なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

小三治師匠のまくらより@姫神ホール 2012.10.25

2012年10月26日 12時12分28秒 | なんとなくの落語
思いついたままに。


で、おことわり。

ワタクシ、噺の間はメモをとらず、思い出しながら、このブログを書いております。

なので、ここで書かれていることは一字一句、正確なものではなく「まあ、こんなニュアンスのことを話していたのだな」という感じでとらえていただければ幸いです。

まあ、自分の備忘録のつもりなので。お許しください。



小三治という名前について


「小三治という名は、小さん、先代の5代目・柳家小さんから継ぎました。

前座の時は、小たけ、という名前で、二つ目になって、さん治になった。

真打に昇進して、どういう名前になるか、師匠からどういう名前をつけられるのか、と思っていましたが、いつまでたっても師匠の小さんは何にも言わない。

真打になると、手拭いを染めたり、いろいろ準備をしなければならない、3~4か月前には決まっていないと間に合わない。

9月に昇進が決まっているんですが、5月を過ぎても6月になっても何にも言わない。

で、自分では、この名前にしようかな、というのを考えて、それを師匠に言おうかとも思いました。その名前は、今、つけている方がいるので言えませんが・・・。

ただ、その名前は歌丸ではありません・・・(笑)。

ある日、寄席の楽屋で、小さんと2人きりになったことがありまして、そこで小さんが、

『お前の名前は小三治だ』

と言った。


最初はいやでしたよ。

(兄弟子になる)談志さんが『小三治の名前をくれ』と小さんに言っていたことがあるんです。

小さんは『おめえは人間がずるいからダメだ』と断った。

あたしは、それを直に聞いていましたから。

そこで小三治を継ぐと、談志さんの反感を買うわけでしょ(笑)。


あたしも考えて小さんに言ったんです。

『二つ目のときに、さん治ですよ。ふつう、名前は大きくなるもんです。なんで、さん治から小三治になるんですか?』

そう言ったら小さんが

『いいんだよ。小三治で。さん治に、大がついたら、だいさんじになる(爆笑)』」

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