忍び寄る運命の風を
背中に感じて
あなたは身震いをする
嘘で作った
幸せな人生が
砂のように
少しずつ崩れてくる
音におびえながら
あなたは機で夢を織る
忘れたい過去に
なした愚かな罪のことなど
永遠に忘れて
白百合のように
清い人になりたい
人を盗んで
自分を美しくしたことなど
知らないふりをしていれば
霧のように消えていくに違いない
わたしは美しいのだ
愚か者よ
汚い罪の沼に
沈んでいく自分を見捨てて
どこまでいくつもりなのか
悪しきものをつまみ出す
神の手が
もうあなたの後ろ首に
触れているというのに
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