思いついたままに。
で、おことわり。
ワタクシ、噺の間はメモをとらず、思い出しながら、このブログを書いております。
なので、ここで書かれていることは一字一句、正確なものではなく「まあ、こんなニュアンスのことを話していたのだな」という感じでとらえていただければ幸いです。
まあ、自分の備忘録のつもりなので。お許しください。
小三治という名前について
「小三治という名は、小さん、先代の5代目・柳家小さんから継ぎました。
前座の時は、小たけ、という名前で、二つ目になって、さん治になった。
真打に昇進して、どういう名前になるか、師匠からどういう名前をつけられるのか、と思っていましたが、いつまでたっても師匠の小さんは何にも言わない。
真打になると、手拭いを染めたり、いろいろ準備をしなければならない、3~4か月前には決まっていないと間に合わない。
9月に昇進が決まっているんですが、5月を過ぎても6月になっても何にも言わない。
で、自分では、この名前にしようかな、というのを考えて、それを師匠に言おうかとも思いました。その名前は、今、つけている方がいるので言えませんが・・・。
ただ、その名前は歌丸ではありません・・・(笑)。
ある日、寄席の楽屋で、小さんと2人きりになったことがありまして、そこで小さんが、
『お前の名前は小三治だ』
と言った。
最初はいやでしたよ。
(兄弟子になる)談志さんが『小三治の名前をくれ』と小さんに言っていたことがあるんです。
小さんは『おめえは人間がずるいからダメだ』と断った。
あたしは、それを直に聞いていましたから。
そこで小三治を継ぐと、談志さんの反感を買うわけでしょ(笑)。
あたしも考えて小さんに言ったんです。
『二つ目のときに、さん治ですよ。ふつう、名前は大きくなるもんです。なんで、さん治から小三治になるんですか?』
そう言ったら小さんが
『いいんだよ。小三治で。さん治に、大がついたら、だいさんじになる(爆笑)』」
で、おことわり。
ワタクシ、噺の間はメモをとらず、思い出しながら、このブログを書いております。
なので、ここで書かれていることは一字一句、正確なものではなく「まあ、こんなニュアンスのことを話していたのだな」という感じでとらえていただければ幸いです。
まあ、自分の備忘録のつもりなので。お許しください。
小三治という名前について
「小三治という名は、小さん、先代の5代目・柳家小さんから継ぎました。
前座の時は、小たけ、という名前で、二つ目になって、さん治になった。
真打に昇進して、どういう名前になるか、師匠からどういう名前をつけられるのか、と思っていましたが、いつまでたっても師匠の小さんは何にも言わない。
真打になると、手拭いを染めたり、いろいろ準備をしなければならない、3~4か月前には決まっていないと間に合わない。
9月に昇進が決まっているんですが、5月を過ぎても6月になっても何にも言わない。
で、自分では、この名前にしようかな、というのを考えて、それを師匠に言おうかとも思いました。その名前は、今、つけている方がいるので言えませんが・・・。
ただ、その名前は歌丸ではありません・・・(笑)。
ある日、寄席の楽屋で、小さんと2人きりになったことがありまして、そこで小さんが、
『お前の名前は小三治だ』
と言った。
最初はいやでしたよ。
(兄弟子になる)談志さんが『小三治の名前をくれ』と小さんに言っていたことがあるんです。
小さんは『おめえは人間がずるいからダメだ』と断った。
あたしは、それを直に聞いていましたから。
そこで小三治を継ぐと、談志さんの反感を買うわけでしょ(笑)。
あたしも考えて小さんに言ったんです。
『二つ目のときに、さん治ですよ。ふつう、名前は大きくなるもんです。なんで、さん治から小三治になるんですか?』
そう言ったら小さんが
『いいんだよ。小三治で。さん治に、大がついたら、だいさんじになる(爆笑)』」