6月はヒマだったので
いつもより読みましたよ!
● ナンバーナイン 宝島社文庫 Cは-2-3 原田 マハ/著 宝島社
東京でインテリア・アートの販売員をするOL、真紅。
仕事に挫折し、母親の待つ故郷に帰るべきではないかと悩んでいたある日。
ふと立ち寄った宝石店で出会った見知らぬ中国人紳士に運命的な恋をする。
真紅は「また会いたい」という一心で、紳士に渡された電話番号を頼りに上海へ渡る。
まるで見えない糸に導かれるように再会する二人。未来は幸せなものかと思われたが--。
上海を舞台に繰り広げられる大人の恋愛物語。
--------------------------------------------------------------------------
★★★★★
一枚の何ともないような絵。
そしてその由来にまつわる主人公の数奇な年月。
グイグイと引き込むパワーに圧倒されてしまいます。
いや〜、素晴らしいです!!
● 翔ぶ少女 原田 マハ/著 ポプラ社
1995年、神戸。
震災で両親を失った丹華(ニケ)は、兄、妹とともに医師のゼロ先生に助けられた。
復興へと歩む町で、絆を育んでいく4人を待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった…。
『asta*』連載を単行本化。
--------------------------------------------------------------------------
★★★★★
すっかり原田マハ月間になりそうです。
図書館からの入荷を待っていられずに買ってきてしまいました。
本気で誰かを大切に思ったとき、奇跡が起こるのでしょう!
人を想う、思いやる大切な心が満載な一冊です。
● さいはての彼女 原田 マハ/[著] 角川書店
敏腕若手女性社長、涼香。
失恋と社内の内紛でくたくたになり、失意のまま出かけた沖縄でのヴァカンスは、行き先違いでなぜか女満別!?
だが予想外の出会いが心を解きほぐしていき…。再生をテーマにした短篇全4篇を収録。
--------------------------------------------------------------------------
★★★★☆
天狗になりひとりぼっちになってしまったとき、
疲れ果ててしまったとき・・・
いろんな辛い思いから、新しい一歩を踏み出すよう
軽〜く背中を押してくれる様なお話しが4つ。
● 楽園のカンヴァス 原田 マハ/[著] 新潮社
ニューヨーク近代美術館の学芸員ティムは、
スイスの大邸宅で巨匠アンリ・ルソーの大作「夢」とそっくりな絵を目にした。
ティムは絵の真贋をめぐって、日本人研究者の早川織絵と火花を散らす。『小説新潮』連載を単行本化。
--------------------------------------------------------------------------
★★★★★
アンリ・ルソー 「夢」
「夢」のミューズ(女神)ヤドヴィカ
ルソーの絵を巡り、その真贋を問う主人公。
そのカギとなる残された一冊の日記とも小説ともとれる本をもとに
その謎に迫っていくのだが実に引き込まれる。
主人公の過去、ルソーの絵を所有する男の謎、
そして絵のモデルとなったヤドヴィカという女性とルソーのこと。
いろんなものがグルグルと巡る素晴らしい一冊だ。
ネットなどでこの本に出てくる作家と絵を見ながら
読むと一段と面白い。
● ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言 原田 マハ/著 NHK出版
夢に現れたタピスリーの貴婦人は、ジョルジュ・サンドに助けを求めた。
中世美術の最高傑作「貴婦人と一角獣」に秘められた物語が幕を開ける…。
「貴婦人と一角獣」のカラー図版、ジョルジュ・サンドの短編も収載。
--------------------------------------------------------------------------
★★★☆☆
たぶん、現在執筆をしている作品の序章で、
展覧会開催にあたり、序章のみを刊行したもののようです。
この後の展開がどうなっていくのか、
作品の完成を待ちたいと思っています。
●ワクチンX 性格変更、承ります。 桂 望実/著 実業之日本社
20XX年。理想の人間に近づける夢のワクチン“性格補強ワクチン”が突然生産不能に。
発覚を恐れた女社長は東奔西走するが…。
幸せを求める人々の欲望、絶望、希望が交錯する怒濤のヒューマン・サスペンス。
--------------------------------------------------------------------------
★★★★★
SF的作品ですが、人の深層へと入り込むとても面白い一冊です。
● 県庁の星 幻冬舎文庫 か-23-2 桂 望実/[著] 幻冬舎
小学校の時からずっと成績優秀、品行方正。
役人根性全開の県庁のエリートが、田舎のスーパーにやって来た。
手に汗握る、役人エンターテインメント!
サラリーマンも身につまされる役人意識構造改革ストーリー。
--------------------------------------------------------------------------
★★★★☆
エリート官僚が田舎のスーパーに派遣されるのだが
前半、このエリート官僚の「くそ役人」の象徴的精神を見事に発揮。
読んでいても、イライラし通し。
それが、あることを契機に
ほんの少しずつものを見る視点が一般人的に変化を始める。
日本の役所勤めの人間が、政治家たちが
こんな風に変わってくれたなら
どんなに素晴らしい日本になるだろうか、と
しみじみ感じ入ってしまいました。
●永遠(とわ)をさがしに 河出文庫 は19-1 原田 マハ/著 河出書房新社
世界的な指揮者の父とふたりで暮らす、和音16歳。
そこへ型破りの「新しい母」がやってきて…。
親子の愛情、友情、初恋、そして実母との奇跡の再会。
音楽を通して描くドラマチックな感動物語。
--------------------------------------------------------------------------
★★★★★
いやぁ、面白かったです!
クラシックの分からない自分でも、存分に楽しめました。
そして、意外と深いです。
主人公と母、そして新しい母、新しい母の母親との3つの関係。
主人公とと父、友人たちの絆。
主人公と音楽とのつながり。
自分を取り巻く環境の中で起こる事象へ対して
まっすぐに向かい、傷つき、理解し合う。
オススメ!
