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湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

船幸祭~近江一の宮~建部大社

2008-08-18 23:47:45 | 歳時記
長い歴史と由緒を持つ全国屈指の古社『建部大社(たけべたいしゃ)』は近江一の宮と言われています。



ご祭神は『日本武尊(やまとたけるのみこと)』で古くから朝廷の尊信が篤く、また武将達の崇敬も集め、武運来運の神として信仰を集めたそうです。





毎年8月17日に重さ1.5トンの大神輿を御座船に乗せ瀬田川をと渡御する『船幸祭』は日本武尊の海路東征故事に拠るところの祭りで、大津三大祭りのひとつに数えられています。





船渡御のクライマックスは滋賀の夏の終わりを告げる花火で締めくくられます。





打ち上げの数は1,200発と小規模ですが、人出は4万人と湖国の夏を惜しむ人で賑わいました。






2008 びわ湖大花火大会~草津帰帆島

2008-08-09 23:02:14 | 歳時記
毎年8月8日は『びわ湖大花火大会』が開催されます。今年も草津帰帆島から撮って来ました。



今年は25周年で、テーマは『びわ湖自然散策』と題され、スターマイン、4~10号玉、約10,000が打ち上げられ35万人の観客を魅了したようです。



プログラムは『プロローグ』『オープニング』『源氏物語千年紀(湖南)』『里山(湖西)』『25周年記念花火』『伊吹山(湖北)』『近江の町並み(湖東)』『地割』『フィナーレ』と九つに区切られ、それぞれのタイトルにちなんだ花火が打ち上げられていたのが素晴らしいです。



プログラムをコピーして持って行っていたので、隣で見ていたご夫妻に説明をしてあげると大層喜んでいただけましたわ。



しかし、もう一つ上手く撮れていない物ばっかりで、やっぱり大津港に行って撮りたいものです。

三百年の伝統!『八日市大凧まつり』2008

2008-05-26 23:54:13 | 歳時記
5月の第四日曜日に開催される『八日市大凧まつり』は三百年の伝統があり、百畳敷もの大凧が揚げられ名実と供に日本一の大凧で、国選択無形民俗文化財に選択されています。(旧八日市市(ようかいちし)現在は東近江市八日市)

発祥起源は江戸中期、男子出生のお祝いに揚げられていて、最初は小さいものでしたが、近在でその大きさを競い合うようになったり、工法の進歩でだんだんと大きくなったそうです。

その後は国の記念日や祝い事にも揚げられるようになり、日清戦争の戦勝記念として揚げられたものは、縦18メートル、横16メートル、重さ1トン、二百畳の大凧が揚げられたそうです。

現在でも縦13メートル、横12メートル700キログラム百畳敷の大凧が製作され百人の引き手によって揚げられます。



引き手は当日募集され誰でも参加出来、引き手には黄色の軍手が配られ引き手経験者の栄誉を貰えます。



今年も昨日開催され、昨年新調され本年度から三年間揚げられる大凧が、一回だけの飛揚でしたが3分35秒の飛揚を達成しました。



凧に絵と漢字が描かれていますが、これは『伴じもん』と言って、この凧の揚げられる意味を絵と漢字で表現しています。
今年の大凧は上部に『喜』の漢字。
絵は『鷹』が描かれ、下部中央には『生』の漢字と周り『縄文』が描かれています。
これらを繋げると『喜鷹生』となり『喜(き)鷹(よう)生(せい)』→『きようせい』→『共生』となり、『縄文』の縄で繋がっている。
ですから、この大凧のテーマ、スローガンは『共生(つながり)』の願を込めて揚げられるのです。

凧の裏には『願い札』が貼られ、貼られた方の願い事が一緒に揚げられるのも、この凧揚げまつりの特徴の一つでも有ります。



今年も行って来ました。
一昨日からの雨も止んだのは、大凧パワーの炸裂でしょうか、午後から青空さえ見えて来ました。
しかし、今年はアマチュアカメラマンの多かった事。
兵庫県からバス三台で『全写連』の団体さんがおみえでしたわ。
『八日市大凧まつり写真コンクール』の作品募集は今年からデジタルもOKになってハードルが高くなり、その上ライバルも増えました(苦笑)
四年連続入賞はこりゃ無理だな・・・

