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Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

◇ 偶然に立ち寄った當麻寺

2008年09月08日 | 小さな旅



奈良の一日目は、行ったことのない飛鳥に行こうということになっていたので、
天理までいくよりも、柏原ICから明日香村に入ることにしました。
ICをおりて県道を走っていると、立派な2つの塔が山の麓でものすごい存在感を
発揮しているではありませんか。

あれはなんだかあやしいぞってことにんり、わけが分からないけど寄ってみることに。




當麻(タイマ)寺という立派なお寺でした。全然知らなかったけど。
近くには万葉集にも詠まれている二上山という有名な山があって、それに気づいた母が
大騒ぎをしていたけれど、私にはなんのことやらチンプンカンプンでした。
なんという教養のなさででしょう。境内はこのように良く言えば広大でゆったり。
あっさり言えばだだっ広い。こんな素朴さは京都にはないなぁ。

この写真は本堂から撮影しましたが、左に見えるのが鎌倉時代に建てられた講堂。
右に見えるのが同じく鎌倉時代に再建された金堂です。

金堂も講堂も案内して中に入れてもらえました。
白鳳時代のふる~い弥勒如来様なんかが静かに座っておられました。
奈良はやっぱり偉大だなぁ。なんといってもそこにあるものが古い。普通に古い。




この石燈篭なんてのも白鳳時代のものなんだそうですが、わが国最初につくられた
燈篭だと言われれば、すぐさま写真におさめてしまうのが現代人ってものです。
へ~日本で一番古い石燈篭って神社じゃなくてお寺にあるんだ。

この石燈篭を通り過ぎたところで、知らない番号から電話がかかってきて、
仕事かなって思ってでてみると昔つき合っていた人からの電話だったので、
母とこの燈篭を背に絶句したものです。




これが県道から見えて、私をさそった2つの塔です。
天平時代(片方は天平末期か平安初期)に建てられて、それが今もなお残っているのは、
もうこの當麻寺だけなんだそうです。
もうこのへんでうすうす感じてたんですけど、このお寺すごいんだ。
それはそれは何も知らない私でさえ、無意識に立ち寄らせてしまうとこなんだから。

この展望台に立って奈良をながめていると、遠雷が響いてきてポツポツと雨が降り始めた。




展望台をおりる途中。すごいもみじ。うまくするとこの池に塔が映って美しいのだとか。

○ 奈良でみる夢

2008年09月07日 | 小さな旅



「タイの僧のような格好をした少年が、ものすごく悲しげな顔でちかよってきた。
 少年がパイプ椅子に座っている私の腕に触れた瞬間、私はものすごい剣幕で少年の
 手を払いのけ、叫んだ。少年が去ってなぜか私はほっとして、何かの儀式に参加
 していた。どうやら私は『神様、仏様』と祈っている。次の瞬間うしろから頭を
 数回トントントンと叩かれた。ふりかえるとゲルマン人の顔の恐い女性が、私に
 あっちへいって並べと合図を送っている。そう、私はガス室に送られる。怖い。
 逃げようとてしも逃げられない。私は死ななければならない。誰かの考えのために」


奈良の旅館でたらふく食べたて、本当に美味しいものを食べ過ぎて夜布団に入ったら、
こんな夢を見た。不思議と気分を害していない。なぜかわからないけど。

写真の場所は奈良の明日香村の石舞台古墳です。
たしか蘇我馬子の墓だと思われているらしきところ。

そういうわけで、これからしばらくは奈良の記事が続くと思います。
8月の末に3連休をとって、奈良に行ってきました。

高速代とガソリン代をケチろうと思って、中国道などを通らずに、
第二神明やら大阪の環状線やらをクルクル走行して奈良に行きました。
なんと料金が安い上、走行距離も短く、時間も1時間半で到着しました。
こんなに近かったか奈良。前は高速ばかりで行ったら、2時間だったのに。
こんなに近くて、すぐに旅気分にひたれるのに、なんとこの地は7年ぶり。

またきたよ鹿ちゃん

◇ ほんの数時間の姫路

2008年09月06日 | 小さな旅



美術館のカフェで一休みして、外に出てみたら暑い・・・。このまま帰ろうか、
もう少し姫路にいようかと迷っていると、美術館のとなりに兵庫県立歴史博物館が
あることがわかった。せっかくだからと足を運んでみた。
特別展でカメラ・オブスキュラや世界の影絵の展示を楽しんで、おそらくは常設されいる
江戸~現代までの子どもたちのおもちゃを見て楽しんだ。

