ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

33年ぶりの高尾山!

2017-10-11 12:36:06 | Weblog
昨日、快晴の秋空の下、友人Kさんと連れ立って高尾山に登ってきました!!
夏が戻ったような気温の一日でしたが、さすがに風は爽やか!木々もほんの少し色付き始めていて、本当に絶好の登山日和でした!!

ポカっとお休みができたので「絶対に10月10日に登るから!」と先週からKさんを脅し(笑)、「登れるかしら~~」と不安そうな彼女をご案内。
「ほらね、やっぱり晴れました!!」と、まだまだ衰えていない「晴れ女パワー」を自慢しながら朝から八王子を目指しました。
10時過ぎに高尾山口に到着。駐車場に車を停め、ウキウキと10時半発のケーブルカーに乗り込みました!
高尾山に登るのは、息子が2歳になったばかりの時以来、なんと33年ぶり!!
急こう配の斜面を上ること約5分で山頂駅へ。まずは薬王院を目指します。
山頂駅のそばに立つ樹齢450年の蛸杉にごあいさつしてから、斜面に立ち並ぶ杉の大木を眺めつつ木漏れ日の中を歩きましたが、道がすっかり整備されていることに驚きました。
平日とはいえ、たくさんの登山客が訪れていて、元気に歩く幼い子の姿もいっぱい!息子とこの山道を歩きながら、道端の葉っぱを拾ったり、あれこれと他愛もないおしゃべりしたことが懐かしく蘇ります!
約20分程で薬王院へ。天平の時代に行基が開いたというお寺です。山門をくぐり本殿から奥の院・・・と境内をゆっくりと歩きながら、山頂を目指しました。この境内の風景も、昔の記憶を辿りながら・・・Kさんに「そうそう、この建物!この烏天狗!!ここで写真を撮ったのよ~!」と、叫んでおりました(笑)!
薬王院を過ぎてゆっくりと登ること30分。ようやく山頂に着きました!! 晴れ渡った空と爽やかな風と遠い山並みと、眼下に広がる都会の風景と・・・残念なことに遠景は少し霞んでいて富士山の姿を見ることはできませんでしたが、本当に素晴らしい眺めでした!!
ベンチに腰掛けてのんびりとおにぎりを頬張りながら、しばし休息の時を。遠足の小学生たちがにぎやかにお弁当を広げていたり、犬を連れた家族や若者たちや、本当に大勢の人が訪れていて改めてびっくりでした!近年の高尾山の人気…聞いてはいましたが、ホントにすごいんだな~と。
登山コースは幾つもあるのですが、私たちが歩いた山頂までのコースは、すっかり歩きやすく整備されていて確かに老若男女誰もが登れるようになっていて、まるでお散歩のような感覚でしたから。

しばらく山頂の眺めを楽しんだ後、ぶらぶらとゆっくり下山。
麓の老舗のお蕎麦屋さんで名物の美味しいお蕎麦をいただき、3時過ぎ、帰路につきました。
山の空気をたっぷりと吸って、軽く気持ちの良い汗をかき、青空とのびやかな景色を楽しみ、懐かしい思い出も辿りながら、本当に楽しい秋の休日を過ごしました!!

ボストン美術館の至宝展へ

2017-10-07 18:28:19 | Weblog
昨日、ぐっと冷え込んだ朝に家を出て、上野の東京都美術館で開催中の「ボストン美術館の至宝展」に行って来ました(^^♪

午前10時、上野駅改札口で友人のMさん、Oさんと合流。修学旅行らしき学生たちや遠足で動物園を訪れている小学生たちに混ざりながら東京都美術館へ。シャンシャンが公開されたら、またまた物凄い人出になるのでしょうね~!会いたいけど・・・(笑)。
混雑を予想して早めに出かけた展覧会も、幸いなことにスムーズに入場できてゆっくりと鑑賞することができました。
古代エジプトの美術~中国美術~日本美術~フランス絵画~アメリカ絵画~版画・写真~現代美術と、ボストン美術館所蔵の作品が80点、集結した見ごたえある展覧会でした!
中でも今回とても興味深く心惹かれたのが、中国の「九龍図巻」(陳容)、日本の涅槃図(英一蝶)、フランス絵画ではゴッホの「ルーラン夫妻」(二人そろっての来日!^^)、ジョージア・オキーフの「グレーの上のカラ・リリー」(初めて出会いました!)等々。
「九龍図巻」は、龍の迫力ある姿はもちろんなのですが、その其々の表情に意志がこめられまるで生きているように描かれていて、それでいてどこかユーモラスな感じもして・・・ガラスに顔をくっつけるようにして(笑)つくつ゛くと見入ってしまいました!
英一蝶の「涅槃図」は、170年ぶりに修復されて初めて日本に里帰りしたのだそうですが、鮮やかな色彩と、釈迦を囲む人々や動物たちの姿、表情がとても興味深かったです!
ゴッホの「ルーラン夫妻」は「郵便配達人ジョセフルーラン」と「子守歌、揺りかごをゆらすオーギュスティーヌ・ルーラン婦人」の2枚の絵画ですが、庶民の力強さと温かさと誠実さが伝わって来て、彼らを見つめるゴッホ自身の姿まで思い浮かべてしまいました!
アメリカ絵画のジョージア・オキーフの作品には初めて出会いましたが、グレーの布の前に置かれた一輪の白い花が印象的で・・・心が落ち着くというか・・・静かな気持ちにさせてくれる素敵な一枚でした!

ゆっくりじっくり館内を巡り、あっという間に2時間が過ぎておりました!
心がたっぷりと満たされた後、「あ、ランチにしましょう!」とお腹が空いていたことに気付いた私たち(笑)!公園内のカフェで、緑を眺めながらゆっくりとくつろぐことができました。
Oさんとは昨年末のオペラの舞台を観に行って以来の再会。私のステージにも何度も来てくださっているのですが、私的なお話をゆっくりするのは初めてだったかも!ちょっとした話題から、やはり私の友人であるNさんとの繋がりが判明してお互いに本当にビックリでした!Oさんのお子さんが、Nさんの教え子だったのです!
帰宅後Nさんに報告すると、もちろん「Oさんのお子さんのこと、Oさんご自身のこともしっかり覚えているし素敵な方だった!」と!
不思議なご縁と繋がりに驚くやら嬉しいやら・・・自らの価値観に従って誠実に生きている方たちと、こうしてお友だちでいられることに改めて感謝でした!

素晴らしい作品に触れて、人の心にも触れて・・・豊かな気持ちで満たされた一日でした!!