ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

静かな河畔の…

2009-03-05 23:02:50 | Weblog
今日は啓蟄。 
朝から青空が広がって、まさに虫たちもモジョモジョ動き出したくなるような温かさでした。

夜、飯能市内で、“こ・と・の・は”の公演がありました。
川遊びのシーズンになると観光客でにぎわう飯能河原。 川のほとりの小さなカフェが会場でした。
大きな窓から眺める夕暮れの景色・・・川向こうの街の灯りが木々の間にチラチラ揺れて、カフェの周りは人通りもなく、ここだけぽっかり切り取られたような静かな空間で、心落ち着かせてくれました。
今夜は賢治の童話集から選んだ小さな作品「林の底」を初めて語りました。
林の中で賢治と思われる「私」と「ふくろう」が他愛も無い昔ばなしを語り合うお話。
今さらながら賢治の作品は「・・・林や野原や鉄道線路やらで、虹や月明かりからもらってきた・・・」のだと思えます。  
私も語ることによって「・・・きれいな透きとおった風をたべ、桃いろの美しい朝の日光を」のみたい・・・と、心底思うのです・・・。