☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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恩田陸『六番目の小夜子』再び読む。

2007-02-15 | 恩田陸
わーいデビュー作~初読・み・・・あれ・・もしや・・

恩田陸『六番目の小夜子』
 「サヨコ」
地方進学校に伝わる、奇妙なゲーム。
前サヨコから、内密に指名される次のサヨコ。
サヨコは自分がサヨコであると気づかれてはいけない。
サヨコはルールに従い、内密にそして確実に任務を遂行する。
三年に一度、やってくるその「サヨコ出現の年」
今年は「六番目のサヨコ」が現れる年であった。
そしてその年「津村沙世子」という名の美しく謎めいた少女が転校してきた。
――サヨコ。
同じ名を持つ彼女がサヨコ出現の年に現れたのは偶然か、それとも――

そのあの・・もごもご・・
あんなに読んでないって言い張っていたのですが・・もごもご・・
明らかに再読でした・・もごもご・・いえでもかなり前でしたので・・!

伝説の一種ホラーめいた物語+青春+学校論・・
久しく若い子たちの青春物語を読んでいなかったので、
恋とか好きとか告白とかそういった文を読んでいて、体がもごもごしました(笑)
いいなあ・・可愛いですよね・・

やはり『球形の季節』と似た印象を受けました。あとP70で強烈なデジャブを。
ビアンカ?の件です。もしかして球形~かな?と思うけれど、思い出せない。
「暗い、生徒の行きつけの喫茶店。店にレコード、借りる、文字」
こんな単語が頭にぽわんと浮かんできて・・はて?

代々受け継がれていく「サヨコ」
密やかにその存在と伝説が学校を包み込むが
まるで禁忌であるかのように、明言するのを避けようとする。
誰がはじめ、なぜ今もそれが受け継がれるのか。
どこまでいつまで続くのか。
そして今年、六番目のサヨコの年がやってきた。


「当事者になるのは性に合わない。」    (本書P98L16-17より引用)


秋・・と言いたいところですが、実は唐沢由紀夫が好きです。
ああゆう、あふぉ・・愛情を体全体で表現する子が可愛いなあと思います。
何せ「光浩よりも寛司」「蒔生よりも彰彦」派、ですので!

ちなみにドラマもしっかり見てました!
ということで以下、原作&ドラマのネタバレ書きます。
反転。


まずドラマネタバレ。
何せ○年前に見たきりです。記憶が曖昧で違うことを書いてたらすみません;
もちろん原作至上主義!ですが、
私は秋が玲の妨害をしていた→それが発覚という流れがとても好きでした。
あと秋と玲の関係・・幼馴染?それもすごく好きでした。
津村沙世子はちょっとまじ怖かったです(笑)
でも私は彼女、役にとてもあっていたと思います!

あと原作の話ですが、この話の展開で1番驚くのは、自分のクラスということです。
「学校のどこかに」サヨコがいる。「自分のクラスに」サヨコがいる。
これって大きな違いがあるんじゃないかなあと思います。
なぜ学校のどこかではなく、自分のクラスにサヨコがいる。
という設定なのか、とても気になります。 


「ドラマ愛の詩」シリーズがとても好きです。
六番目、双子探偵、ズッコケ・・と夢のような番組!幻のペンフレンドとかも・・
あまり言うと、そんな歳になってまで観てたの?!と言われそうだからやめておこう。。

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