●君が降る日 島本 理生/著
恋人を事故で失くした志保の前に、事故の原因を作った五十嵐が現われた。
彼の存在を受け入れられない志保だったが、同じ悲しみを抱える者同士、距離が近づいていき…。
大切な人の喪失を描いた「君が降る日」他、全3編を収録。
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★★★☆☆
読んでからちょっと日を開けすぎたかなぁ・・・と、反省。
あんまり内容を覚えていません、ごめんなさい。
●真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 大沼 紀子/著)
夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。
今回のお客様は、居候女子高生の希実につきまとう、少々変わった転校生。
彼が企む“計画"により、パン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。
重く切なく、でも優しい、大人気シリーズ第3弾!!
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★★★★☆
シリーズ3作目となり、主人公の過去が少しずつ明らかに・・・。
でも、ちゃーんと分かった訳ではないので
第4作がありそうです。
なんとなく、商業ベースに乗ってきてしまったのかと
すこし、残念な気分です。
でも本はおもしろいですよ!
● 原発ジプシー 被曝下請け労働者の記録 堀江 邦夫/著
人命を危険にさらさなければ維持できない“先端技術”の原発。
これ以上野蛮な技術があるだろうか。
ほぼ1年間を下請労働者のひとりとして原発で働いた著者が、放射能管理の実態を綴る。
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★★★★★
35年前、筆者が実際に原発の中で下請けの労働者として働いたリアリティにあふれたルポタージュです。
あの3.11にてメルトダウンした福島原発や敦賀、美浜で放射能を浴びながら働いたのです。
電力会社社員すら入らない場所へ
日雇いに近い労働者を放射能の中へ送り込み、
労働者の被爆線量をうやむやにしてしまうような管理体制が
35年も前から実際に行われてきた事実、これは衝撃でした。
東電、関電、原発メーカー、国の管理等々、
あまりにもずさんと言いようがない。
今問われている原発のありようが過去から
今までもずっーと引きずられている。
機会があればぜひ読んでみると
今の国や電力会社の言葉が真実を語っていないことが理解できると思う。
● ルポ中国「欲望大国」 小学館101新書 富坂 聡/著 小学館
食品偽装や環境汚染など、中国が垣間見せる「歪み」は社会問題の一部に過ぎない。
「ネット中毒」で親を殺す少年、替え玉受験、国籍偽装など、
目的のためには手段を選ばない「欲望至上主義」社会の現場をリポート。
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★★★☆☆
原発同様、いまの日本で気にかかる国は中国だ。
尖閣諸島、PM2.5問題。少し前は毒入り餃子や毒粉ミルク。
中国という歴史と文化を持つ国がどうしてこうなってしまっているのかの一端が見えると思う。
一人っ子政策で「小皇帝」と言われるほど
甘やかされ、好き放題に育てられた子供たちは今30代半ばだ。
後数年で中国の中枢を担う。
もっと恐ろしくなるのがこの時だと
薄ら寒さを感じてしまう。