Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ 遠い記憶 Farther Memory

2011年05月06日 | 瀬戸内でアートにひたる


   
   Chiharu SHiota  Farther Memory

   

   もともとは公民館だった建物。


   

   中央にトンネル状の通路が作られている。


   

   通路は、不要となった家を解体した窓や扉を集めて作られている。


   

   この窓をとおして、いろいろな日常があっただろう。
   
   
  
   この島のいろいろな光を家の中に通しただろう。

   

   遊び心も

   

   かつてはどこにでもあったような普通のふすまの模様も

   

   よくあった独特のくもりガラスも

   

   どうしようもなく懐かしいこの板の、何とも言えない模様も

   

   そのすべてがアーティストと鑑賞者によって覚醒する。

   

   ここにはたくさんの声が響いていただろう。

   

   今聞こえるのは、ツバメのかわいい鳴き声だけ。

   

   建物の内側にも外側のような光景がある。
   花がきれい。

   

   花にも建物にも窓にも、人々のいろいろな想いがある。ように思う。

   

   この忘れられた遊具にも。好きだったな昔、この遊具。

   マーラーの交響曲第5番第4楽章「アダージェット」のような美しいアートだなと思った。
   かつてあった美しくはかない時間を撫でるような。


   Art Setouchi 2011 春 INDEX




   

最新の画像もっと見る

コメントを投稿