【2021.02.21(sun)】
★悲壮感を感じなかった。
・<パラサイト 半地下の家族>が1月の「金曜ロードSHOW!」に登場しました。
・ポン・ジュノ監督作品。
第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞を、更に第92回アカデミー賞作品賞の受賞を果たし華々しい評価を受けた韓国映画。
・韓国ドラマではよく登場する半地下の家。その住まいでその日暮らしの生活を送る4人家族のキム一家。長男のギウは友人の口利きでIT企業CEOであるパク氏の豪邸で娘の家庭教師をすることになる。程なく妹のギジョンも同じ家で息子の美術教師をすることに…。ギジョンは車に仕掛けをしてお抱えの運転手を辞めさせ、代わりに父親を紹介することに成功。更に3人が協力して住み込みの家政婦を追い出し、ついには母親までも入り込む。あり得ないだろうと思いながらも至って痛快。ぐいぐい引っ張っていく監督の手腕に脱帽!
相反する2家族に元家政婦の家族が絡んでショッキングな結末へ…。韓国の格差社会を描いたダークコメディ。
・半地下と高台。経済格差を物理的な高低差で見せるという仕組み。
半地下住居のセットは実際の大きさで製作され、微細な小道具や壁に染み付いた垢まで再現。主な撮影場所となった高台の大邸宅は有名建築家の作品を参考に全州市と安城市に建てられたらしい。社会の両極を視角化したセットは高く評価されたという。
・韓国映画初となるカンヌのパルム・ドール受賞、非英語作品のアカデミー賞作品賞受賞は史上初とのこと。
又、アカデミー作品賞とカンヌの最高賞を同時に受賞した作品は<マーティ>以来65年振りだったそう。
・韓国では2019年5月に公開され日本でも2019年12月から限定公開された。
日本での最終興行収入は47.4億円となり、日本国内で公開された韓国映画では2005年公開の<私の頭の中の消しゴム>の記録を超えた。
・切実な社会テーマに対する風刺が根底にありながら、一方でユーモアが感じられる。
中身は大きく違うが日本映画の<万引き家族>に共通の感覚があるような気がした。
・後半はどんでん返しが続き目が離せない。キャストも良かった。見ている間ずっと面白いという稀な作品でした。
I.O
★悲壮感を感じなかった。
・<パラサイト 半地下の家族>が1月の「金曜ロードSHOW!」に登場しました。
・ポン・ジュノ監督作品。
第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞を、更に第92回アカデミー賞作品賞の受賞を果たし華々しい評価を受けた韓国映画。
・韓国ドラマではよく登場する半地下の家。その住まいでその日暮らしの生活を送る4人家族のキム一家。長男のギウは友人の口利きでIT企業CEOであるパク氏の豪邸で娘の家庭教師をすることになる。程なく妹のギジョンも同じ家で息子の美術教師をすることに…。ギジョンは車に仕掛けをしてお抱えの運転手を辞めさせ、代わりに父親を紹介することに成功。更に3人が協力して住み込みの家政婦を追い出し、ついには母親までも入り込む。あり得ないだろうと思いながらも至って痛快。ぐいぐい引っ張っていく監督の手腕に脱帽!
相反する2家族に元家政婦の家族が絡んでショッキングな結末へ…。韓国の格差社会を描いたダークコメディ。
・キム一家はピザ屋の箱折りで効率化を目指したが逆効果だった。
・半地下と高台。経済格差を物理的な高低差で見せるという仕組み。
半地下住居のセットは実際の大きさで製作され、微細な小道具や壁に染み付いた垢まで再現。主な撮影場所となった高台の大邸宅は有名建築家の作品を参考に全州市と安城市に建てられたらしい。社会の両極を視角化したセットは高く評価されたという。
・韓国映画初となるカンヌのパルム・ドール受賞、非英語作品のアカデミー賞作品賞受賞は史上初とのこと。
又、アカデミー作品賞とカンヌの最高賞を同時に受賞した作品は<マーティ>以来65年振りだったそう。
・韓国では2019年5月に公開され日本でも2019年12月から限定公開された。
日本での最終興行収入は47.4億円となり、日本国内で公開された韓国映画では2005年公開の<私の頭の中の消しゴム>の記録を超えた。
・切実な社会テーマに対する風刺が根底にありながら、一方でユーモアが感じられる。
中身は大きく違うが日本映画の<万引き家族>に共通の感覚があるような気がした。
・後半はどんでん返しが続き目が離せない。キャストも良かった。見ている間ずっと面白いという稀な作品でした。
I.O