月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

百合をよる

2013-10-26 05:07:38 | 歌集・窓辺の百合

あしたみる 夢はほのかに 明るみて しばし忘るる はるかなる道




ほほゑみを 蛍にのこし 消え去りぬ 夏の香りは 風に染みゆく




あきらめて のちの心は 熱けれど なみだのごはず 泣くわれは愚か




あめのした あをき花野の 風に立ち 月の窓辺に 置く百合をよる




あかつきを 見ることもなく 去る月を とほく見て立つ 蒼杉の森





コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ばらの”み” 12 | トップ | 女は »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
絵の解説 (てんこ)
2013-10-26 05:10:14
アンヌ・フランソワ・ルイ・ジャンモ、「魂の詩・純潔」、19世紀フランス、ロマン主義。
返信する

コメントを投稿

歌集・窓辺の百合」カテゴリの最新記事