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湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

日吉大社紅葉ライトアップ

2005-11-26 23:51:45 | 歳時記
柏原宿の町並みを探索後「柏原宿歴史館」の喫茶で一休みし帰路に着きました。

国道21号線から8号線に入り米原から湖岸道路へ。西の空が夕焼けでオレンジ色に輝いているのを見ながら南下の途中、「日吉大社」のライトアップが有ると言う事なので急遽行って見ることにしました。

日吉大社は東・西本宮を中心に13万坪もある境内を有し多数の社が鎮座している中、今回は西本宮の辺りを見てきました。



まだ緑の葉を付けたもみじもあり、今ひとつ鮮やかさに欠けましたが、それでもライトに照らし出されて幻想的でした。
人影は車の数のわりにまばらでしたので、広大な境内に散らばっていたのでしょうね。ですからゆっくりと見ることが出来ましたわ。
ライトアップは11月30日まで。紅葉はこの週末が見頃かな?


くさつ街あかり・華あかり・夢あかり2005

2005-11-05 23:11:49 | 歳時記

宿場町・草津の新しい秋の風物詩として「くさつ街あかり・華あかり・夢あかり」の灯りイベントが、草津宿本陣を中心に草津川トンネルから新草津川までの旧東海道筋で開催されています。11月4日から6日までの3日間、午後5時から午後9時までの間、手作りの行灯や竹行灯、三角錐行灯、模造かがり火等で幻想的な街並みを演出しています。
http://www.kanko-kusatsu.com/
今日はそのさまざまなあかりを散策してきました。




イベントは寺院コンサート、あかりの中の生花、光と琴のコラボレーション、酒蔵コンサート、本町の鐘平和の祈り、ほうのうかんぜりゅう仕舞・神社能舞台コンサート等などこの街道筋の6つのお寺や立木神社、有名な酒蔵等で開催されています。

因みにこの有名な酒蔵というのは「太田酒造」の道灌蔵で江戸城を築城した「太田道灌」の子孫が経営する造り酒屋なのであります。


今夜は追分道標もライトアップされていました。




大津祭り

2005-10-10 07:07:47 | 歳時記
10月8日、9日は湖国三大祭の一つ「天孫(てんそん)神社」の祭礼「大津祭り」でした。
以前は体育の日が本祭りでその前日が宵宮でしたが、ハッピーマンディーの祭日変更に伴い体育の日の前々日が宵宮、前日の日曜日が本祭りとなりました。ですから年によって日が替ってしまう訳です。

「天孫神社」は「四宮大明神」「天孫第四宮大明神」等とも呼ばれ延暦年間に創建されたという事らしいのですが、これには確証は無いそうです。
通称「四宮さん」で通っている天孫神社は「彦火火出見尊」「国常立尊」「大己貴尊」「帯中津日子尊」の四柱が祭られ四宮の名は祭神が四柱であるからとか、主神の彦火火出見尊が天照大神の第四代目にあたるなど、その他いろいろな伝説があるそうですね。

大津祭りは江戸時代初め、鍛冶屋町塩売治兵衛が狸面で踊った事からはじまったとされ寛永15年(1636年)からは三輪の曳山をつくり、やがて元禄、安永年間に現在の曳山がととのえられたようです。

江戸時代の大津の経済力を象徴するゴブラン織りや、装飾金具に飾られた絢爛豪華な13基の曳山は、8日の宵宮では赤いちょうちんが飾り付けられ「コンコンチキチン」の祭囃子が夜空に響いていたそうですが宵宮は見ていません。

本祭りでは市内を巡行し曳山それぞれに中国の故事や、能・狂言からとりいれられた「からくり」が「所望」の場所で観られて、大津町衆の心意気がうかがえました。
(大津祭り観光パンフレット参照)

くじ取らず 西行桜狸山(さいぎょうざくらたぬきやま)寛永12年(1635)

1番 月宮殿山(げっきゅうでんざん)安永5年(1776)

2番 神功皇后山(じんぐうこうごうやま)寛延2年(1749)

3番 石橋山(しゃっきょうざん)宝永2年(1705)

4番 源氏山(げんじやま)享保3年(1718)

5番 西王母山(せいおうぼざん)明暦2年(1656)

6番 湯立山(ゆたてやま)寛文3年(1663)

7番 猩々山(しょうじょうやま)寛永14年(1637)

