残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

5月の読書

2013年06月08日 12時14分00秒 | Weblog




県庁おもてなし課 有川 浩/著 角川書店

とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。
観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するのだが…。
巻末には高知県庁に実在する「おもてなし課」職員と著者の鼎談を収録。

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★★★★★

最近、映画のCMが流れていますね。

図書館でも人気でなかなか順番が回ってきませんでしたが
ようやく読めました。

これはおもしろかったです、頭の中では高知と夕張市を置き換えながら
夕張で何かできないだろうかなどと・・・。

観光にはトイレが重要ポイントとありましたが
夕張はお金がないと言うことで
トイレを閉鎖しまくっていますよね。

観光で財政開腹を考えているのなら
広い夕張市に数カ所しかない公衆トイレは考え物です。

市役所の人たちにもぜひ読んで欲しい一冊です。









● 田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則 生活人新書 金丸 弘美/著

地域おこしの成否は、いったいどこで決まるのか。
全国800の農山漁村をまわってきた著者が、
「発見力」「ものづくり力」「ブランドデザイン力」「食文化力」「環境力」の
5つの力に焦点を当てて検証する。
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★★★★★


これはなかなか面白い本でした。
手元に置いておきたくて買っちゃいました。

この地域興しの活力を夕張へまわせないもんでしょうか、夕張市役所の方々。







● 玩具の言い分 祥伝社文庫 朝倉 かすみ/著

「わたし」を脱いで裸になりたい…。
シャレにならない大人の事情。
女たちの理想郷はどこにあるのだろう? 
「グラン・トゥーリズモ」など、ほろ苦くもエロティックな全6編を収録する恋愛短編集。
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★★★☆☆

アラフォー前後の女性の本音?が書かれた短編集。

残念ながら
自分にはピタッとこなかった。





(写真取り忘れ)
● ルック・バック・イン・アンガー 樋口 毅宏/著

安い紙に女の肌を載せ、それをまとめて叩き売る男たち。彼らは終わらない宴を求めた…。
実在するアダルト本出版社とその周辺で起こった出来事をもとにした小説。
『オール読物』掲載の短篇「四畳半のシェークスピア」も掲載。
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★★★☆☆

実在するアダルト出版社で働く編集者たちの物語なんですが
当然のことながら脚色はされているとは思いつつも、
ホントなの?! えっ??
とういうこぼれ話が。

ただ読み終わった時には
一般人にはない、ある種の狂気を感じてしまう一冊です。

散った後の夕張さくら

2013年06月08日 11時46分47秒 | Weblog
今週は忙しくてちょうど一週間前の事が、ようやく書けます。

6/1日まだ桜が残っているだろうなと、夕張へ。



滝の上。



桜は1本だけ咲いてました。
細長い夕張の南端なのでもう散っているだろうと思っていたんですが
まにあって良かった。





小さなスミレのような花が芝生に。



楓かな?





滝の上から沼ノ沢を抜け清陵に入ると
なんだか、いつもより人の往来が目に入ります。

今日はずいぶん人が歩いてるなぁ、と車を進めると



夕張小学校の運動会です。

ちょうど子供盆踊りをなぜか踊っています。



小学校が1校に集約されたので
夕張中の小学校関係者が大集合しているんですから
ふだんと違うのも頷けます。

その後、ガミ先輩とルーチェで昼食をとり
ロケットマンさんら夕北OBの記念植樹探しに高松へ。



最初はなかなか発見できず、
きっと植樹の苗木がダメになってしまったんだなぁ、と・・・



あきらめかけていたら、

ありました!

いやー、いかったべさ!!

でも、残念ながらこんな植樹もあります。



大雪の重さに耐えかねて
無残な姿になったものも・・・。

桜守の方々はどんな管理をしているのか
ちょっと疑問が残ります。

ボランティアやNPOではなく
一企業ととして運営していると聞いていますから。



高松跨線橋横の小川が氾濫してこんな感じに。

もともとがズリですから地盤は弱い。



高松の電線で見かけたホオジロ。

この後、ガミ先輩と高校卒業以来のコンパへ出向き
なんだかんだと、ガミ先輩、コンパのママと雑談タイムに突入しました。

札幌への帰り道、沼ノ沢の川沿いへ。



アオサギくんがボーーっと佇んでおりました。