蒲焼

土用丑の日・・・言うまでもなく日本中の台所から煙？（もう、こんな光景は無理かな）と香ばしい垂れの匂いが、今日も立ち込めたでしょうか。

伝統的な夏の食文化である「土用丑の日」も、目先の利益を追う業者によって無残にも打ち砕かれてしまいました。

消費者をないがしろにした商行為のために、国産鰻は価格が上がって庶民の口には届かなくなってしまいました。

早めに冷凍食品を買い込んでいた我が家では、鹿児島さんの蒲焼にありつくことが出来たのですが、食い収めの日となりそうです。

中国産の偽装問題は、消費の激減となって、業界に跳ね返ってきました。
産地の養鰻家も日本向けの輸出が途絶えて、転換を余儀なくされたようです。

グローバル化の時代は、身近な生活の中にも影響しあって、世界と繋がっているんだなぁと、ちょっぴりいつもと違った味を噛みしめました。