ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

映画「バオバブの記憶」!

2009-03-14 22:22:01 | Weblog
いよいよ今日から公開された映画「バオバブの記憶」、東中野のポレポレ坐で観てきました!
朝からの雨と風!交通機関も乱れていて心配しましたが、初回の上映、会場いっぱいの人でした!!

冒頭、映し出されたモノクロのバオバブの映像を見た瞬間に、生命の息吹、鼓動を感じてその世界に包み込まれたような気持ちになりました・・・でも次の瞬間、造成地の風景、切り倒されたバオバブの木が映し出された時、私たちがおこなっていることを突きつけられたような気がしました。

そして、今バオバブの木の恵みの中で、感謝しながら活き活きと生きるトゥ-バ・トゥ-ル村の人々の暮らし。
知らない土地でありながら、なつかしく、私たちが捨て去ってきた「大切なもの」がみずみずしく息付いている!と思いました。
子どもたちの活き活きした姿、理屈ではない「生きていく知恵と力」をちゃんと受け継いでいて・・・。
収穫祭の時のあの溢れるようなエネルギー!鮮やかな色彩、笑顔と共に、「生きる」ということの原点を改めて考えさせられます。
「ついこの間まで人間も地球上の生き物たちと同じ時間の流れの中で生きてきた。いつからだろう。人間だけが走り出してしまったのは・・・」(本橋監督)という言葉、繰り返し繰り返し浮かんできます。

何のために「大切なもの」を捨て去り、何処へ行こうとしているのでしょうね、人間たちは・・・。
是非、皆で見て、感じ考えていきたいなと思います。

この映画に出会えたこと感謝です!!