残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

1月の読書

2018年02月07日 10時16分52秒 | Weblog





●ししゃも 祥伝社文庫 せ3-1 仙川 環/著 祥伝社

リストラされ故郷に戻った恭子が目にしたのはさびれた町の風景だった。
このままでは町にも自分にも明るい未来はない。
そんなとき出会った地元の美味しいししゃも。
虹色ししゃもで町おこしだ! 恭子は売り込みに奮闘するが…。
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★★★★★


地域興しが題材のお話しを期待して読みましたが
町おこしを題材として織りなすミステリー仕立ての小説でありました。

なかなか面白く、この作者の本を数冊追いかけてみました。






●極卵 仙川 環/著 小学館

人気自然食品店の高級鶏卵は猛毒に汚染されたものだった。
消費者団体は業者を糾弾し、大手マスメディアは過熱報道を増していく。
しかし取材を始めた元新聞記者の瀬島桐子の前に、隠蔽された驚くべき真実が浮かび上がり…。
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★★★★☆

こちらの本は、耳目が集まる自然食品の卵を柱としながら
禁じられた遺伝子組み替え操作という題材を追い求めるミステリー。

こちらもいけます!







●料理人の光 ヤッさん 4 原 宏一/著 双葉社

何をやっても中途半端な青年・ショータ。
そんな彼にヤッさんは“保護観察”を告げた。
再出発を誓ったショータは料理人にとって最も大切なものを探し求める。
「ヤッさん」シリーズ第4弾。『小説推理』掲載を単行本化。
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★★★★☆

ある意味、シリーズを読んでいるので
新刊も読まなくちゃ・・・という流れ。

時折触れられる築地市場の情報や
ミシュランの格付けに対する問題にも触れられ
最近の色事情に触れられます。









● 隔離島 フェーズ0 新潮文庫 せ-16-1 仙川 環/著 新潮社

若き医師・希世は、伊豆諸島の小さな島に赴任してきた。
健康増進運動が浸透している同地では、長患いする者もいない。
だが、その運動に関心を抱いた旧友の新聞記者が突然失踪。
希世は不審な死や陰鬱な事件に包囲されてゆき…。
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★★★★☆


仙川 環さんお得意の医療ミステリー。

健康にまつわる遺伝子解析をしようとする企業、過疎の町の医療、介護事情を題材にしたミステリーです。