16時、外の掃除をしていたら、飛行機の爆音。
見上げると、西へ向かう機が暮れかけた上空を・・・。
待ちわびている人のいる故郷へ向かう人が、乗っているのだろうか・・・
年の暮れの夕空を飛ぶ飛行機は、なんとなく私をセンチメンタルにし、
箒の手を止めて、ずうっと機影を目で追っていました。
その時、翼がキラッと光りました。
夕日が当たったんだ!と思った次の瞬間、写真・・!と、あわてて家に入り、2階へ駆け上がりました。
そして、この写真です。
毎年大晦日は、同じような写真を載せています。
でも今年も終わると思うと、やはりこの日の夕日には、特別なものを感じます。
今年も晴れて、良い夕日を見ることが出来ました。
毎年、23:45から始まるNHKの「ゆく年くる年」を見ながら年を越すのですが、
今年のカウント・ダウンは、民放で生放送されたシルヴィ・ギエムの「ボレロ」を見ながら・・・。
私の大好きなバレー・ダンサーです。
日本が好きになって何度も来日しているのに、私が生の舞台を見るチャンスをつかめないうちに、
2015、引退を表明。 その最後の舞台に、日本を選びました。
かなりの時間、単純なリズムとメロディが繰り返される名曲、ラヴェルの「ボレロ」。
バレーも、同じような振付けが繰り返されます。ともすれば、飽きを感じます。
それが、この人が踊ると、どうして、こうも引き込まれるのでしょう。
知らず知らず足でリズムを刻みながら、画面に釘付けでした。
私ほどバレーに執心でない家族も、声もなく見入っていました。
早すぎる引退ではないでしょうか。
一度は生で見たかった!!
年が明けました。
2016、1、1。
私もひとつ、年をとりました。