● モンスター 百田 尚樹/著
町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。
彼女の顔は、かつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ呼ばわりされる日々。
そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。
移り住んだ東京で整形手術に目覚めた未帆は…。
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★★★★☆
怪奇小説的なイメージを持って読みましたが
否、全く違う。
悲しみにあふれるラブストーリーと言っていいかも。
● ススキノ☆ガール 100万円でホステスにならない? 原田 茂子/著
高度経済成長に沸きかえる昭和30年代の札幌、ススキノ。
家族のため、自分の夢のため、ホステスの世界に飛び込んだ少女は少しずつ成長し、
持ち前の明るさで苦難を乗り越えていく…。著者の半生を赤裸々に描いた自伝的小説。
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★★★★☆
昭和30年代、始めと行ったら
公務員の初任給が13,000円くらい。
そんな時期にホステススカウト代が100万円!
カラッとしたテンポで進む文章は
陰気さや淫靡さがなく楽しいく昔のススキノの良き時代が伝わってきます。
● 錦繍 宮本 輝/著
「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、
まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」
運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。
そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。
往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。
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★★★★☆
手紙を通して、過去の呪縛から離れ、
未来への一歩を歩みだす、互いに愛する心を持ちながら別れてしまった夫婦。
なんて言うか、深いなぁ。
● ぎっちょんちょん 群 ようこ/著
バツイチ子持ち、アラフォーのエリコ。
ふと耳にした小唄がきっかけですっかり三味線にはまり、気がつけば39歳で芸者デビュー!
遅咲きの夢に奮闘&邁進、てんやわんやの華麗な転身記。
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★★★☆☆
ポンポンとテンポ良く進むお話しは楽しく、
特に三味線を習い始めてから目を話せなくなってしまう。
でも、エンディングがあっさりで
これでいいのかな?
いや、これていい。と、思う微妙な読後感が・・・・。
やっぱりもうちょっと書き込んで欲しいが正直なトコロなんでしょうね。
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