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よったろーのせーさく日記3

ちょちょいのよったろー/羽絶 与鎮果(うだち よしずか)と申します。
改めましてよろしくお願いします。

以上です。

2016-11-23 10:16:34 | 日記
以上が【ファーブラ・フィクタ】ウェントス編の第004-05話になりますね。

予想通り004-05話では終わりませんでしたね。

クティータは出しましたがまだ道化とか出してませんしまだまだやることは残っていますね。

第004話としては第一本体クアンスティータ・セレークトゥースの勢力の層の厚さを表現するので、アルフォンシーナ姫の次にあたるレティシア姫編までは作ろうと思っています。

その後は第005話以降に再び戻って行ってもいいですし、第三本体クアンスティータ・レクアーレが誕生するとセレークトゥース・ワールドのお店の卸問屋や工場がレクアーレ・ワールドに出来る事になるので、また来るんですけどね。

まぁ、第004話では出来るところまで出すという感じですね。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話40

2016-11-23 10:15:44 | 日記
 エカテリーナに向けられた火球を次元の彼方に逃げた魔女ダニエラに跳ね返した。
 魔女ダニエラは断末魔を放つ前に消えた。
 終わってみれば、エカテリーナの圧勝だった。
 【クティータ地方】を訪れる前の彼女ではあり得なかった勝利だ。
 女性陣達も無事勝利したが、吟侍と同様にハズレ魔女を引いたという事になる。
 当たりを引くまではこの様な戦闘が続く可能性もあるという事だ。
 それにこの宇宙世界はクアンスティータの属性だ。
 余裕であるという事はいつまでも続かない。
 どんなにレベルアップしていても彼ら彼女らはセレークトゥース・ワールド全体からするとかなり下の方の弱者に過ぎないのだから。
 その事だけは、吟侍も女性陣達も心の片隅に刻んでいたのだった。


続く。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話39

2016-11-23 10:15:05 | 日記
 今までのフリーアローラであれば、セレークトゥース・ワールドにおいては、能力浸透度が圧倒的に低く、自身の実体化すらままならなかった。
 だが、今のエカテリーナならば、ちゃんとフリーアローラの実体化を出来るようになっている。
 吟侍が使っていたクアンスティータの加護のアイテムの力を使わずに、出せるようになっていた。
 このことがなんと言っても大きい事だと言える。
 エカテリーナは、様子を見ていた魔女ダニエラの方を向き、
「何をしておる?貴様の最期の攻撃、打ってくるがよい」
 と言った。
 魔女ダニエラは、
「バカにするなぁ~」
 と言って、彼女の最大魔力を込めた火球を作り出した。
 この火球はただの火球ではない。
 様々な要素が織り混ざった火球だ。
 現界ではあり得ないダメージもこの火球に当たればいくつも味わう事になる。
 魔女ダニエラはその火球を放った後、消えた。
 時間と距離を飛ばせるこのセレークトゥース・ワールドの環境を利用して、現界であれば別次元にまで逃げたのだ。
 エカテリーナは、
「逃がさぬ」
 と言った。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話38

2016-11-23 10:14:32 | 日記
 なので、彼女は、自身の子宮に手を当てた。
 エカテリーナには2番の化獣(ばけもの)、フリーアローラの力がある。
 今回はそれを試そうという事にした。
 とは言え、フリーアローラも吟侍のルフォスの様にクアンスティータとは別の化獣になるので、セレークトゥース・ワールドでは思うように力を発揮できない。
 だが、【クティータ地方】の【クティータ】と戯れる事によって、少なからず、エカテリーナもクアンスティータの属性を得た事になる。
 エカテリーナがその属性を得たという事はその子宮に居るフリーアローラもまた、クアンスティータの属性を得たという事になる可能性がある。
 今回はそれを試してみようと言うことになった。
 フリーアローラと言えば、鏡の力がある。
 攻撃をそっくり跳ね返す力を試してみようという事になった。
 つまり、カウンターで倒すという事だ。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話37

2016-11-23 10:13:46 | 日記
 ソナタは、セレークトゥース・ワールドの超自然とのアクセスに成功し、小さいながら、器を作り出した。
 ソナタは、
「で、出来た。出来たわよ、吟侍――って居ないか。もう、何でこんな時に居ないのよぉ~……」
 と興奮を隠せなかった。
 身体は小さいが、新しく出来た超ゴーレムの器は今までソナタが作ってきた器を遙かにしのぐ出来だった。
 戦わなくてもその凄さは十分に伝わって来た。
 ソナタとしては、それで満足だった。
 ソナタは、
「あ、私は、もう良いわ。じゃ、あんた、結着つけなさいよ」
 と言って、エカテリーナにバトンタッチした。
 エカテリーナは、
「言われるまでも無いわ。妾がけりをつけてくれる」
 と言った。
 エカテリーナもまた、フェンディナのように思うように力を発揮できない状態にあった。
 それと言うのも、クアンスティータの乳母にして摂政(せっしょう)のオルオティーナの古き力を貰ったは良いが、力が大きすぎて上手く引き出せずにいたからだ。
 今回は、その古き力を試しても良いのだが、その大きすぎる力に対して、相手の魔女ダニエラは余りにも小者過ぎる。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話36

