conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

小寒のメロディ

2013-01-05 22:07:12 | 詩歌

ささやかな正月を迎え
矢のような三が日も過ぎて行った

陽が西に落ちた後のように
琥珀色のコーヒーを飲みながら
レコードを聴いている

回転して緩やかに波うつ
音源の上を
静かに針が走っているのを
見つめている

不思議なもので

メロディの静けさが
部屋に満ちると
温かい手触りが
私の中を駆けていく

小寒の春は
風の声さえ閉じている

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« ウィンナーワルツ | トップ | 作ってみました »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
青春 (hide-san)
2013-01-06 17:28:30
サミュエル・ウルマンの詩に、「青春賦」と言うのがあります。
「うたかたのメロディ」を読んで、思い出しました。
年を重ねただけで人は老いない。
信念と自信と希望がある限り人は若く、
理想を失う時に初めて老いる。
そんな内容であったと思います。
歳月は皺を増やしますが、
人生への歓喜と興味が、止まぬ好奇心が、
萎まない限り人は青春を失いません。
返信する
hide-sanさん (conparu2)
2013-01-07 00:18:04
気持ちの持ちようで、老いにも青春にも
向き合うことになりますね。

『サミュエル・ウルマン』ですか、
とても勉強になりました。
ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

詩歌」カテゴリの最新記事