夏の終わり2~地蔵盆~びわ湖ヨシたいまつ祭り

2007-08-26 11:16:32 | 歳時記
前回の記事では早々と夏を終わらせてしまいましたが、まだまだ暑い日が続いています。
しかし、蝉はクマゼミの鳴き声からすっかりツクツクボウシに変わり、夜になるとコオロギの鳴き声が賑やかになって来ました。

また、夏の高校野球も終わり『ミラクル佐賀北』の逆転優勝は、久しぶりの「感動を有り難う」でした。


そんななか、関西地方では24日の前後に『地蔵盆』が行われます。
8月24日は地蔵菩薩の縁日と言う事で、お地蔵さんは子供の守り神の信仰から、京都や滋賀では盛んに地蔵盆が行われています。
このお地蔵さんは各町内に祀られてあり、辻、路傍のお堂や祠の前などにテントを張ったりゴザを敷いたりして子供中心の催しです。

24日のNHKニュースの『お早う日本』で大津市の仰木地区から中継されていたのをご覧になられたでしょうかね?

最近は24日に近い前後の土日に催される所が多くなりましたが、ここでは24日に合わせて行われていましたが、我が町内では早々と18、19日に行われました。

そして昨夜25日は、8月1日から1ヶ月間行われてきた『びわ湖まつり2007』のフィナーレを飾る催し『びわ湖ヨシたいまつまつり』が県内7箇所の湖岸で開催されました。
その中の草津・北山田会場の様子を撮って来ました。

点火前の様子・・・

  

点火と同時に和太鼓演奏も・・・

  

こちらをクリックすると動画が見られます。→『びわ湖ヨシたいまつまつり~北山田会場

  

これらの行事が終われば湖国は本当に夏の終わりを迎えます。
皆さんは今年の夏の思い出は沢山出来ましたかね?  

三度目の『八日市大凧まつり』

2007-05-30 07:07:10 | 歳時記
またまた行って来ました『八日市大凧まつり』

今年もe-radio中野栄美子さんがステージショーの司会をして居られました。
昨年はお話出来なかったので、今年は思い切ってお会いして、ちょっとだけお話してきましたよ。
生エミリンは写真よりずっとお美しく華奢で爽やかな方でした。



  

ミニコンサートは滋賀県出身のアーチスト2人。
アコースティックシンガー『GOMA』さん、そして琴を奏でるシンガーソングライター『真依子』さん。

  

えっ?今年は大凧の写真は無いのかって?
そう無いのです!
今年は前日から西風が強く、この日も西風が吹いていました。
ですから百畳大凧はあっと言う間に揚がり、突然風向きが変わったため南へ流され
堤防の向こう側に墜落、危うい所で見物客の上に堕ちる所でした。
ですからデジカメで撮る暇が無かったんですよ。

その百畳大凧も今年で三年目判じもんの『非戦の誓い』は今年で最終です。
来年は新しい判じもんの百畳大凧が製作されるそうで、テーマは「いのち」で図柄を公募しています。
締め切りは平成19年6月14日です。お問い合わせは『八日市大凧会館』まで。
e-radioででもお知らせしていますよ。

大凧まつりに行って凧が無いのも寂しいので、8畳ミニ大凧が良い風に乗って揚がっているのを載せときます。

  

ミニ大凧飛揚コンテストの後、バランスの良い凧は安定して空高く揚がってます。
小さく見えますが8畳有るんですよ。
左の画像は粋な装束の女性ばかりの一団。右の画像は一人で持ってましたよ。

そうそうミニ大凧の動画もあるのでこれも載せときますね。

2畳乱れ舞い

8畳も乱舞、乱舞!

