☆GREEN HEART☆

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光の帝国~常野物語 恩田陸さん

2005-12-23 | 恩田陸
以前ここでも書きました、恩田陸さんの『光の帝国常野物語』の話を。

最近、年末のせいか、ビルの窓を上から箱?に乗ってふいている人をよく見かけます。

さて、ここで思うことは。読んだ人は「わかった!」って感じかもですが、この本を読む。→このビル掃除の人を見ると、ちょっとときめく。という図式が成り立ちます。(おそらく私だけだろうけども。。。)

常野物語のひとつに、「草取り」という章があって。
「草」がいたるところから生えてるのです。
初めはビルの壁とか排水溝とかだけど、だんだん人間にも生えるようになっていって。。でも、普通の人?には見えず、見えてその存在を認識している人がその「草」を人知れず刈り取っている。。。という話(のハズ。。)

で、ある人が、普通の人には見えないってことは、普通の人から見たら、ビルの壁をなんだかガリガリと刈り取ってるように見えるから、変なやつってあやしまれない?って聞いたら、

「なんでみんなあんなにひっきりなしにビルの壁を掃除してると思う?なんで世にはあんなに清掃員がいると思う??あの中には、こうやって草をとってる人がまぎれてるんだ。」みたいな事を言うのです。

おぉぉぉ!ステキ。そうだったのか!と思ってみると、ビルの窓掃除もちょっとステキなことに見えてきて、幸せな気分になれたりします。

妄想じゃないですよ(笑)

う~ん。説明へたで読んでない人には、意味不明っぽい。ぜひ読んでくださいってことで。失礼。

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