8番 西宮蛭子山(にしのみやえびすやま)万治元年(1658)

9番 孔明祈水山(こうめいきすいざん)元禄7年(1694)

10番 郭巨山(かっきょやま)元禄6年(1693)

11番 殺生石山(せっしょうせきざん)延宝元年(1673)

12番 龍門滝山(りゅうもんたきやま)享保2年(1717)

からくりの所望は折を見てパンフレットより説明したいなと思います。

大津祭りも京都にいる頃ですから28年ぶりに観に行ったのですが、祇園祭同様曳山は豪華絢爛、優雅で美しかったです。囃し方は午前中は黒羽二重の紋付から、午後は派手な長襦袢を引っ掛けてお囃子をし、山の上から厄除けの粽や手ぬぐいなど観客や町家の窓をめがけて放ったり、町全体が祭りを楽しんでいる光景に好感を持ちました。曳山の後を付いて歩くのもよし、所望の場所に先回りする事も出来たり西条祭りのように氏子主体の主催者、住民、観客一体の祭りのようでした。


2005琵琶湖花火大会

2005-08-09 23:54:43 | 歳時記
昨日は近畿では有名な琵琶湖花火大会が大津市の浜大津周辺で開催されました。
我が家の娘二人もそれぞれ浴衣姿で出かけ、行けなかった私に写メで写真を送ってくれました。
小さい頃は対岸で打ち上げられているのを、草津側からよく観に行ったものですがねぇ。一人立ちして行く子供達、嬉しいやら寂しいやら…
しかし、1時間で10000発の花火、来年は近くで観てみたいものです。


八日市大凧祭り

2005-07-22 23:34:17 | 歳時記
今日八日市大凧祭り写真コンテストの入賞通知が届きました。

去る5月29日初めて東近江市の「八日市大凧祭り」を観てきました。
八日市の大凧は、江戸中期男子出生を祝って五月の節句に揚げられたのが始まりで、村ごとに競い合うようになり明治期には240畳敷き、昭和59年には220畳敷きもの大凧が揚げられたそうです。また飛揚時間も平成5年に百畳敷き大凧が2時間5分も大空を舞った記録が有るそうですよ。

この大凧、以前から一度観に行きたいと思って居たんですがやっと念願が叶いました。
故郷愛媛県の五十崎町(現内子町五十崎地区)にも、やはり八日市と同じ主旨で400年の歴史がある「五十崎大凧合戦」が有りますが、小学生の頃一度観に行った事が有り八日市の大凧はどんな物だろうかと興味があった訳です。

その大凧、2畳サイズのミニ大凧から、8畳、20畳、縦13m、横12m、重さ700kg百畳敷きの大凧まで有り、凧の縦の丸骨をはずし丸めて運びやすくする「長巻工法」や、風の抵抗を少なくして揚げ糸の強度とバランスを保つための「切り抜き工法」等の工夫がなされています。
東近江市の市章が入った20畳敷き大凧の飛揚瞬間です。




そして、もう一つ大きな特徴は、八日市の大凧には一つひとつの凧にメッセージ(意味)が込められている事です。
これを「判じもん」と言い、図柄と文字を組み合わせて表現しています。
今年の百畳敷き大凧は東近江市誕生を記念して新調された物で、図柄は「飛魚」が描かれ文字は「誓」でした。これを分析すると図柄は「飛=ひ=非」「魚=うぉー=War=戦」と訳し、文字の「誓」と組み合わせて「非戦の誓」となるんだそうです。なるほどよく考えられていますよね。

この百畳敷き大凧、今年は午前と午後に一回づつ飛揚に挑戦されましたが、風に恵まれず午前は揚がらず、午後に挑戦した時は高さ80m、飛揚時間約8秒で最後はふたつ折れになって落下してしまいました。

この日は、風向きが東になったり西になったり、変化するのでそのつど担いで方向転換を2回行いました。また風の強さが今ひとつだったので待つこと5時間。
大凧保存会、匠さんたちのご苦労がひしひしと感じられた一日でした。
来年はもっと高くもっと長い時間の飛揚を期待してまた観に行こうと思ってます。

そんな様子を写した写真コンテストが催されていたので応募しておいたんですが入選の賞を頂く事になった訳です。初めて観に行って初めての入賞嬉しい限りです。8月6日表彰式行って来ます。