唸る大凧

平成十八年 大津祭

2006-10-08 23:16:59 | 歳時記
湖国三大祭『大津祭』に今年も行って来ました。

今年は13基ある曳山の全ての『からくり』を見ようと、一番最初の所望場所『天孫神社』の鳥居前に陣取りました。
くじ取らずの『西行桜狸山』からくり動画です。(ちょっとぶれてます)


画像は石橋山(しゃっきょうざん)の岩の中から唐獅子が出てきた所です。

このように、曳山は頭を本殿に向け、からくりを奉納するんですよ。
そして角々ではこのように『辻回し』が行われます。

巡行路の町屋の二階は窓を取払い、緋毛氈を掛け観覧席になってます。
ここのお宅は沢山のお客さんを招待しているようですね。



午前の巡行が終わると中央大通りの昼休憩所に展示されます。



午後からは、黒紋付のお囃子方が着流しに衣装替えして、大津別院前の有料観覧席前では三回所望します。


画像は西王母山(せいおうぼざん)のからくりで、桃が二つに割れ童子が出て来た所です。

最前列にはドイツの国旗を持った観光の外人さんが観覧していました。
また、曳山の前でビデオカメラを回している人もそのお仲間のようでした。
大津祭りも国際的になって来たようですね。

大津祭りでは各曳山が、厄除け粽(チマキ)や手ぬぐいを巡行路沿道の観客に放ってくれるので、皆さんこのように「放って!放って!」と言いながら待ち構えています。



中には食べられる粽もあって、上手いこと獲る人は何本も持っていましたね。



私も今年も何とか一つ頂く事が出来ました。
お宮さんにもお参りして来ましたし、厄除け粽も頂いてこれで少しはトラブル、アクシデントが収まると良いのですが・・・

昨年は数十年ぶりに見に行き、13基の曳山を撮っていたのでカラクリの所望が観られませんでした。
今年はカラクリを全部見てこようと思って出掛けた訳ですが、優雅で綺麗な曳山のもう一つの見どころを一日見てストレス解消になりましたわ。
私はやっぱり根っから祭り好きなんでしょうかね?

八日市大凧まつり 2

2006-06-03 09:11:14 | 歳時記
八日市大凧まつりの写真が出来上がりました。
百畳大凧が揚がる瞬間の連続写真です。









今年は一回目の飛揚で約二分大空を舞ったのが見られて感激しました。
今年も風が微妙で風向きも二転三転する中、南風に乗って揚がりました。
河川敷から流され愛知川の河原の中に落下しましたが、昨年は2回とも失敗だったので関係者の方々は大喜びでした。







平成5年には2時間5分も大空を舞ったそうで、こんな大きな凧がよく揚がるものだとつくづく感心します。

平成9年5月25日八日市凧まつり大記録ムービー
↑ここをクリックして下のほうに動画がありますのでお楽しみ下さい。

今年も沢山のアマチュアカメラマンの中に混じってフィルムカメラで写真を撮ってきました。
昨年の作品はたまたま選ばれたと言う感じですが今年は・・・
審査委員長のプロのカメラマンさんのアドバイスを、横でちらちら聴いて参考にして撮ってきたつもりですがね。
果して柳の下に二匹目のドジョウはいますかどうか?

八日市大凧まつり

2006-05-28 23:51:17 | 歳時記
今日は東近江市の『八日市大凧まつり』を昨年に引き続き観に行って来ました。

未明の雨は朝七時頃には上がり、大凧まつりテレホンサービスに電話をかけてみるとずっと話中でしたが、やっと繋がると開催決行との事でしたので午前九時頃に出かけました。
八日市までは約一時間、臨時駐車場に車を停め会場に着いた時には既にイベントは始まっていました。