へ~昭和初期はこんなものっすごく恐い顔の人形と遊んでいたのか~。
すごくなつかしくてたまらないものにも出会えました。楽しいなこういうの。




なつかしさに浸りながら、こんなとこでもビールとケーキ。
姫路城が立派に見えるカフェで。




姫路駅までむかう循環バスが来るまであと25分もある~。ってことで
姫路城の周りを次のバス停まで少し歩くことにした。
高校生だった頃、家族とここにきて駐車場に行こうとしてなぜかお城の周りを
一周してしまったことがある。まったく反対に歩いて、一周してしまったのだ。
そして今日もなぜかお城の周りを歩いている。
姫路城にきたら、くるくる歩く運命になるのだなと悟った。
同じところを再び訪れる、ということを考えながら歩いた道。






◇ 姫路でみちくさ

2008年09月06日 | 小さな旅




山口から帰りに姫路に寄り道することにしました。
お昼には姫路に到着したのだけど、なんと都会に見えることか。
姫路に来た目的は、ベルギー絵画のコレクションで知られる姫路市立美術館。
前に姫路城に来たけれど、まったく美術に興味のないときだったなぁ。
こんなにお城が近くに見えるところに美術館があったなんて。




うわ~素敵な空間。こんなところで数冊の本でも抱えて勉強できたらな~と、
再び学生になって美術史を勉強したい欲望がわきあがってくる。




いけてる顔のフクロウくんが出迎えてくれます。




お世辞にも「さわやかな服装ですね」とは言えない。


今回は企画展のモディリアーニが終わっていたから、常設展だけ鑑賞。
「近代フランス絵画 モネからマティスまで」という常設。
見慣れたモネやマティスのジャズなんかより、マルセル・デュシャンの兄の
いたって普通の作品や、かの有名なシュザンヌと最初に結婚していた
アンドレ・ユッテルの作品の方が気になった。

◇ 新幹線に乗って山口へ

2008年09月06日 | 小さな旅

    

今年のお盆は友人と山口へ行った。主に神戸と京都でウロウロしている私にとって、
とても新鮮で、またっりした感じの旅でした。
何しろこの写真、新山口の駅前ですよ。新幹線の止まる駅なんて、すごいところだと
勝手に想像していたのだけれど、いくつかのビジネスホテルとコンビニ以外ほとんど
なにもない!!なんという素晴らしさ(笑)

新山口になにもないから、とりあえずバスに揺られて山口市内へ。
徳島と同じくらい交通の便が悪くて、徳島と同じくらい田舎。
山口の駅前なんてデパートのひとつもなくて、マンションと銀行だけが目立っている。
これ徳島の駅前の方が立派だよねと、友人と話した。

だけど駅から少し離れた商店街を中心に、とてもセンスのよい小さなお店がたくさんあって、
どのお店も楽しく見てまわった。買い物が楽しいなんて、久しぶりに思った。


          

こちらは山口県立美術館での食事。ベルリンがコレクションしている日本美術の企画展を
観ました。その展示に関連してドイツ料理がいただけました。
ビールがなかったのがちょっぴり残念でしたが、食事が美味しかったのでよかったです。

    

こちらは山口駅近くの小さなフランス料理のレストランでの食事。
前菜を食べただけで満足するくらい、たくさんの複雑な美味しさが楽しめました。
とても美味しくて夢中で食べてたら、メインを撮りそこなってしまいました。
デザートもだまって食べるくらい美味しかったです。

ほろ酔いでレストランを出て、駅に向かって歩いていたら花火があがっていた。
今年地元では見られなかったから、これが私にとっての夏の花火になりました。


    

パリ在住のアーティストの作品。
以前銀座でお会いしたときも今回も、ものすごいエネルギーの方でした(笑)

◇ フェリーからの瀬戸内海

2008年06月21日 | 小さな旅




本島から丸亀港に帰るときはフェリーでした。行く時は高速船みたいなのでしたけど。
写真は本島のとなりの島です。「広島」だったかな?曖昧です。バランスがグットな島です。




本島に到着して、島の人に「今日は雨がきますよ」って予言までされていたのに、
まったく降ることがなく、帰る頃には晴れ間までのぞいている。
ほんとここまでくると私の晴れ女っぷりも折り紙つきっていうところだ(自画自賛)




本島へ旅した次の日から、私はなぜか邪馬台国が四国にあったという研究者の本を読んで
感銘をうけた。そしてこの瀬戸内海をフェリーから一望した感覚は、邪馬台国の本から得た
感動を助長するには充分すぎるくらいの景色だった。




