月の岩戸

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ベネトナシュ・21

2022-01-17 05:08:02 | 詩集・瑠璃の籠

蝶という生き物は
あまりにもすばらしい神の芸術です
それは魂の成長過程を模した
美しい神の愛の結晶なのです

彼らの生き方はどうでしょう
小さな卵から芋虫が生まれ
脱皮を繰り返しながら大きくなり
ついにはさなぎとなって
その殻をも脱ぎ捨てると
美しい翼が生え
風の中を飛ぶことができるようになる

霊魂というものの成長過程も
こういうものなのです
小さなころは貪欲に血を食べて大きくなり
ある程度大きくなると突然目覚め
自分というものの美しさを知り
自在に飛ぶことができるようになる

目覚めの時は
文字通り自分の生皮をはぐような
苦しみをも味わうが
それを終えるとすばらしい自分自身の翼が開く
あまりにも美しい自分になることができる

蝶という生き物は
この霊魂の成長過程をモデルにして
神が創りたもうたものなのです
だからわたしたちは言うことができる
さなぎの殻を脱ぎ捨てるように
嘘を脱ぎ捨てなさいと

神はこのように
太古の太古の昔から
その素晴らしい創造を通して
繰り返し教えてくださっていたのです
いずれはおまえたちも
この蝶のように魂が脱皮して
新たなものになるのだと





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