残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

12月の読書

2014年12月25日 11時13分00秒 | Weblog
早くも今年2014年も明日で仕事終いになります。

過ぎ去る刻は、はやいですねぇ。


今年もいろいろな本を読みました。
身になると良いのですが、鳥頭の自分には難しいかも・・・ね。







● カフーを待ちわびて 原田 マハ/著 宝島社

もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください-。
沖縄の小さな島に住む明青のもとに神様が花嫁を連れてきた。
やさしくて、あたたかくて、ちょっぴりせつない恋の話。

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★★★★☆

なんかいいなぁ。

ホンワカとしてくるラブストーリーです。









●暗鬼 乃南 アサ/著

両親、弟妹、祖父母に曾祖母。
今時珍しい大家族に嫁いだ法子を待っていたのは、何不自由ない暮らしと温かい家族の歓待だった。
しかしある日、近所で起きた心中事件に彼らが関係しているという疑惑を抱いた法子は、
一見理想的な家族を前に疑心の闇にはまっていく。やがて暴かれる、呪われた家族の真実とは。
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★★★☆☆

家族という血縁の中に取り込まれていく恐怖。
でもその恐怖も次第に・・・。

おもしろいんだけど、ちょっと何かが足りないような・・・。













● 花々 原田 マハ/著 宝島社

明青と幸が出会ったとき、島では何が起こっていたのか…。
ダイバーズショップの純子、明青の初恋の女性、成子。
さまよえる花々の、美しくも儚い島物語。「カフーを待ちわびて」の外伝。

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★★★★☆


すっかりハマってしまいました(笑

気になっていた前作のことも最後に解決です。










●総理の夫 原田 マハ/著 実業之日本社

日本初の女性総理・相馬凛子が誕生し、鳥類研究家の夫・日和は妻を支えようと決意する。
だが国民目線の政策には、政財界のおじさん連中からやっかみの嵐。
果たして凛子の理想は実現するのか。『ジェイ・ノベル』連載を書籍化。

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★★★★☆

今の日本で一番総理に近い女性政治家と言えば
小渕優子でしょうね。

だけどみそぎ以前のことが解決もしていない、
さらにHDDにドリルで証拠隠滅もニュースになったのは選挙終了後。

だめだ、この日本って言う国は!
選挙に行って1票を投じても何も変わらん!!!!

この小説のように素晴らしい総理大臣をのぞむ。











● 夏を喪くす  原田 マハ/[著] 講談社

「なんだか、硬いね」 ベッドで恋人が乳房の異変に気づいた。
仕事と恋を謳歌する咲子の人生に暗雲が翳る。
夏の沖縄で40歳を迎えた女性の転機を描く表題作を含む、全4編を収録。
揺れる女心の決意の瞬間を鮮烈に綴る中編集。

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★★★☆☆

アラサー、アラフォーの女性の変化を綴るショートストーリー。

なかなか良いと思います。













● 眠る魚 坂東 眞砂子/著 集英社

東日本大震災後、外国から一時帰国した彩実。
海外メディアが報じる放射線被害への危機感と反比例するかのような国内の実像に違和感を覚える中、
奇妙な風土病の噂を耳にし…。
『レンザブロー』に掲載された、未完の絶筆長編。

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★★★★☆

著者の絶筆のため、お話しは途中で終わってしまいますが
なかなか重いテーマを扱っています。

東日本大震災による放射能汚染とともに聞こえ始めた風土病の名。

いったいどういう展開をしていくプロットだったのかと気になるものです。


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