Bweebida Bobbida

音楽、映画、書籍などの感想雑文集

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引越しのお知らせ

2010年10月16日 | 私事
長い間このブログの更新を放置してきましたが、ブログそのものを放置していた訳ではありません。実は既にFC2に本ブログのデータを移行して、そこでひっそりとブログ書きを続けています。当初は使い勝手のチェックがてら試験的に書くつもりでしたが、意外と居心地が良くてすっかり同社ブログを更新するのが当たり前になってしまいました。ということで本気で引越しすることにしました。

内容的には今までと大差ないですが、もしご興味がおありでしたら今後は下記をご高覧いただけましたら幸いです。

http://bobbida.blog101.fc2.com/

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『大誘拐 RAINBOW KIDS』

2010年08月03日 | 映画
1991年日本映画
監督・脚本:岡本喜八
原作:天藤真
撮影:岸本正広
音楽:佐藤勝
出演:北林谷栄、緒形拳、風間トオル、内田勝康、西川弘志
《今年4月に亡くなった北林谷栄が日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した作品。大金持ちの老婦人の奇想天外な誘拐劇を描いた痛快犯罪コメディー。3人の若者が紀州一の大富豪である82歳の柳川とし子を誘拐する。ところが自らの身代金を100億円にするよう指示したとし子は、誘拐犯のリーダーとなって事件を操り始める。彼女を恩人と慕う井狩警部はそうとは知らず捜査を開始するが・・・。》

B級ハリウッド映画にありそうな映画。良くも悪くもコメディ。分かり易いキャラ設定の登場人物によるスリルらしいスリルもなく、ご都合主義的に繰り広げられる誘拐劇。

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『マイレージ、マイライフ』

2010年08月02日 | 映画
2009年アメリカ映画
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:ジョージ・クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック
《「バック・パックに入らない人生の荷物は背負わない」がモットーの、人を“きる”敏腕リストラ宣告人ライアン。彼の生きがいはマイレージで1000万マイル貯めること。が、予期せぬ出会いで人との“つながり”の大切さに気づき・・・・・・現代人の心に沁みる人間ドラマ。》

出張過多生活のエピソード、リストラ宣告人のエピソード、ロマンスのエピソード、そのいずれもが中途半端に描かれるのが気持ち悪いドラマ。期待ハズレ。結局のところ、本作は職人として生きてきた男が技術革新で職を失うリスクが生じたため、自身の信条が揺らぐという古風な話(で、そのリスクが消えて元の鞘に収まる)。美人が出ないというのも印象が悪い要因。ジョージ・クルーニーとヴェラ・ファーミガのやり取りは素晴らしい。

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男声合唱団 クール・ゼフィール 第5回演奏会 @JTアートホールアフィニス

2010年08月01日 | ライブ
当日になってから行く気になって出掛けたコンサート。炎天下の日曜日の虎の門を歩く。クール・ゼフィール(Choeur Zephyr)とは、1993年に創設され、ルネサンス以前のポリフォニー音楽と20世紀以降の現代作品をレパートリーとする男声合唱団。指揮者は西川竜太。この日のプログラムは以下の通り。

北爪道夫: 男声合唱曲 「槐多のガランス」 (2001)
山本裕之: 失われたテキストを求めて Ⅰ (委嘱新作・初演)
湯浅譲二: 男声合唱のための 「九位」によるコムポジション (1983-84)
高橋悠治: 回風歌 (1979)

北爪道夫の『槐多のガランス』は若くして亡くなった画家で詩人の村山槐多を題材にした作品。如何にも男声合唱らしい低音がビリビリと力強く、且つスポーティに旋律が駆け巡る。槐多の直球一本勝負の言葉の力をそのまま利用して背負い投げするような感じ。好印象。

山本作品はクール・ゼフィールの委嘱作。テキスト選択は自由という条件の、詩に価値を見出さない曲。合唱団が選択したのは役所の広報の中の納税推進強化月間の説明書き。作曲家が演奏前に語ったように、男声合唱ならではというタイプではなく、発音と音高の組み合わせの妙を追う。追うが、1回だけ聴く限りではこの詩がこちらにとっては絶対のものとなってしまう。異なるテキストを基に2回連続して演奏してくれないものか。

作曲家自身が実演を聴くのは初めてという、湯浅譲二の『「九位」によるコムポジション』。歌詞として、世阿弥の能楽習道の九位が全部プログラムに記載されていたが、作品に使用されたのは全てではない。謡を思わせる非西洋音楽的な唱法と発声による奇怪な合唱曲で、西洋文化的美意識はここにはない。途中で語りに転じたりして意表をつく。好きです、これ。

最後は高橋悠治の79年作品。詩は木島始。時代を感じさせる左寄りの詩を、合唱技術でいじり倒すのでなく、技巧も控えめにストレートに、或いはリミックス的に聴かせるタイプ。「おごりたかぶるな!」と綺麗で大きな男声に叱り飛ばされる。「きみがいなくても日は昇る」って良い台詞だ。

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『新・夫婦善哉』

2010年07月31日 | 映画
1963年日本映画
監督:豊田四郎
原作:織田作之助、上司小剣
脚本:八住利雄
撮影:岡崎宏三
音楽:團伊玖磨
出演:森繁久彌、淡島千景、淡路恵子、浪花千栄子
《豊田四郎の代表作ともなった「夫婦善哉」の、8年ぶりに製作された後日談。名コンビとうたわれた森繁久彌と淡島千景が、中年にさしかかった道楽者の夫と、しっかり者の妻を好演。小料理屋をまかされている蝶子は、相変わらずの道楽者・柳吉を養いながら、いつか果物屋を持ちたいと思っている。一方、養蜂を夢見る柳吉は、そろそろ浮気の病が頭を持ち上げ、お文という女と東京で暮らし始めるが・・・。》

名作『夫婦善哉』の続編ということで期待したのだが、こちらは全く魅力無し。続編が失敗するパターンそのものという感じ。『ロッキー』と『ロッキー2』(これはこれで好きだが)。漂う情緒が損なわれ、同じ枠組み(ラストの決め台詞ありき)と登場人物のキャラクターで最後まで押し切る。

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