2016-11-23 10:13:08 | 日記
 そんな彼女が試すのはCV4の力だ。
 CV4は声霊と呼ばれる4つの存在を呼び出し、器に憑依させ、ゴーレムとして操る能力だ。
 元々、吟侍達の育ての親、ジョージ神父から譲り受けた力でもあるが、惑星ウェントスへ来てからの周りの環境の極端なレベルアップにより、殆ど役に立たなくなってしまった力でもある。
 今まで作っていた器ではどうしても勝てない。
 そこで、ソナタは、このセレークトゥース・ワールドで新たな器を作ってみようと思ったのだ。
 器の作り方は様々あるが、もっともオーソドックスなのは、その場にある自然との契約によるものだ。
 基本的にセレークトゥース・ワールドに歓迎されていないソナタでは無理だと思われて来た事だが、今は、【クティータ地方】で【クティータ】の力を得てきている。
 多少とは言え、クアンスティータの力をまとう今の彼女であれば、セレークトゥース・ワールドの自然とのアクセスも可能では無いかと思ったのだ。
 その考えは間違っていなかった。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話35

2016-11-23 10:12:30 | 日記
 彼女は一瞬にして、魔女ダニエラを治した。
 魔女ダニエラは、
「何のつもりだ?」
 と言い、仲間の女性陣達からはブーイングが出た。
 だけど、レスティーは、
「結局、倒すんなら一時的に治しても良いじゃない。これは力試しなんでしょ。調治士の私は治すのが仕事」
 と言った。
 確かにこれは、それぞれの力の確認作業だ。
 調治士は治すものだと言われればその通りだった。
 何だか釈然とはしないものの、他の女性陣達は納得した。
 5番手はソナタだ。
 彼女も多くの力を手にしてきたが、やはり、フェンディナやエカテリーナと比べると力不足を否めない。
 何となく、劣等感を持ってこのセレークトゥース・ワールドの冒険に来ていた。
 クアンスティータ誕生事件の時は全く何も関われなかったという負い目もあった。
 だからこそ、人一倍、スキルアップには飢えていた。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話34

2016-11-23 10:11:44 | 日記
 4番手はレスティーだ。
 彼女は元々、調治士(ちょうちし)だ。
 調治士とは化獣(ばけもの)などの超越者達にとっての医者のような存在だ。
 相手を倒すという事には長けていない。
 だが、那絵を通して、彼女でもかなりの戦闘力を持ったという事は解った。
 そんな彼女が試したのは治療術だ。
 調治士である彼女は治すのが専門分野となる。
 彼女としては、その治す技能を試したかった。
 治療対象は、敵である魔女ダニエラだ。
 彼女は那遠の往復ビンタで負傷している。
 それを治す事にした。
 通常、調治士が対象者を治す時は対象者の体質などをかなり調べる必要がある。
 それは、人間を治すのと違い、治療対象者の体質などはそれぞれ全く異なるからだ。
 今回は、体質の全くわからない状態である魔女ダニエラを治せるかという事を見る事にしたのだ。
 全くわからない状態でも治す事が出来たら、それだけ、彼女の調治士としての力が上がったという事でもある。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話33

2016-11-23 10:10:52 | 日記
 結果、ファイヤーボール程度の威力では魔女ダニエラに傷一つおわす事は出来ないが、この戦いはあくまでも自身のレベルアップの確認が目的だ。
 倒すのは最後のエカテリーナに任せれば良い。
 力の確認を終えたステラは、
「私はこれで良いわ」
 と言って、次につないだ。
 3番手はフェンディナだ。
 彼女は元々かなりのポテンシャルを持っている。
 だが、セレークトゥース・ワールドでは上手く、そのポテンシャルを発揮できていなかった。
 本来であれば生身であっても相当な実力者なのである。
 気の弱さからその実力は発揮できずにいた。
 吟侍と共に冒険をしていくらか改善したものの、それでも生来の気の弱さは簡単には直るものではない。
 そのため、この力試しの戦いも控えめだった。
 彼女は防御能力を試したのだ。
 魔女ダニエラの攻撃をひたすら受ける、流す、受けるの繰り返しだった。
 今まで受け身だった彼女はどのくらいの力で相手の攻撃を防いできたかというのは感覚として持っていた。
 今回はどのくらいの感覚で防御できるかを見てみたのだ。
 ある程度、防御した後、フェンディナは、
「あ、もう大丈夫です」
 と言って次につないだ。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話32

