日々の出来事を写真と共に

身近に起こる出来事、感想を写真と共に綴ります・・・

お城の近くにあります。

2016-06-11 | 地元のスポット
【2016.06.11(sat)】
近世の松江を偲ぶ施設

・雨の降る中でしたが松江に帰った折りに<松江歴史館>を訪れました。 2011年3月にオープンした施設。


・松江城大手前の駐車場から歩いて数分の距離にあります。

・向いの堀を<堀川遊覧船>が行き交う。

・お堀端の景観に馴染むシンプルな外観。
日本庭園は松江城の天守が借景になるよう考えられた造り。


・玄関を入ったところは歩き心地の良い畳張り。この辺りは無料のエリアですが有料展示を見ないと物足りません。JAF割引適用。

・一見、LEGOとは思えない松江城。



・松江の城下を再現。
絵図によって西暦1600年代から100年毎の城下町の変遷を知ることが出来ます。

・一番奥にある企画展示室では<企画展-美の遺産-松平不昧~茶の湯と美術>開催中。
茶人【不昧公】として有名な藩主<松平治郷>のゆかりの品を集めて展示。

・茶道具や屏風、掛け軸など初公開品や個人所有品が展示され、滅多に得られない機会でした。

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船神事を伝承する為に…


・歴史館の裏手、徒歩1分の処に<松江ホーランエンヤ伝承館>が併設されていて、
ここは歴史館とのセット観覧券で実質無料で見ることが出来ます。

・この施設は<ホーランエンヤ>の起源、歴史を紹介し、神事を次世代へと伝承し全国にその素晴らしさを伝える目的にて2012年10月にオープンされました。
「ホーランエンヤ」は櫂伝馬船を漕ぐときの掛け声ですが、五穀豊穣への願いを込め「豊来栄弥」「宝来遠弥」と書かれることも…

・【松江城山稲荷神社式年神幸祭】が正式な名称。
360年を超す歴史があり、日本三大船神事の一つとされています。

・150年前からは12年周期で行われて来て、実際の祭りを見る機会はそうありません。
各地区ごとの一番船から五番船までの特徴、踊り手の衣装、道具の違い、過去の開催時映像などを見ることが出来て中々楽しい。祭りをご存知ない方にちょっとした紹介ができる程度の知識は得られます。


・百隻以上の壮大な船行列と五艘の櫂伝馬船で繰り広げられる櫂伝馬踊りが一番の見所でしょう。

・舳先で大見得を切る歌舞伎姿の剣櫂(けんがい)の舞いと、艫の踊り場で思い切り身を反らし、くねらす采振(ざいふり)の舞いをを暫しほれぼれと見ておりました。
身体の柔らかな若者でないと舞えないというのもありますが、櫂伝馬船は女子禁制のため、主に十代の少年が女形を務めるとのこと。
一生で一回だけの晴れ舞台。
この祭りの花であり松江市の無形民俗文化財に指定されています。

・直近の開催は2009年(平成21年)5月でした。最終日の<還御祭>観覧客数は約18万人だったそうですから凄まじい。

・その昔、祭りが始まった頃は10年間隔で行われていたそうです。2009年の祭りの後で開催時期が10年周期に
戻された為、次回神事は2019年(平成31年)開催の予定。

・私が生で見たのは子供の頃。昭和の中程、おぼろげな記憶と数枚の白黒写真が残っています。
その後は鳥取に移り住んだので祭りの様子はTVの映像で見るのみ。次回の祭りはこの目で見ることができるかなぁ…

See you.

I.O
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