メインイベントの百畳敷き大凧飛揚は午前と午後に一回づつなので、その他のイベントを見てきました。

セットされたステージ上では手作りミニ大凧のコンテストが行われていて、子ども会、幼稚園、中学高校、銀行、企業等など、マイ大凧アピールの真っ最中でした。



エントリー7番の2畳敷きミニ大凧飛揚


また、e-radio主催のライブもあり『SANISAI』『TheLOVE』『寺尾仁志』を迎えe-radio金曜日の顔中野栄美子さんがMCしていました。




凧揚げ会場ではこの大凧まつりに招待された全国の有名な凧や凧愛好家が各自慢の凧揚げをしていました。





カラフルな凧愛好家達の法被です。




百畳敷き大凧の飛揚準備です。


寝そべったり座り込んだりしている人はサボっている訳では有りません。
突然の風にあおられ無いために凧端を押さえてるんですよ。


皆の願いを込めた御札が貼られています。


凧に反りを付けます。


風向きにより大移動。


逞しい大凧保存会の匠。


女性匠も増えました。


風の女神の大団扇で風を呼び700kg百畳大凧はたして大飛揚なるか??


今年は昨年の屈辱を晴らし約二分の飛揚達成しました!!
百畳大凧飛揚動画

日野祭り

2006-05-03 23:52:00 | 歳時記
今日は午後から蒲生郡日野町の『馬見岡綿向神社(うまみおかわたむきじんじゃ)』春季例大祭『日野祭り』を観て来ました。
午後から出て行ったのでいい所は見られませんでしたが、馬見岡綿向神社に集まった十六基の曳山車の内八基が残っていたのは見られました。
四輪構造の曳山車は彫刻や幕類は豪華で歴史を感じるものばかりで、近江日野商人の繁栄を垣間見た気がします。

面白いのは曳山車の上にいろいろと飾り物がしてあるんですが、「だし」と呼ばれ毎年趣向をこらして作られるそうです。
当然、トリノ冬季オリンピックのスキー・フリースタイルに出場した日野町の『伊藤みき』さんや大河ドラマ『功名が辻』も有りましたよ。







また、綿向神社の三柱の御祭神を乗せる神輿は三基あり、「ひばり野」と呼ばれる旅所に渡御した後大宮(綿向神社)に還御するシーンも観られました。






三人の神稚児と神稚児の警固にあたる裃姿の神調社と呼ばれる人達


裃姿の神輿の警固にあたる人と神輿の担夫の人


渡御の道筋の家には家の中から巡行が観られるように、『桟敷窓』という物が設けられています。赤い毛氈と御簾(みす)が粋ですね。


土産はこれ。自分が食べたくて買った訳ですが、羊羹と言うよりあっさりとした甘味の練り餡でした。

豪華な曳山車は日野商人の富の象徴とも思える日野祭り。来年はよく調べてもっと早く行って観てみたいです。
ここでもアマチュアカメラマンのカメラの放列が敷かれていたのは、やっぱり写真コンテストがあるみたいですね。

多賀大社初詣

2006-01-04 00:20:44 | 歳時記
2日は犬上郡多賀町の多賀大社に初詣に出かけました。もう20数年我が家は恒例になっていて、今では多賀大社にお参りしないと一年が始まりません。

多賀大社は[古事記]にも[伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐す]と有るように古くから由緒有る神社です。
祭神は『伊邪那岐大神』と『伊邪那美大神』の夫婦神で皇祖天照大神の御親神に当たります。
俗謡に「お伊勢参らば お多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる 伊勢へ七たび 熊野へ三たび お多賀様へは月まいり」とあり大変信仰を集めている神社です。

神門と神門前の有名な太鼓橋。太閤秀吉が寄贈したと言われてます。


本殿・拝殿

能舞殿では巫女さんが神楽舞を舞っていました。


生憎の雨でしたが参拝者は後を絶たず大変賑わっていました。周辺道路の国道306号は南からも北からもいつも大渋滞です。
しかし国道8号線から東向きに入ると結構空いてますよ。

多賀名物「糸切餅」は門前の3軒の土産物屋で製造販売されていてくどくない甘さの餡子で土産物としては美味です。