2016-11-23 10:10:11 | 日記
 那遠は、
「あー、怖かった。やっぱり、私は戦いには向いてませんね。はい、タッチ」
 と言って、次にバトンを渡した。
 2番手はステラとなる。
 ステラは、かかしの力を試して見ることにした。
 かかしはステラが未来から持ってきた兵器であり、ガンマ線バーストも出せる力を持っている。
 元々が、クアンスティータの背中についている変幻自在の万能細胞、背花変(はいかへん)を研究して作られているため、その使用例はかなり広範囲にわたってあるのだが、対クアンスティータ戦ではまるで役に立たなかった。
 このセレークトゥース・ワールドでも何度か使用したが、ガンマ線バーストの勢いは、超急速に宇宙世界の抵抗にあい、枝一本焦がせないという状態だった。
 ステラとしてはこの火力を試してみたかった。
 彼女としては、マッチに火をつけた程度の気分で放ったのだが、ちょっとしたファイヤーボールくらいの威力として発動した。
 これは、セレークトゥース・ワールドの破壊エネルギーの吸収力から考えると相当なレベルであると言える。
 この状態で現界に戻った時、気をつけないと威力はガンマ線バーストどころの騒ぎではないという事が予想された。
 恐らくは超ガンマ線バーストどころではない破壊力があるだろうことは容易に想像がつく。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話31

2016-11-23 10:09:33 | 日記
 戦士ではない那遠とレスティーが戦いに加わるのは自分がどれだけ強化されたかを確認する意味でもある。
 1番手の那遠が前に出る。
 そして、
「戦いの素人ですが、よろしくお願いします」
 と言ってぺこっとお辞儀した。
 それを見た魔女ダニエラは、
「舐めてんのかい?こんな素人を私に向けるなんて」
 と怒りをあらわにした。
 だが、
「おーふくびんたぁ~……」
 とのかけ声で、びしびしびしびしと魔女ダニエラの頬を叩きまくった。
 魔女ダニエラは、
「ぶぶぶぶぶぶぶぶっぶぶうっっっっぶぶぶぶぶぶぶぶうっぶうぶっぶぶぶぶぶぶぶう……」
 と言って、みるみる頬が膨れあがった。
 魔女ダニエラは物理攻撃を完全防御するはずの魔法障壁を使っていたが、それをあっさり突破したのだ。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話30

2016-11-23 10:08:29 | 日記
 醜い本性を現す魔女ダニエラ。
 こういうキャラクターは早く倒さないと、ヒストリーエリアの浄化作用で勝手に浄化されてしまう。
 【泉に眠る少女姫】の泉に連れて行かれるのだ。
 良心の呵責を感じること無く、気兼ね無く倒せるという事で言えば、こういうキャラクターは大変ありがたい。
 クアンスティータの宇宙世界ではあまりこういうキャラクターは存在しない。
 どの存在も基本的には最強の存在クアンスティータの宇宙世界に存在しているキャラクターであるという誇りがどこかにあるからだ。
 だから、お手伝いという訳ではないが、クアンスティータの宇宙世界の浄化作業を代わりにやろうという事になった。
 何しろ貴重な憎まれ役のキャラクターだ。
 大事に戦わなくてはならない。
 力の確認をしたいので、最後の6番目の女の子が倒すという事にして、それ以外は倒さないというルールを決めて順番に戦っていく事にした。
 魔女ダニエラと戦う順番はじゃんけんで以下のように決まった。
 1番手 那遠
 2番手 ステラ
 3番手 フェンディナ
 4番手 レスティー
 5番手 ソナタ
 6番手 エカテリーナ
 最後になったエカテリーナは自分が倒せると思って喜んだ。

ファーブラ・フィクタ ウェントス編第004-05話29

2016-11-23 10:07:45 | 日記
05 女性陣達の戦い


 吟侍がハズレともなった魔女との戦いがあったように、別行動をしている女性陣達もまた魔女との戦闘があった。
 彼女達の前に立ち塞がった魔女の名前は、ダニエラ(Daniela)と言った。
 魔女ダニエラは魔女アーデルヘイトが吟侍にちょっかいをかけた様に女性陣達に因縁をふっかけてきた。
「通行料はあんた達の美貌だって言ってんだよ」(魔女ダニエラ)
「バカ言ってんじゃないわよ。殴るわよ」(ソナタ)
「貴様などに用はない。やられたく無くば、素直にここを通せ」(エカテリーナ)
「無理じゃない?素直な性格してませんって顔に書いてあるわよ」(ステラ)
「迷惑な魔女さんです」(那遠)
「戦う意味がありませんよ」(フェンディナ)
「あ、吟侍君の方でも魔女、一人倒したみたいよ。ここは力押しで良いんじゃない」(レスティー)
「身の程知らずの愚か者達だねぇ。素直に若さと美貌をよこせば死なずに済んだものを……」(魔女ダニエラ)
「女の子から美貌を捕ろうって方が間違ってんのよ。それで美しさを渡す女の子なんて1人もいないわよ」(ソナタ)
「そうだねぇ、一人もいないねぇ――だから私が無理矢理奪うのさ」(魔女ダニエラ)
「会話にならないわね」(ステラ)
「言っても解らんバカ者のようだ。妾が引導を渡してくれる」(エカテリーナ)
「ひぃっひっひっひ――引導を渡すのはこっちだよ」(魔女ダニエラ)
「お掃除しましょう」(フェンディナ)
「そうですね。不良品です」(那遠)
「私達も力試ししようよ」(レスティー)
「舐めるなよ、小娘どもがぁ~……」(魔女ダニエラ)