月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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トリアングルム・40

2021-04-20 05:07:43 | 詩集・瑠璃の籠

悪いことをする者を
神は追い出す
神が与えたもの
すべてをはがしとり
素裸のまま追い出す

ありとあらゆるよきものを
神にもらっておきながら
おまえたちは傲慢の鼻を鳴らし
すべては馬鹿なものだと
言い放った

億年の
神の美しい努力を
すべて否定した
この世に確かなものなど
何もないのだと

そして悪の限りを尽くして
この世を愚弄し続けた
それでも
すべてを救おうと
最後まであきらめなかった愛に
おまえたちは最低の侮辱をした

高山の山塊よりも太い
神の忍耐を破り
おまえたちは落ちていく
神の愛の何もない
永遠の黎明へと落ちていく

悪いことをする者を
神は追い出す
神の努力のたまものである
この美しい愛の世界から
追い出す

もう永遠に
帰ってくるでない




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アルヤ・57

2021-04-19 05:01:49 | 詩集・瑠璃の籠

人を馬鹿にしてばかりいるから
自分の人生が難しくなるのです

なぜあなたは
人を馬鹿にしてばかりいるのか
それは他人とみれば嫉妬しているからです
あなたは他人が自分ではないというだけで
つらくてたまらないのです

なぜ嫉妬するのか
それはあなたの奥に
触れられたくない苦い罪があるからです
あなたは遠い昔に
とても嫌なことをしたことがある
その記憶が常にいら立ちを作り
それが他人に対する深い憎悪と嫉妬を生むのです

