なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

ビクター落語会 2007.4.28

2010年07月30日 12時36分15秒 | なんとなくの落語
昔、ミクシィにせっせと落語鑑賞記を書いていたことがありました。

ミクシィの日記だと、ジャンルごとにまとめられないこともあり、こちらに転記してみます。


古いものもあるので、ここに書かれていることは、現在の印象とは違っているかもしれませんが、まあ、そこはお許しを願って・・・。



夜席のほうに行ってきました。

会場は、三田駅近くの仏教伝道センター。落語とはほとんど無縁の縦長の会議室に椅子を並べてある、といった風情のこじんまりとした会場で催されました。


以下、プログラムと感想を。


①柳家小ぞう「つる」(開口一番)


柳家さん喬師匠の9番弟子だそうです。元気のよい「つる」でした。

前座さんです。これからガンバレ!

途中、ご隠居さんの言葉と八つぁん(だったかな?)の言葉を間違えてしまったのはご愛嬌。でも、そこが一番ウケた、というのはちと寂しい。


②柳家さん喬「お楽しみ」


百川でした。

「百川」といえば、小三治師匠の名演が思い出される私ですが、さん喬師匠の「百川」もさすがです。

河岸の若い衆に呼ばれて返事をする百兵衛さんの「う~~、しぇっ!」。

勘違いして、つらそうに、くわいを丸呑みする百兵衛さん。

小三治師匠の演じる百兵衛さんより、高い声で、ひょうきんに演じておられました。


③橘家圓太郎「厩火事」


以前、「試し酒」を聞いたことがあります。いい噺家さんです。

持ち時間が決まっていたのでしょうか?ずいぶん長いマクラでした。

「厩火事」への導入部としてのマクラなんですが、「女の人はわからない」という話を長々と。ちと冗漫だったかな、と。

「厩火事」は素晴らしい出来でした。ただ、おさきさんの話をきく仲人さんが、もう少し軽く演じられてもよかったかな・・・(隣に座っている女の子、居眠りしてましたよ!)。


④柳家さん喬「お若伊之助」


私は、志ん朝師匠のCDで聞いたことがあるだけ。ですが、やはり、さん喬師匠は上手いですね。

志ん朝師匠の「お若伊之助」はいくぶん軽く演じておられたように感じましたが、さん喬師匠は、もっと重く、人情噺のように仕上げておられました。


演じる人によって、同じ噺でも、違う噺のように聞こえてくるから面白いですね。

2時間半で2,800円。楽しませていただきました。



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