷は、安全運転の戒めであります。