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Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ 地中美術館へ

2012年03月25日 | 瀬戸内でアートにひたる



   

   今日は高松港から直島へ。


   

   なつかしの「めおん号」
   女木島は桜もきれいって聞いた。また行きたいな。


   

   直島行きのフェリー。
   

   

   今日は日帰りだから地中美術館だけにしよう。


   

   臨時バスで地中美術館へ直行します。


○ Art Setouchi 春2011 INDEX

2011年05月12日 | 瀬戸内でアートにひたる


   Art Setouchi 2011 Spring

   

   
   黄砂で視界がかすんでしまっている5月の連休。
   一日だけでも自分の記憶に色鮮やかさを、と思いアート瀬戸内2011春へ。

   豊島     再び豊島へ
   Teshima   Tom Na H-iu(トムナフーリ) 森万里子  
          自転車で豊島をめぐる

   Museum   水滴に入るまで ~豊島美術館~
          水滴に入った ~豊島美術館~
          豊島美術館 Museum Shop & Cafe
          豊島弁当 思わぬピクニック

   唐櫃浜    心臓音のアーカイブ Christian Boltanski

   甲生     遠い記憶 Farther Memory
          電動自転車に乗って、豊島をめぐる

   家浦     101歳の沈黙/100歳の手 Susumu Kinoshita
          あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする






○ あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする ~豊島~

2011年05月12日 | 瀬戸内でアートにひたる


   Was du liebst, bring dich auch zum weinen  

   Tobias Rehberger/Germany

   

   高松から船に乗って豊島にくると、家浦港に着く。
   その家浦港のすぐ近くにオープンした空き家を改装したレストラン。


   

   島の素材が使われている。


   

   この空間そのものが作品であり、レストランでもあるというわけだ。

   ドイツのアーティスト、トビアス・レーベルガーの作品なんですけど、
   テーブも壁も床もすごい模様です。第一次世界大戦時の船に用いられた
   迷彩柄をモチーフとした装飾なんだそうです。


   

   2階へつづく階段。ふふふ。

  
   

   ここが普通の民家だったとは。
   窓枠だけにわずかに面影があるような、ないような。


   

   むむむっ。ちょっと異次元空間のようだ。
   この空間で豊島ミルクたっぷりのカフェオレをいただきました。

   

   目の前は漁港。漁師のおじさんに魚をもらった魚をくわえて全速力で
   走っていく猫たちを見ながらのティータイム。ふふふ。


   

   1階に降りて、豊島レモンのロールケーキをいただく。
   このレモンの香りが、私にとっての豊島の香りになった気がする。


   ART SETOUCHI 春 2011 INDEX




  
   

○ 電動自転車に乗って ~豊島・瀬戸内海~

2011年05月07日 | 瀬戸内でアートにひたる



   

   普段からけっこう淡い色になることが多い瀬戸内海。
   この日は黄砂がすごくて、いつもよりもっと彩度を下げている。
   記紀神話の世界のようです。

   島の道を自転車で走ってると、いわゆる「絶景」という場所にたくさん巡り会う。
   でもその「絶景」という場所は、自転車を頑張ってこいで、コイデ、KOIDE、
   koide,koide・・・・やっと下りだーって気持ちよく走ってるところや、
   上り坂が本当にキツイーーと思ってるところで登場する。
   だからなかなか、撮れない・・・・
   むー。写真家とはだから待ったりきつかったり苦しかったりするんだろうなー。
   でも楽しいんだろうなー。


   

   こちらは牛さん。やっぱり動物見るとテンション上がるわ。


   

   どうして島は、どこから見てもなにか心を打つんでしょ。


   

   レンゲは小さい頃の幸せを象徴する花。自分にとって。


   

   シロツメグサも。今はあんまり地元では見かけないな。さみしい。
   種でも蒔いとこうかな。野の花園芸でもしよっかなー。


   ART SETOUCHI 春 2011 INDEX


○ 遠い記憶 Farther Memory

2011年05月06日 | 瀬戸内でアートにひたる


   
   Chiharu SHiota  Farther Memory

   

   もともとは公民館だった建物。


   

   中央にトンネル状の通路が作られている。


   

   通路は、不要となった家を解体した窓や扉を集めて作られている。


   

   この窓をとおして、いろいろな日常があっただろう。
   
   
  
   この島のいろいろな光を家の中に通しただろう。

   

   遊び心も

   

   かつてはどこにでもあったような普通のふすまの模様も

   

   よくあった独特のくもりガラスも

   

   どうしようもなく懐かしいこの板の、何とも言えない模様も

   

   そのすべてがアーティストと鑑賞者によって覚醒する。

   

   ここにはたくさんの声が響いていただろう。

   

   今聞こえるのは、ツバメのかわいい鳴き声だけ。

   

   建物の内側にも外側のような光景がある。
   花がきれい。

   

   花にも建物にも窓にも、人々のいろいろな想いがある。ように思う。

   

   この忘れられた遊具にも。好きだったな昔、この遊具。

   マーラーの交響曲第5番第4楽章「アダージェット」のような美しいアートだなと思った。
   かつてあった美しくはかない時間を撫でるような。


   Art Setouchi 2011 春 INDEX




   

○ 心臓音のアーカイブ Christian Boltanski

2011年05月06日 | 瀬戸内でアートにひたる


   Les Archives du Coeur  Christian Boltanski/France

   

   豊島美術館から自転車でず~っと坂道を下ってきた。
   背が高くて足の長い一人旅の男の人や、肩を寄せあって歩くカップルが歩いているのを
   なんとなく感じながら、猛スピードで坂道を下ってきた。


   

   瀬戸内海っていう色合い。いつも癒される。
   小さい頃から知ってる、大好きな色の砂浜と海。


   

