雨の日にはJAZZを聴きながら

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Renato Sellani Fabrizio Bosso 『 Ciao Kramer 』

2005年12月02日 21時48分17秒 | JAZZ
一昨日のボッソの話のついでにもう一枚。レナート・セラーニと競演した,ボッソのリラックスしたほのぼのJazz系アルバムです。セラーニがバックですから当然スリリングなハード・バップというわけにはいきませんが,温和なハップ・スイング調の曲を楽しく演奏してます。曲は全16曲で全曲,イタリアのソングライターGorni Kramerという人の曲を演奏してます。ジャンニ・バッソと競演したアルバムもそうでしたが,ボッソは大御所との演奏のときは,かなり彼らに演奏を合わせて演ってます。遠慮ではないと思います。むしろ,競演者のスタイルに合わせることを楽しみにしているようです。テクニックがあるからどんなスタイルでも合わせられるんでしょうね。僕の愛聴盤というわけではありませんが,なかなかジーンとくる快作です。1曲だけ,エンリコ・ラバが吹いてます。【愛聴度★★★☆☆】

Renato Sellani Trio Plus Fabrizio Bosso 『 Ciao Kramer 』2002 Philology W227.2
Fabrizio Bosso (tp)
Renato Sellani (p)
Massimo Moriconi (b)
Massimo Manzi (ds)

P.S. 昨日,風邪をひいてしまって,悪寒,咳きがひどいです。明日は「澤野コンサート」なので,早く治さなきゃ。
村上春樹の「意味がなければスイングはない」を仕事帰りに買ってきました。彼のこんな音楽エッセイをずーと待っていたので楽しみです。<ウィントン・マルサリスの音楽はなぜ退屈なのか?>の章だけ読んで寝ようと思います。