作品をほとんど見終わって高松に帰ろうかと思ったけど、なんとなくまだ男木島から
離れたくなくて、ひとつフェリーを見送った。
島のはしっこにある加茂神社まで歩いていったら、砂浜があった。
姪っ子が波ではしゃぐのを見ながら、自分も昔やってたな~と思いながら、
地味~に貝拾いをした。
これは芸術祭の作品じゃないけど、こういうのもアートだな。
男木島は小さい。
ただでさえ小さな島に、集落も島の一部にぎゅっと密集してる。
だからただの旅人でも、一日島を歩いていると何度も同じ人会ったりする。
知らない人がとても近い存在に感じて、お互いに挨拶を交わす。
これが島なんだな。
これこそがこの地で芸術祭を開いた目的かもしれないと、思う。
島に来てみる。
それだけで十分価値がある。
その上、脳をフル回転させるような驚きのアートに出会う。
これはまさに「快感」としか言いようがない。
「カモメの駐車場」女木島で見たな。
こちらのカモメは風見鶏ではなく、生きているカモメだけど。
この芸術祭のディレクターの北川フラム氏は言う。
芸術祭の非効率には理由があると。
案内通りに行っても作品が見つからない、どうしてもっと作品をコンパクトに展示
しないのか、暑い、暑い、いつまで歩くのか・・・・
悪態の限りをつくしながらも、芸術祭から帰った人々は口々にその良さを伝えはじめる。
私もその一人だ。
「最大限の情報を集め、最短でアクセスする」という大都市の価値観ではない、
その非効率さこそが、真のねらいであると。
なるほど。なんか納得。と同時に「やられた~」って感じが否めない(笑)
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カモメの駐車場 男木島から女木島へ行くとき こちらのほうがいいよな~と僕は思いました。ゆったりとした島々、また行ってみたいです♪
本当に島にいくと癒されますよね♪
3年後の芸術祭が今からとっても楽しみですね。
かもめはやっぱり生きてるカモメちゃんがいいです