   フランス人のクリスチャン・ボルタンスキーの作品、心臓音のアーカイブまでもうあと少し。


   

   海を渡り、島の端まで歩いてたどり着くその「道のり」もアートの一部。
   アーカイブを建てる場所は「道のり」を意識してあえて港の近くではなく島の端が選ばれている。


   

   自分の心臓音を録音したり、世界各地で録音されたさまざまな人の心臓音を聴くことができる。

   
   

   「ここは、今生きている人たちがやってくる場所です。しかしいずれは、その人たちも死ぬ
   運命にある。そしてまたその人の心臓音を聞くために命ある人がやってくる・・・。生と死、
   そして人を思う愛情が同居できる場所になればいいなと思っています」

                                クリスチャンボルタンスキー


   

   自転車で坂道を下ってるときに追いこした背の高い男の人が向こうから歩いてきた。
   自転車できた私とほとんど到着時間が変わらなかったから、笑ってしまった。

   旅の一期一会。

   島にいると、全然知らない人とも話ができてしまったりする。

     Art Setouchi 2011 春 INDEX 


   
 

○ 豊島弁当 ~アート瀬戸内2011春~

2011年05月05日 | 瀬戸内でアートにひたる

   Art Setouchi 2011 Spring

   

   座布団に座って、豊島を満喫しながらお弁当を食べる。


   

   ミュージアムショップで購入したのは、豊島弁当800円なり。
   豊島で育った食材を使って作られたお弁当。
   季節ごとにメニューが変わる。

   食べてみると、なんだか機内食を食べてる感じ(笑)旅の味ってところかな。
   どちらかというと、日本じゃあまり食べられない味と言っておこう。
    
   私にとってはかなりなつかしい味でしたよ。
   エジプトで最後にナイル川を眺めながら食べた昼ご飯と同じような味(笑)
   びっくりしたー。イスラム味。

   ごはん(かきまぜ)は、豊島の味かな。
 
   むー。旅は驚きがあっておもしろい。

   もう少し日本的な、庶民的な味にしてほしい気もする(笑)

   本当に本当にびっくりしたー。


   

   おしゃれな旅人を見たり、家族の楽しい声を聞きながらのお弁当は
   楽しかったな。気持ちよかった。

   ついでにピクニック気分を味わえるなんて思ってもなかった。


   アート瀬戸内2011春 INDEX



   

○ 豊島美術館ミュージアムショップ&カフェ

2011年05月05日 | 瀬戸内でアートにひたる

   Museum Shop & Cafe

   

   豊島美術館のカフェです。
   

   

   泡々酒(Hou Hou shu)という少し乙女な感じのお酒をいただきました。
   豊島のお米で作ったお酒は、ハイビスカスとローズヒップの香り。
   ビールと同じくらいのアルコール度数なので、ジュースのような感じです。

   
   

   コンクリートなのに、連休初日に行った竪穴式住居のような印象がするのはなぜ?


   

   なんとなく自分の姿が映ったテーブルを撮影してしまう。


   

   クッキーとかポストカード買っちゃいました。あ、ジャムも。


   

   おおー、紙の器。


   

   おおー、フルーツのメモ。
   いったい何を書いたらいいのやら・・・(汗)


   

   出入り口の印象が、竪穴式住居の感覚と似ている気がする。
   内部にいてもそんな感覚がするけれど、入り口は特に。


   

   ここの開口部はガラスで覆われていますよ。
   豊島美術館のように天井に穴(開口部)がある建物は、パンテオンの
   ほかにもあるのかしら。


   アート瀬戸内2011春 INDEX



   

○ 水滴に入った ~豊島美術館~

2011年05月05日 | 瀬戸内でアートにひたる


   Teshima Art Museum

   


   入り口で靴をぬいで、入る。
   小さな大理石の作品があるので、足下に気をつけてくださいとのお願いがある。

   入って空間を見渡す。
   建築の2つの開口部とコンクリートのひんやりとした感触、
   天井の包み込まれるようなカーブに圧倒されて、作品らしい物が目につかない。

   身体が空間に馴染んでくると、暗闇に目が慣れるように、ひっそりと作品に出会う。

   それから、音。

   鳥の声の響くこと。美しい。

   自然の音のざわめき。

   天井からブランコのように吊るされた細いリボンのような布が、風に揺らぐ。


   


   人と建築とは、どんな関係であったか、
  
   自然と共存するとはどういうことか、

   風とはなにか、音とは何か、光とはなにか。

   泉としての空間であるこの建物の、内と外。

   人は祈るための空間として、教会やモスクやお寺を建てた。
   決められた目的があるわけではないこの「豊島美術館」という建築空間には、とまどう。

   その「とまどい」のおもしろいこと。

      

   風が強く吹けば、強い風が開口部から入り、もうひとつの開口部からぬけるだろう。

   めずらしく雪でも降れば、コンクリートは生命を凍りつかせる冷たさになるだろう。

   秋には枯れ葉がたくさん舞いおちるだろうし、台風がくれば台風そのものも受け入れるだろう。

   ムカデも蝶も猫も、いつでも受け入れ可能だろう。

   豊島にある別の作品で、空き家を改装したレストランがある。
   「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする」というタイトルの作品。
   なぜかこの空間で、そのタイトルを何度もくりかえし思い出した。


   

   内藤礼の作品。

   小さい頃、よくやってた水遊びとどこか似ていて、ずーっとすわって見てしまう。

   本当に考えさせられて心地よい。

   なにもないといえばない、すべてがあるといえばすべてがある、そんなところだった。

   疲れきったらまた、船に乗って自転車でここまできて、ずっとすわって、
   無心でいたり、考えたりしてから、また自転車こいで島キッチンまで行って、
   白ワインでも飲んで過ごしたい。


   アート瀬戸内2011春 INDEX