ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

十五夜の宵に…

2009-10-03 23:24:57 | Weblog
今宵は十五夜。

埼玉県・滑川町の奥武蔵丘陵公園近くにある、古民家ギャラリーで、「こ・と・の・は」の公演がありました。
江戸時代の後期に建てられた古民家で、築150年~200年だそうです。
ギャラリーの名は「かぐや」。こんもりとした林の中の素敵な空間です。 
今月の25日まで、月をテーマにした様々な作品を展示した「月の祭り展」が開かれていて、ちょうど十五夜の晩に是非「語り」の公演を、と企画してくださったのです。

夕暮れ、玄関の電球がポッと灯る頃、お客様たちが・・・。
虫たちの声に包まれ・・・柿の実が赤く色付いて、本当にここだけ時間が止まってしまったような懐かしい気持ちにさせてくれる空間で、皆さん、展示された作品を見たり、お茶を飲んだりゆったりくつろがれているようでした。

そして、今日の公演は宮澤賢治の作品から「星」のお話をふたつ。「よだかの星」と「双子の星」を聴いていただきました。
今年の一月に坂戸で「雪渡り」を見てくれた小学生の子たちも何人か参加してくれて、私たちを見て「知ってるよ!」と声をかけてくれました(笑)!じ~っと熱心に聴いてくれて嬉しかったです。
また、いつも私たちの公演に足を運んでくださる皆さんにも心から感謝でした!

公演終了後の交流会は、竹の器に並んだ手作りのお料理の数々をいただきながら、お話も盛り上がり、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました!
皆さんに送られて外に出ると、ちょうど雲の切れ間から、「中秋の名月」が顔を見せてくれました!!

「かぐや」の皆さん、そしてご来場くださった皆さん、素敵な「お月見の夜」をありがとうございました!