残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

11月の読書 〜原 宏一 月間〜

2017年12月05日 16時31分02秒 | Weblog




●ヤッさん 2 双葉文庫 は-24-02 神楽坂のマリエ 原 宏一/著 双葉社

念願かなって始めたカフェで、すぐに行きづまるマリエ。
ドン底で手を差し伸べてくれたのは、「誇り高き宿無し」にして食の達人・ヤッさんだった!
いよいよ啖呵(タンカ)が冴えわたる、「ヤッさん」シリーズ第2弾。
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★★★★☆

グルメを通したテンポのいい人間再生物語です。
難しい言葉やストーリーは無しに
小気味の良い、明るい痛快ストーリーなので
ひと息入れたいときにオススメです。








●穴 原 宏一/著 実業之日本社

事業に失敗、富士山麓の樹海で死のうとした青年が、
謎めいた老人に助けられ、洞窟生活を開始…!?
死にぞこないにも死にぞこないの野望がある!
崖っぷちニッポンに警鐘を鳴らす、書き下ろし世直し小説。
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★★★★☆

自殺を決心して樹海へ。
しかしながら樹海での弥生時代さながらの暮らしにより得る「生」。
そして迎える大どんでん返し。

すべてはお釈迦様の手の内に・・・。

痛快なコメディー的一冊です。














● 築地の門出 ヤッさん 3 原 宏一/著 双葉社

迫る市場移転の日、次々に襲うトラブル。
みんなの頼みはやっぱり、「誇り高き宿無し」にして食の達人ヤッさんだ!
「ヤッさん」シリーズ第3弾。
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★★★★☆


やっさん2に同じですね。



















● 握る男 角川文庫 は36-4 原 宏一/[著] KADOKAWA

抜群の「握り」の才能を持つ徳武光一郎は、鮨店の乗っ取りを成功させ、
黒い手段を駆使し、外食チェーンを次々手中に収める。
兄弟子の金森は、その熱に惹かれ、彼に全てを賭けることを決意するが…。
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★★★★☆

寿司屋の見習いから、大きな野望を果たす男のストーリー。

まぁ、あり得ないお話しでは無いとは思いますが。

それはさておき、小気味よいテンポで
物語はすすみ、
野望をはたした男はいったいどんな末路をたどるのか・・・。

立身出世とグルメをモチーフにした人間ドラマです。






















● 佳代のキッチン 祥伝社文庫 は8-5 [佳代のキッチン] [1] 原 宏一/著 祥伝社

失踪した両親を捜すため、お客さんが持ってくる食材で料理を作る「移動調理屋」を始めた佳代。
キッチンワゴンで両親ゆかりの地を巡るうちに、一風変わった注文やちょっとした事件も舞い込んで…。
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★★★☆☆


疲れた頭にちょうどいいグルメと親探しの物語です。