ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

少しずつでも…!

2011-03-27 19:26:04 | Weblog
午前中、地元で小さな集まりがありました。

先日、「種の森」のIさんから「日高に住む私たちとして、何かできることは無いか話し合いの場を持ちたい」という連絡をいただいたのでした!

連日の報道によって届けられる被災地の皆さんの状況、またさらに追い討ちをかけるように、緊急事態となっている「原発」のこと!
「私に何ができるのだろう・・・何をするべきなのだろう・・・!」とただただ悩み続けていたので、思いを語り合えればと、喜んで出かけました。
集まったのは、20人ほど。
「種の森」で何度かお会いした方たち、子ども劇場、生活クラブの友人たちも駆けつけていて、また、若いご夫婦、赤ちゃんや小さな子を連れて参加された方たちともお会いすることができて、とても嬉しかったです!

簡単な自己紹介の後、とにかく、まずは、今、この地域にいる私たちとして「何ができるのか」「何をしたいか」など、各々さまざまな意見、思いを出し合ってみました。
「今すぐできること」「次に取り組めること」「今後長いスタンスでやっていけること」等々、気持ちばかりが先行しないようにと、各方面の情報なども聞きながら・・・。

周知のことですが埼玉県にもたくさんの被災者の方たちが避難されて来ていて、少ないながらもすでに日高にもいらっしゃいます。(先日お邪魔した茅野市の会場近くにも、すでに2家族の方がおられました・・・)
すぐに遠くまで飛んで行けないもどかしさはありながら、また手探りではあるけれど、まず、自分達が取り組める小さなことから一歩を踏み出してみよう。
そして、これは「喉元過ぎれば・・・」ではなく、息の長い取り組みにしていくために、集いながら、ゆるやかな人の輪を広げていこう・・・と話し合いました。

個人の思いだけでは、なかなか動けないことでも、みんなの「知恵と力と心」を合わせれば、少しずつでも形になっていくに違いない・・・と勇気をもらって帰って来ました!

先々週、飯能の朗読サークルで、あれこれと話し合った後、お一人がくださったメールに、「あの大地震以降のさまざまな言葉の中で、『学ぶ』ということは、社会や他者に対して『自分に何が出来るだろう』と、『自分』 と『社会』『他者』とのつながりの道筋をつくることだ、ということに思いいたりました」とあり、高校教師である彼女は、「そのことを伝えられる教師でありたい」と!
まさに、それは私たちにも問われることで、賢治のいう「自分だけが幸せであっても『ほんとうの幸い』ではないことを、心に刻みつけること・・・そして学び続けることだと思います!


「大切なこと」を心から語り合える人たちがいることの力強さと喜びを改めて感じつつ、どうか日本中、世界中のたくさんの人たちの力で「良い方向へ」向かうことを祈り続けます!


近くの公園の馬酔木の花が、満開です。
実は「馬酔木」の花を、はっきりと認識したのは初めてで、「あ、これが!」とこんなに身近なところにあったのだと驚き、花房の小さなひとつひとつの可愛らしさ、その香りに嬉しく酔いました!^^