なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

12・13柳家小三治独演会@笹川記念会館 2008.12.13 その2

2010年08月09日 21時47分58秒 | なんとなくの落語
さて、続きです。


③柳家小三治


高座に上がる前に足を止め、天井を見回しております。

座ってからの第一声、

「不思議な所へようこそ(笑)」

確かに落語会の会場として、笹川記念会館はあまり馴染みがありません。

「本日の議題は・・・、

来年のモーターボート協会はどうあるべきか(笑)」

ここで、脇にある湯呑の漢方薬を一口すすります。

と、途端に吹き出す師匠。

「いえ、そちらからどう見えるのかわかりませんが、こちらから見るとですね・・・、

お客様の席がすごく区切られていて・・・、

こういう駅弁があったような・・・(笑)」

「入口もですね・・・、入口らしくないんですよ。

怪しいですね・・・。

どうします?(笑)」


さて、ここから「『小児は白き糸の如し』と申します・・・」と、噺に入ります。

「初天神」でした。


何度か聴いたことがあるのに、師匠は決して同じようには演じませんね。

この日も発見がありました。

この日の初天神は、

「かかあが悪いんだ。俺が羽織を出せと言ったらすぐに出さねえから・・・」

金坊に何かねだられるたびに、このセリフを反復するお父つぁん、

そのセリフが効果的で笑ってしまいます。


蜜のだんごを持って、

「あ・あ・あ・あ・・・。水みてえな蜜だな・・・。『情けねえ蜜』だ・・・」

「情けねえ蜜」という言い回しがおかしかった・・・。


「こんなことならお父つぁんを連れてくるんじゃなかった」で、サゲでした。



(続きます)
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