いつもより読みましたよ!
● ナンバーナイン 宝島社文庫 Cは-2-3 原田 マハ/著 宝島社
東京でインテリア・アートの販売員をするOL、真紅。
仕事に挫折し、母親の待つ故郷に帰るべきではないかと悩んでいたある日。
ふと立ち寄った宝石店で出会った見知らぬ中国人紳士に運命的な恋をする。
真紅は「また会いたい」という一心で、紳士に渡された電話番号を頼りに上海へ渡る。
まるで見えない糸に導かれるように再会する二人。未来は幸せなものかと思われたが--。
上海を舞台に繰り広げられる大人の恋愛物語。
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★★★★★
一枚の何ともないような絵。
そしてその由来にまつわる主人公の数奇な年月。
グイグイと引き込むパワーに圧倒されてしまいます。
いや〜、素晴らしいです!!
● 翔ぶ少女 原田 マハ/著 ポプラ社
1995年、神戸。
震災で両親を失った丹華(ニケ)は、兄、妹とともに医師のゼロ先生に助けられた。
復興へと歩む町で、絆を育んでいく4人を待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった…。
『asta*』連載を単行本化。
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★★★★★
すっかり原田マハ月間になりそうです。
図書館からの入荷を待っていられずに買ってきてしまいました。
本気で誰かを大切に思ったとき、奇跡が起こるのでしょう!
人を想う、思いやる大切な心が満載な一冊です。
● さいはての彼女 原田 マハ/[著] 角川書店
敏腕若手女性社長、涼香。
失恋と社内の内紛でくたくたになり、失意のまま出かけた沖縄でのヴァカンスは、行き先違いでなぜか女満別!?
だが予想外の出会いが心を解きほぐしていき…。再生をテーマにした短篇全4篇を収録。
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★★★★☆
天狗になりひとりぼっちになってしまったとき、
疲れ果ててしまったとき・・・
いろんな辛い思いから、新しい一歩を踏み出すよう
軽〜く背中を押してくれる様なお話しが4つ。
● 楽園のカンヴァス 原田 マハ/[著] 新潮社
ニューヨーク近代美術館の学芸員ティムは、
スイスの大邸宅で巨匠アンリ・ルソーの大作「夢」とそっくりな絵を目にした。
ティムは絵の真贋をめぐって、日本人研究者の早川織絵と火花を散らす。『小説新潮』連載を単行本化。
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★★★★★
アンリ・ルソー 「夢」
「夢」のミューズ(女神)ヤドヴィカ
ルソーの絵を巡り、その真贋を問う主人公。
そのカギとなる残された一冊の日記とも小説ともとれる本をもとに
その謎に迫っていくのだが実に引き込まれる。
主人公の過去、ルソーの絵を所有する男の謎、
そして絵のモデルとなったヤドヴィカという女性とルソーのこと。
いろんなものがグルグルと巡る素晴らしい一冊だ。
ネットなどでこの本に出てくる作家と絵を見ながら
読むと一段と面白い。
● ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言 原田 マハ/著 NHK出版
夢に現れたタピスリーの貴婦人は、ジョルジュ・サンドに助けを求めた。
中世美術の最高傑作「貴婦人と一角獣」に秘められた物語が幕を開ける…。
「貴婦人と一角獣」のカラー図版、ジョルジュ・サンドの短編も収載。
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★★★☆☆
たぶん、現在執筆をしている作品の序章で、
展覧会開催にあたり、序章のみを刊行したもののようです。
この後の展開がどうなっていくのか、
作品の完成を待ちたいと思っています。
●ワクチンX 性格変更、承ります。 桂 望実/著 実業之日本社
20XX年。理想の人間に近づける夢のワクチン“性格補強ワクチン”が突然生産不能に。
発覚を恐れた女社長は東奔西走するが…。
幸せを求める人々の欲望、絶望、希望が交錯する怒濤のヒューマン・サスペンス。
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★★★★★
SF的作品ですが、人の深層へと入り込むとても面白い一冊です。
● 県庁の星 幻冬舎文庫 か-23-2 桂 望実/[著] 幻冬舎
小学校の時からずっと成績優秀、品行方正。
役人根性全開の県庁のエリートが、田舎のスーパーにやって来た。
手に汗握る、役人エンターテインメント!
サラリーマンも身につまされる役人意識構造改革ストーリー。
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★★★★☆
エリート官僚が田舎のスーパーに派遣されるのだが
前半、このエリート官僚の「くそ役人」の象徴的精神を見事に発揮。
読んでいても、イライラし通し。
それが、あることを契機に
ほんの少しずつものを見る視点が一般人的に変化を始める。
日本の役所勤めの人間が、政治家たちが
こんな風に変わってくれたなら
どんなに素晴らしい日本になるだろうか、と
しみじみ感じ入ってしまいました。
●永遠(とわ)をさがしに 河出文庫 は19-1 原田 マハ/著 河出書房新社
世界的な指揮者の父とふたりで暮らす、和音16歳。
そこへ型破りの「新しい母」がやってきて…。
親子の愛情、友情、初恋、そして実母との奇跡の再会。
音楽を通して描くドラマチックな感動物語。
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★★★★★
いやぁ、面白かったです!
クラシックの分からない自分でも、存分に楽しめました。
そして、意外と深いです。
主人公と母、そして新しい母、新しい母の母親との3つの関係。
主人公とと父、友人たちの絆。
主人公と音楽とのつながり。
自分を取り巻く環境の中で起こる事象へ対して
まっすぐに向かい、傷つき、理解し合う。
オススメ!
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