そしてあなたは人を馬鹿にして
人の反感を買い 反動を食い
自分の人生をやたらと難しくしてしまうのです

そんな苦しい不幸をなくしたいなら
他人ばかり責めている自分と
深く話し合いなさい
なぜそういうことになるのかと
自分の真実をつかみ
それと正しく向き合いなさい

さわりたくない自分の深部に触れ
巻き起こる痛みを耐えしのぎ
自分を立て直すべく
罪を浄めていくのです

本当の自分とむきあわないかぎり
あなたは絶対に
幸せにはなれないのです




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ヴィンデミアトリックス・47

2021-04-18 05:11:05 | 詩集・瑠璃の籠

今のこの世界は
嘘ばかりが繁栄している

人を盗み
神を盗み
本当の自分を馬鹿にしている
馬鹿ばかりが
いいことになっている

富も名声も
馬鹿が占領しているのだ

白蟻の蟻塚のように
悪いものばかりが
にょきにょきと生え群がり
栄え栄えて
この世は全く
恐ろしく愚かなものとなっている

そのすべてを改めるために
神は動きなさる

長い時を
嘘と盗みばかりで生き
この世をさかさまにしてきた
馬鹿者どもよ
準備をしなさい
神がおまえのもとにやってくる

神が
もはや愛ではない問いを
おまえにつきつける
永遠に嘘で生きていくつもりなのかと

そのとき
否と答えることができなければ
おまえは神の敵として
神に滅ぼされるのだ




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カノープス・57

2021-04-17 05:14:00 | 詩集・瑠璃の籠

沈みゆくガラスの船に閉じこもり
幻想の楽園に溺れる者よ
神のため息が聞こえないか

藁の心臓と藁の筋肉で
偽物の自分をつくり
馬鹿に引かせた甘い人生に酔うている
愚か者よ
いつ目を覚ますのか

欲しかった幸せを
盗んだ銀で巧妙につくり
玉の涙で世間をだまそうとした
愚か者よ
下手な芝居が笑えぬ喜劇に落ちる

黄金でつくられた
神の約束を糞で汚し
偽物の栄光の舞台の中に
永遠に住もうとした馬鹿者よ
おまえを観る観客席の中から
神が一斉に退席する

永遠に
くだらぬ脚本を繰り返す
おまえの舞台を
神が見るのをやめる

沈みゆくガラスの船に閉じこもり
幻想の楽園に溺れる者よ
嘘でつくりあげた幸福の舞台を演じながら
どこともしれぬ闇の中に
おまえは落ちてゆくのだ




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ミンタカ・20

2021-04-16 05:29:32 | 詩集・瑠璃の籠

正直になりなさい
あなたが自分を縛っている
がんじがらめの嘘を
ひとつひとつほどき
正直になりなさい

なぜあなたは嘘をつくのか
嫌なことをしたことがある
嫌な自分など捨てて
夢のように
まったく違う自分になりたかいからだ

馬鹿なことをして
いやらしい傷がついてしまった
馬鹿な自分など捨てて
まったく新しい自分になりたいからだ

そんな嘘をついている自分が
また嫌になり
またあなたは嘘をつく
そしてどんどんおかしなものになっていく

もうやめなさい
嘘を重ねれば重ねるほど
あなたは寒い幻の沼に
沈んでいくのだ
美しいものになりたいという
愚かしい心の迷路に
迷っていくのだ

あなたの迷いが
永遠の黎明の扉を開く前に
もう目を覚ましなさい
嘘は嘘でしかないのだと
どんなに塗り重ねても
永遠に本当にはならないのだと

正直になりなさい
すべての嘘を捨てて
正直な自分になりなさい
それこそが
神があなたに教えてくれる
永遠の幸福への入り口なのだ




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ガラクシア・44

2021-04-15 05:24:14 | 詩集・瑠璃の籠

おまえは
神の愛を食い尽くした
あまりにも尊いものを
豪勢なクズだと言って
馬鹿にした

神が泣いている
おまえのために泣いている
嘘で作った幻の宮殿に
幻とともに住み
幻の酒に酔うている
おまえを見て泣いている

豪勢なクズとは
おまえのことか
億年の愛を尽くして
神が育ててきたおまえは
あまりにも痛いものになった

愛を馬鹿にし
愛を振り捨て
傲慢の檻の中に自分を閉じ込め
あらゆる暴虐をなす
いやらしいものになった

あほうよ
おろかものよ
神はもう疲れ果てた
神はもうおまえを見放す
もう二度と
神に触れるではない
神の庭に入るではない

永遠の枷を
自分にはめながら
もう出ていくがよい
神の愛の何もないところへと
おまえ自身が選んだ
暗くはてしない永遠の大地へと




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スピカ・54

2021-04-14 05:10:00 | 詩集・瑠璃の籠

どんなにきれいな衣装を着ても
どんなにたくみに化粧をしても
あなたが心の奥に隠している
影を消すことはできません

あなたには
忘れ去りたい自分がいる
そう 遠い昔
あなたはきれいな人に嫉妬して
その人を馬鹿にしたことがある

そんな自分が汚らしくて
つらくて
あなたはいつも
苦しいほどに自分をきれいにするのだ
はげしく はげしく
きれいになりたいと思うのだ

それなのに きれいになれないから
あなたはまた
人に嫉妬ばかりしているのだ
そしてまたそんな自分が嫌いになる

かわいそうな馬鹿者よ
本当にきれいになりたいなら
無明の心の地獄に溺れる
自分の姿を正しくつかみなさい
そして心の陰に隠した
遠い罪を浄めなさい

われよしの心を捨て
神に謝り 人に謝り
美しい心の姿というものを
まじめに勉強していきましょう

衣装や化粧でごまかしても
あなたはきれいになることはできません
美しい心で清らかなことをなし
神のため 愛のために生きることが
本当の自分の美しさを作るのです




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ゲンマ・53

2021-04-13 05:09:33 | 詩集・瑠璃の籠

神とは何か

神とは
最も進化した愛の姿である

神とは
人間を最上の幸福に導く道である

この世のもののすべてを創造し
この世のもののすべてに支配権をふるえる
ただひとつの神など存在しない

神とは
ただひとつの愛のもとに結ばれた
美しい大空の星々なのである

ゆえに人は
神を信頼し
神を愛し
まじめに神の道を勉強しなさい

そうすれば人は
ただひとつの愛のもとに結ばれ
永遠の魂の幸福を約束されるだろう

神は人を支配しはしない
愛に目覚めた人々の
魂の自由を保証し
あらゆる活動を認め
何もかもを愛の中に導いて下さる

神とは
すべてを真実の幸福に導く
あまりにもすばらしい
偉大な存在なのである




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アルギエバ・48

2021-04-12 05:04:10 | 詩集・瑠璃の籠

もてない男は女を恨む
嫌われている理由が
自分にあることを正視しない

なぜ女を恨むのか
必要以上に女が欲しいからだ
しかし責任はとりたくない
えらい仕事などしたくはない
そういう甘えた根性が
嫌われる理由なのだと
馬鹿な男は認めたくないのだ

女が悪いのだ
女が汚いのだ
すべてを女のせいにして
女を攻撃する
女は馬鹿だから
セックスをして捨てても構わないのだと
勝手な理屈を作って
女を殺す

馬鹿な男は嫌われる
二度と嫌だと言われて
女に逃げられる

あほうが
命を張ってやる
男の仕事もしないで
女を馬鹿にしてばかりいるから
嫌われるのだ

情けない愚か者よ
男のクズと言われたくないなら
女ばかり恨むのをやめ
男の仕事をやれ
きつい敵に立ち向かい
命と自分をかけて
城を守るのだ

命を千度も捨てて
アツイことをやってみよ
女が目を見張るほど
高い男をやってみよ

男の敵に立ち向かわず
弱い女ばかり攻撃しているから
馬鹿は嫌われるのだ




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アンゲテナル・19

2021-04-11 05:06:23 | 詩集・瑠璃の籠

本当の自分とは
神の最高の贈り物です

あなたはそれを使い
あらゆることをなすことができます
よきこと 美しいことを
なす自由があるのです

無明の波に
溺れ惑うこどもたちを
助けにいくことも
あなたの自由意思でできるのです

美しい生命のために
自らを分け与えることも
あなたの自由意思でできるのです

ただ愛のみによって
あなたはあらゆる美しいことを
自分の自由意思で
やることができるのです

神はあなたを縛りはしない
すべての活動を許して下さる
なぜなら存在というものは
もとからすべてが愛であり
愛以外のことはできないものだからです

その
美しくもすばらしい存在というものを
神はわたしたちに下さったのです

あらゆる自己存在よ
恐怖に濡れた小さなエゴを捨て
本当の自分自身に目覚めなさい

そこにこそ
永遠の幸福がある
神がわたしたちに教えたかった
最高の宝があるのです




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