ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

長野市~小布施町の旅・最終編

2009-10-14 16:12:26 | Weblog
とうとう三日間の公演も、無事終わりました・・・!

最後に、小布施町に来たら是非訪れたいと思っていた「岩松院」に立ち寄ることにしました。
運営委員長のIさんが、ご一緒してくださるということで、案内していただきました!

岩松院には、戦国武将の福島正則の霊廟があり、本堂には北斎の天井絵が描かれているのです。
晩年、小布施を訪れていた北斎の、89歳の時の傑作といわれている「八方睨み鳳凰図」。大間の天井21畳の広さに描かれているのです! 
ひんやりした本堂に入って見上げると、約160年前に描かれたというのに、色彩も光沢も少しも色あせていないような鮮やかさで、鳳凰の目がどの位置から見てもこちらを睨んでいるように見え、また鳳凰自体が今にも飛び立つのではないかと、その迫力に圧倒されました!!

本堂から見える池は、小林一茶ゆかりの池。
春になると、周囲の山からアズマヒキガエルが産卵のために集まり、雌を奪い合う雄たちの壮絶な(?)戦い「蛙合戦」が繰り広げられるそうです。
一茶がここを訪れた時にその合戦を見て、病弱な我が子を思い「やせ蛙まけるな一茶これにあり」の句を詠んだのだそうです。
池のほとりに句碑が立っていました。

本堂裏手の福島正則の霊廟も、歴史は決して「書物の中の出来事」ではなくて確かに「人が生きていたんだ」と当たり前のことを改めて感じさせてくれました。

Iさんが、「せっかくだから、北斎館も見ていったら!」と誘ってくださったので、立ち寄りました! 小布施滞在中に描いた肉筆画や、祭りの屋台に描かれた天井絵「龍」や「怒涛図」なども見ることができて、北斎をもっと知りたくなりました!

小布施は小さな町ですが、建物も落ち着いていて、自然、歴史、文化の豊かな素敵な土地ですね・・・!
今度は、もっともっとゆっくり散歩してみたいです!
「Iさん、本当に最後まで楽しい時間をありがとうございました!」・・・とお別れする時に、あらやだ!写真、撮らなかったことに気がつきました(笑)!

帰り道、北信五岳(飯綱山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山)が、ぜ~んぶ姿を見せてくれて、私たちも「さようならあ!!」とあいさつして、名残惜しい気持ちで高速に乗りました・・・!

未だに余韻をかみしめながら、遅い「旅日記」を書き終えました。
長野北部、須高子ども劇場の皆さん、改めて、思い出に残る素晴らしい時間をありがとうございました!  






      




長野市~小布施町の旅・その3

2009-10-14 14:37:50 | Weblog
12日(月)

朝のきりっと冷たい空気の中、二日間お世話になった「へんぺさんち」を後にして、長野市のお隣り、小布施町に向かいました

車で約30分ほどで会場に到着。
須高子ども劇場のSさんたちが出迎えてくださいました!
須高の皆さんにも、5月の講演会でお世話になり、この日の再会を心待ちにしていたのです!
やはり幼児のための「おはなしの森」の公演で、木の温もりの伝わる明るい会場に、2才から6才という小さなお客さまたちが集まってくれました!
お話や楽器の音色に本当に集中してくれて、言葉や空気を全身で受け取ってくれているんだなあと、小さな人たちの感性の豊かさに、今回も感動しました!
こんな柔らかな感覚をいつまでも大切にしてあげられたら・・・と心から思います
終演後、参加された親子の皆さんと共にお食事をしながら交流会。
若いお母さんたちから、「とっても楽しかった」「お話の世界の深さを、初めて感じました・・・」等々、嬉しい感想をいっぱいいただきました。
そして、お腹がいっぱいになって遊び回っていた子どもたちが、そろそろお昼寝かなあ・・・という時間に、皆さんとお別れしました。
須高子ども劇場の皆さん、ありがとうございました!また、お会いしましょうね!