tontonの花日記

花と旅と自然が大好きな私。

詐欺

2015-01-16 00:25:53 | Weblog


今日も家族全員が出かけたあと、一度起きたけれど、再びベッドにもぐりこんだ私。
すぐに眠りの世界に入り、
親はもちろん兄弟姉妹全員集まって、実家で食べたり喋ったり楽しく過ごしている夢の真っ最中、
電話のベル。

ぼんやりした頭で取った受話器から聞こえて来たのは、
「悪いけど、タクシー会社から電話なかった?」の声。
兄弟の声にそっくりだったし、私のブログを読んでくれているから、
私の体調を気遣って「悪いけど・・・」の言葉が出たのだろうと思い、
「ないけど、どうしたの」と返しました。
「携帯なんか入れた鞄をタクシーに・・・」 この時点で、怪しいと思いました。
でも、ほんとうに声と言い、喋り方と言い、兄弟にそっくり。
兄弟は車を持っていますが、他の家族が使うこともあり、タクシーを必要とすることもあるでしょう。
それで聞いてみました。
「あなたの名前は?」 くぐもった声で、「・・・ロウ」「え!?」「イチロー」
「イチローなんてうちにはいませんけど・・」「シロー」「シロ―もいないけど・・」「ひろしだよ」
これらの名は、いずれも、はっきりしない発音で告げられました。
「名字は?」と聞いたら「名字なんて、お母さんと同じに決まってるじゃん」と返されました。
一瞬、頭に浮かんだのは、結婚して実家を離れたら、名字は変わるか?ということ。
多くの場合、娘は変わりますが、息子は同じなのですね。
「お母さんと同じなのは当たり前だけど、念の為・・・」ともう一度聞くと、○○ですとの答え。
「うちは○○ではありません」と言いましたら、「すみません。間違えました」で、切れました。
私が引っかかっていたら、あとからタクシー会社や上役を装った人からの電話があったのでしょうか。

オレオレ詐欺の被害が度々報道されていますが、その内容に比べ、いかにも幼い(?)やり方。
いろいろと聞いて自分もやってみようと思ったのか、経験豊かな人に強要された初心者なのか・・・。
電話の途中、あまりにも見え見えの手口に、
思わず「もう少し、賢くやったら・・・?」と、言ってしまいましたが、
それでも相手は、見破られていると気付かなかったようです。
今回の失敗に懲りて、やめてくれればいいのですが。

今日は一日中、ベッドにいました。
それでも夕方には起きだして、夕餉の支度。
結婚以来、体調を崩したり骨折したり、いろいろとありましたが、
夕飯の支度を欠かしたことは、一度もありません。
それが、ささやかな、私の誇り。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする