残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

2月の読書

2015年03月02日 14時55分19秒 | Weblog




● レインツリーの国 World of delight 新潮文庫 あ-62-1 有川 浩/著 新潮社

きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。
しかし、かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった…。
メディアワークス刊「図書館内乱」の中に登場する書籍「レインツリーの国」が実物となった。

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★★★☆☆

図書館戦争シリーズの2巻目に登場する「本」として出てくる話を一冊の本としてしまったのがこれ。

身体的障害がある女の子とのやさしい恋愛小説です。












● 阪急電車 幻冬舎文庫 あ-34-1 有川 浩/[著] 幻冬舎

宝塚駅。征志、運命の女性に会う。宝塚南口駅。翔子、呪いの願をかける。
逆瀬川駅。時江、犬を飼おうと思う…。恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車。
電車は人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく。

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★★★★★

ひとつの沿線で起こる人々のドラマが少しずつ交差して
ちょっとずつ影響を与え合う、
なかなか素敵な一冊です。

映画にもなってますね。









● モノクローム 乾 ルカ/著 新潮社

母さんはなぜ、僕を捨てたの?
その答えはきっと、碁盤の上にある-。
孤独を背負った少年が、たった一人の友人と、
囲碁を通じて心を取り戻していく青春小説。
『yomyom』掲載を単行本化。

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★★★★★

すごい!

終章では息つく間もなく入り込んでしまった。

切ないけれど、きっぱりと先へ進める、そんな小説だ。








● 図書館内乱 有川 浩/[著] 角川書店

武蔵野第一図書館の図書隊員・小牧が、
耳の悪い少女に難聴者がヒロインの恋愛小説「レインツリーの国」を勧めたとの噂により、
メディア良化委員会が検閲に抗う図書館を攻撃しはじめ…。「図書館戦争」に続くシリーズ第2弾。

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★★☆☆☆

シリーズの1巻は読んでおもしろかったですが・・・。

先だって読んだ「レインツリーの国」が
この本と連動しているのでシリーズ第2巻を手に取りました。

おもしろい人にはおもしろいのでしょうが、
えんえんと内輪の恋愛話ばかりで・・・。

とうとう約半分超あたりで断念してしまいました。

こういうシリーズものは一巻目から一気に行かなくてはいけませんねぇ。







●サラバ! 上 西 加奈子/著 小学館

1977年、歩は父の海外赴任先のイランで生まれた。
イラン革命のあと、小学生になった彼は、エジプトへ向かう。
後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けていることも知らずに…。
『きらら』連載に加筆し書籍化。

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★★☆☆☆

ただいま、下巻を読書中。

上巻だけを読んだ感じでは
ただただ、進まない話の展開にジリジリとして途中で止めようかと・・・。

しかし直木賞を受賞したお話しです。

そう簡単には挫折できません。

なんとか2/3を読み終えた辺りから
ストーリー展開が・・・。