夜、ＮＨＫのＴＶで放送された番組。
「風の電話～残された人々の声」。
東日本大震災から、明日で５年になります。
ある人が、自分の庭に、白い木製の電話ボックスを置きました。
黒い電話機はあるけれど、電話線は繋がっていません。
ボックスの中に、こう書いてあります。
「風の電話は心でします」
今日、ＮＨＫ・ＴＶで、その電話を使う人々の姿が放送されました。
愛する人、頼りにする人を失うと、どんなに辛く空しい思いをするか・・・。
一人で生きる事の辛さも、教えられました。
中でも、１５歳の兄が、妹と弟、そして母を伴って電話を訪れた場面、
生前の父に対して反抗的に振る舞っていた妹が、
行方不明の父親に、夢中で泣いて話しかける場面、思わず涙しました。
愛する人を失う辛さを、改めて感じさせられました。
昨年の９月。
新聞に、風の電話の記事が載りました。
行けるかどうかは判りませんが、印象に残って、切り抜いていました。
現地には行っていないある作家が、感性で描いた絵本も出来ました。
空想の物語ですが、かなりの人々の癒しにはなりました。
東京大空襲、７１年。
都慰霊堂で、犠牲者を悼む慰霊大法要が・・・。