邪馬台国四国山上説なんて胡散臭いこという研究者がいるな~とおもっていたけれど、
その本を読んだ今では、邪馬台国は確実に四国、それも阿波国にあったといことを信じている。

◇ 本島で出会った物たち

2008年06月18日 | 小さな旅




さっすが。海の男たちは煙草を吸うときも船の形の灰皿を使っていたのですね。
こちらは笠島街並み保存センターに置いてあります。





やっぱりお花があるのはいいですね。




七福神神社。さんごが・・・・。海が身近であることをどこにいても感じます。




笠島街並み保存センター(昔の校長先生の家)に残されている屏風絵。
フランスや千葉大からも研究者が観にこられるそうな・・・・。




今は誰も住んでいなさそうなお家。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の真実の口よりは
小さめかな~と思いながら写真をパチリ。
こんなの家についてたらいいな~。うらやましい~。



◇ 本島の風景たち

2008年06月16日 | 小さな旅



「笠島地区」へと自転車をこいでいる途中に、お寺をみつけたから入ってみようとのぞいたら
「あらら・・・・」草がものすごく茂っていて、本堂がほとんど隠れていました。
こういう風に朽ち果てていくのね・・・・。さみしいですね。学校の隣なのに。




ほんとにちょっと自転車をこいだら、笠島地区に到着した。
港から路地をぬけてっと。メインの通りとかはどこかにあるのかな。





すごくきれいに整備されていて、ちょっと驚きました。
もっと古めかしい感じなのかな~と想像していたので・・・・・。
江戸の時代には商人たちがたくさん住む、ものすごく活気ある町であったようです。
島なのに漁師ではなく商人たちが住んでいたというのはすごいなぁ。
それにしても誰も歩いていないなぁ。




本島に住むひとたちは、ご先祖をものすご~く大切にされるそうで、
毎日のようにお墓参りに行くのも普通なのだとか。
お地蔵さんに供えられたお花もとてもきれい。まえかけ??がとてもカワイイ。




あっおばあさんだ。どこへ行ってたのかな~。
近所で共に助け合って生活する。昔のままの姿がここには残っている。
魚をあげた次の日は、隣のおうちから箱いっぱいの夏みかん・・・という具合に。




神社の本殿の下は、猫ちゃんたちの基地になっているらしい。
ちゃんと誰かがエサをあげにきているんですね。どんぶりにどんなご飯をくれるのかな。



◇ ぷらり本島 

2008年06月15日 | 小さな旅


京都から帰って次の日、休日には島に行きたいという欲望をかなえるため、
瀬戸内海の塩飽諸島へとくりだした。(勢いがよさそうだけど、11時ごろの出発)

丸亀港から渡った先は、「本島」なり。
港からわずか20分くらいだけど、降り立つとそこはまさしく島であります。

この日はお昼頃から雨の予報だったけれど、私は晴れ女なので雨はポツリとも
降りませんでした。曇っていたのはやっぱり残念でしたけど、紫外線が直撃しないから
そこはよしとしよう。

        

ここが「本島」という名の島だという以外、何の情報もないので、とりあえず
案内所をさがしてたら、本島パークセンターという名前の施設があった。
そこに小さな食堂があって、とりあえずお昼ごはん。


      

ここは讃岐国のはずだけど、このうどんはなんだか徳島のうどんみたいだった。
缶ビールをのんで、適当に島在住のネコちゃんたちとたわむれて、
手に入れたパンフレットを見ながらどこにいこうか検討しました。


          

レンタサイクルがあることを教えてもらって、島の見どころを聞くと、
「笠島地区」という重要伝統的建造物群保存地区があるそうで、そこに向かうことに
しました。私のようなヘナチョコでも、その地区までは楽に自転車がこげるという
情報もちゃっかりゲットしてからの出発でした。
いや~ママチャリの乗り心地は最高でした。こんなにラクチンな乗り物だったとは。


      

自転車をこいで笠島地区に向かっている途中です。
瀬戸大橋がどこからでも見えます。自転車をこぎながら撮影したのでゆがんでます(笑)
ここの上り坂ちょっときつかったよ~。少しでしたけど。

○ 津田の海

2008年05月04日 | 小さな旅

      

      松原をぬけるとそこは海。あ~瀬戸内海のかすかにグリーンがかった海。
      それにしても赤い橋とのコントラストはすごいなぁ。




                   いい天気だな~。


      

      この浜辺の色・・・昔から好きだったなぁ。裸足で歩いたらゴツゴツして
      痛いのかな・・・・。小さい頃しか泳いだことないから分からないな。