雨の日にはJAZZを聴きながら

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金曜深夜のジャズ日記

2008年02月22日 22時15分45秒 | JAZZ
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やっと妻と子供が眠りについたので、これから寝るまでの数時間、思う存分ジャズを聴くぞ~。明日は仕事が休みだし。


BeatleJazz  『 A Bite of The Apple 』 2000 Zebra Acoustic
今日の朝、通勤の車の中で “ Mingus Big Band ” を聴いていたら、無性にデイヴィッド・キコスキーが聴きたくなり、まずははじめにビートルジャズを取り出してきました。ビートルズ解散30周年,ジョン・レノン没後20周年の年である2000年に結成されたデイヴィッド・キコスキーのトリオ作品。このシリーズは現在までに4作品リリースされていますが、本作はその第一弾。世に星の数あるビートルズ・カヴァー作品の中でもかなり優秀な作品ではないでしょうか。ジョン・レノンの≪ Love ≫に感涙。


Alex Sipiagin  『 Prints 』 2007 Criss Cross
キコスキーつながりでもう一枚。アレックス・シピアジンのクリスクロス通算6枚目の作品。キコスキーのローズ,かっこ良過ぎ。ジャズの現在進行形、いや、未来形がここにある!昨年は聴きまくった作品ですが、久しぶりに聴いてやっぱり凄いと実感。面子も最強。


David Kikoski Quintet  『 The 5 』 2002 DIW
キコスキーのCriss Cross盤もイイけど、やっぱり一番好きなのはこのDIW盤。同時録音のトリオ作品『 Comfortable Strange 』よりも好き。単純に管好きなだけですが。キコスイーの周りにはいつも素晴らしいミュージシャンが集まるようで,本作にもシマス・ブレイク,アレックス・シビアジンが参加しています。5拍子のM-2≪Song in Five≫がお気に入りで、それだけ聴いて次へ。


Daniela Schachter  『 I Colori Del Mare 』  2006 Splasc(h)
しり取りゲームみたくなってしまったけど、アレックス・シビアジン絡みでもう一枚。イタリアはシシリーで育ち、現在は米国で活躍中のダニエラ・シュヒターの作品。アレックス・シビアジンって日本では未だにアンダーレイテッドな存在ですが、相当巧い吹き手です。コンテンポラリーでミステリアスな音も出せれば、ブリブリの豪快な高速ブローもカッコいいし、個人的にはここ2~3年の間,かなりハマってます。ダニエラ・シュヒターは頭でっかちで作為的な匂いのする作曲をするのが気になりますが、彼女も凄腕ですよ。ジミー・グリーンも好調。


Jacques Pelzer  Open Sky Unit  『 Never Let Me Go 』1990 Igloo
今日帰宅したら、Vento Azul Records さんに注文してあったジャック・ペルツァーの 『 Never Let Me Go 』、ジョー・キーネマンの『 Integration 』、それとギド・マヌサルディの『 Introduction 』が届いていました。早速、ジャック・ペルツァーから聴いてみることにしましょう。本作は例の『 幻のCD廃盤~』に掲載されていた作品。ベルギー・ジャズ界の重鎮にして、エリック・レニーニの恩師であるペルツァーの幻の逸品です。ペルツァーのCDは、75年の『 Song For Rene 』しか所有しておらず、これが大した出来ではなかったので、彼に対してあまり好印象は持ってなかったのですが、この『 Never Let Me Go 』は遙かにイイ感じです。ペルツァーって涼しげな音質で何となくリー・コニッツ似かな。


Horace Silver  『 Paris Blues 』 2002 Pablo
2月4日に,ホレス・シルバーの58年ニューポート・ジャズ・フェスティバルでの未発表音源ライブ盤『 Live at Newport 58 』が発売になりました。とっても欲しいのですが、仕事が忙しくまだ買いに行ってません。明日にはやっと手に入れられそうです。その前に、62年のパリでもライブ盤『 Paris Blues 』でも聴いて気分を盛り上げておこうかな。62年というとブルー・ミッチェル=ジュニア・クックの黄金期真っただ中。この時期のホレスの作品は、同時期のJMの作品と比べても遜色ない出来の良い作品が目白押しです。第二のJMと言っても過言でないでしょう。62年正月に初来日し、いたく日本を気に入ったホレスは、同年7月に『 The Tokyo Blues 』(BN 4110)を録音。その足で10月にパリに乗り込んだので、≪ The Tokyo Blues ≫や≪ Sayonara Blues ≫なども演奏されています。ライブ盤だとホレスの跳ね方も尋常ではありません。


Nicki Parrott  『 Moon River 』 2007 Venus
女性のベーシストだと思って買ったら完全なヴォーカル作品でした。ベースは弾いてはいるのですが、ほとんどソロもなく平凡な演奏です。声質は誰にでも好かれそうな無難な印象を受けます。選曲も万人受けしそうでしす、とりあえずヴォーカルでも聴こうかな、って思ったときに手が伸びそうです。≪ Takin' A Chance On Come Love ≫が好き。


Marcin Wasilewski Trio  『 January 』 2008 ECM
Simple Acoustic Trio のポーランド人ピアニスト,マルチン・ボシレフスキのECM最新盤。日常の憂鬱な出来事をすべて中和し、洗い流してくれそうな,澄み切った音の世界です。普段はあまりECMを聴かない僕でも買うくらいですから、かなり売れているんでしょうね。このところ眠りにつくときに毎日聴いています。では,おやすみなさい。