● レインツリーの国 World of delight 新潮文庫 あ-62-1 有川 浩/著 新潮社
きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。
しかし、かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった…。
メディアワークス刊「図書館内乱」の中に登場する書籍「レインツリーの国」が実物となった。
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★★★☆☆
図書館戦争シリーズの2巻目に登場する「本」として出てくる話を一冊の本としてしまったのがこれ。
身体的障害がある女の子とのやさしい恋愛小説です。
● 阪急電車 幻冬舎文庫 あ-34-1 有川 浩/[著] 幻冬舎
宝塚駅。征志、運命の女性に会う。宝塚南口駅。翔子、呪いの願をかける。
逆瀬川駅。時江、犬を飼おうと思う…。恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車。
電車は人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく。
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★★★★★
ひとつの沿線で起こる人々のドラマが少しずつ交差して
ちょっとずつ影響を与え合う、
なかなか素敵な一冊です。
映画にもなってますね。
● モノクローム 乾 ルカ/著 新潮社
母さんはなぜ、僕を捨てたの?
その答えはきっと、碁盤の上にある-。
孤独を背負った少年が、たった一人の友人と、
囲碁を通じて心を取り戻していく青春小説。
『yomyom』掲載を単行本化。
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★★★★★
すごい!
終章では息つく間もなく入り込んでしまった。
切ないけれど、きっぱりと先へ進める、そんな小説だ。
● 図書館内乱 有川 浩/[著] 角川書店
武蔵野第一図書館の図書隊員・小牧が、
耳の悪い少女に難聴者がヒロインの恋愛小説「レインツリーの国」を勧めたとの噂により、
メディア良化委員会が検閲に抗う図書館を攻撃しはじめ…。「図書館戦争」に続くシリーズ第2弾。
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★★☆☆☆
シリーズの1巻は読んでおもしろかったですが・・・。
先だって読んだ「レインツリーの国」が
この本と連動しているのでシリーズ第2巻を手に取りました。
おもしろい人にはおもしろいのでしょうが、
えんえんと内輪の恋愛話ばかりで・・・。
とうとう約半分超あたりで断念してしまいました。
こういうシリーズものは一巻目から一気に行かなくてはいけませんねぇ。
●サラバ! 上 西 加奈子/著 小学館
1977年、歩は父の海外赴任先のイランで生まれた。
イラン革命のあと、小学生になった彼は、エジプトへ向かう。
後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けていることも知らずに…。
『きらら』連載に加筆し書籍化。
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★★☆☆☆
ただいま、下巻を読書中。
上巻だけを読んだ感じでは
ただただ、進まない話の展開にジリジリとして途中で止めようかと・・・。
しかし直木賞を受賞したお話しです。
そう簡単には挫折できません。
なんとか2/3を読み終えた辺りから
ストーリー展開が・・・。