☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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宮部みゆきさん『龍は眠る』読破。

2006-03-01 | ■は・ま・や行の作家
見事にはまってます。とりあえず、購入した順にざくざく読んでいってます。

宮部みゆきさん『龍は眠る』とは
嵐の夜に、一人の少年を拾った雑誌記者「高坂」。
同じ晩、子どもがマンホールに落ちて死亡する事件にであう。
「赤のポルシェ911。若い男の二人組がマンホールのふたをあけたんだ」
事件の現場にいなければわからなかった情報を、次々にしゃべりだした少年。
なぜ?まさか、彼が犯人ではないのか?
しかし、少年は言う。
「僕は超常能力者なんだ」
超常能力者とつながりを持った「高坂」を中心に、やがて事件は思わぬ方向へと発展していく・・・。

簡単に言うと、超能力で人の心が読める(?)少年2人がでてきます。
能力を何かに役立てたいと考える少年「慎司」と
能力を隠したがり、事件に関わることを否定する少年「直也」。
読めてしまうことは罪なのか。読めたら行動を起こさなくては、助けなくてはいけないのか。たとえ自分が異常者としてみられ、気味悪がられたとしても。

登場人物が多かったので、珍しく推理?しながら進みましたが、大ハズレでした。
どうやら私には、推理とか向いてないようです。騙されやすい&単純なようです(笑)

超常能力というと荒唐無稽に見えるかもしれない。「そんな人間はいない。」と排除してしまうかもしれない。
でも、途中からしゃべることのできない女性が登場します。
多くの人間はしゃべることができる。多くの人間は超能力を持っていない。
でも、しゃべれない人間は確かに存在する。超能力を持っている人間も確かに存在する。と、対比させて考えるようになっていたのかな?と思いました。理解できないことを排除してしまうのは、間違っているという点で。

ちなみに私は、超能力とか幽霊とか信じないわけではありません。信じてるわけでもありませんが、自分の目に見えるものがすべてではないと思ってます。ただし、それをテレビとかに出てお金を得ている人は、ちょっとうそくさいかな、というかちょっと首をかしげちゃうかなと思いますが。。。はてさて?